ボトルの存在感
オールドパーの誕生は1909年。
名前の由来は15世紀から17世紀にかけて生きたとされる伝説的な人物トーマス・パーという人物です。
その歳、なんとイングランド史上最長寿、享年152歳9カ月!
創業者のグリンリース兄弟はトーマス・パーの叡智をブレンド技術になぞらえ、ウイスキーに不朽の価値を与え、末永く後世に届けたいという想いを込めて、トーマス・パーの愛称である「オールドパー」と名付けたそうです。
オールドパーのボトルには、トーマス・パーの肖像画と生没年がデザインされています
グリンリース兄弟が考案した丸身を帯びた四角いボトルのクラックルパターンといわれる模様は、昔の陶製ボトルを模しているそうです。
このボトルはうまくバランスを取ると斜めに立つことができます。
(コンビニなどで販売のフラスクサイズはできません;)
昭和のダンディズムの1本
1873年に明治天皇に献上されてから日本の名士達に愛されています。
駐英大使経験がある吉田茂元首相もオールドパーを愛飲し、田中角栄が手土産持参で訪問した時には上機嫌でオールドパーをふるまいました。
角栄はそのことを佐藤栄作に知らせると、気に入られたからオールドパーを飲ませて貰えたと聞いて、生涯オールドパーを愛飲したそうです。
『鬼平犯科帳』などでおなじみの文豪・池波正太郎はオールドパーを一杯飲み仮眠し、目が覚めた夜から執筆していたと言う逸話があります。
昭和のダンディズムを感じさせるエピソードですね。
シリーズではこのブログで取り上げた「オールドパー 12年」と「オールドパー シルバー」の他、「オールドパー 18年」があります。
2019年に伝統を残しつつデザインが一新されました。
「オールドパー 18年」新発売 「オールドパー シルバー」「オールドパー 12年」新パッケージ 日本で愛され続けるスコッチウイスキーが、リニューアルして再登場
MHDモエヘネシーディアジオ株式会社のプレスリリース(2019年9月26日 17時00分)「オールド...