利用時間は午前9時から午後5時までで、園内での飲食や犬の散歩もできるそうですよ。 イギリス大使館から返還の敷地に「皇居外苑半蔵門園地」開園 ウィリアム皇太子の桜も|テレ朝NEWS
スペック
名前 | エンバシークラブ |
タイプ | ブレンデッド |
製造元 | インバーハウス・ディスティラーズ |
キーモルト | オールドプルトニー、バルブレア、アンクノック、スペイバーン、バルメナック |
ボトラー | グレン・カルダー・ブレンダーズ |
アルコール度数 | 40度 |
容量 | 700ml |
購入時価格 | 968円(税込) |
お値段はお手頃、味はそれなり
「エンバシー クラブ」は、インバー・ハウス・ディスティラーズ社が所有するウイスキーブランドの1つで、子会社のグレン・カルダー・ブレンダーズ社によって輸出用に生産されています。
インバー ハウス ディスティラーズ社は、1964年にフィラデルフィアに本拠を置くパブリッカー インダストリーズの子会社としてスタートしました。
現在はシンガポール上場のタイ・ビバレッジ・パブリック・カンパニー・リミテッド(ThaiBev)社の国際部門であるインターナショナル・ビバレッジ・ホールディングス(InterBev)社の完全子会社となっています。
ブレンドの中身はバルブレア、スペイバーン、プルトニー、ノックドゥー、バルメナックといった蒸留所のグレーンウイスキーとモルトウイスキーと言われています。
古典的なモルトウイスキーとグレーンウイスキーのブレンドで、オーク樽で36ヶ月以上もの長い時間、木との接触は特徴的な色調を作り、風味が熟成していきます。
クラシックな形状と長い首のボトルに入れられ、青いキャップで仕上げられ、透明なガラスには「Product of Scotland」の文字と、王冠や剣などのシンボルがエンボス加工で施されています。
ラベルは濃い青地に金色の文字、スコットランド王家のレッドライオンのような紋章。
全体的にとてもエレガントで、洗練された雰囲気を醸し出しています。
世界中のウイスキーを愛する人たちへ広める宣伝者であり、大使の任務を名前に持つ「Embassy Club」。
非常にリーズナブルな価格で好まれているウイスキーです。
飲んでみた感想
香り
オレンジピールのような香りと、墨汁やニスが混ざったような匂いがしますね。
遠くの方で髪の燃えカスみたいな匂いもちょっぴり感じます。
そしてちょっとピートなのかな、そういったスモーキーさが少しだけしてるように思えます。
刺激はありますが柔らかめです。
ストレート
まず甘味なんですけど、そのすぐ後から辛味、苦味、塩味が猛スピードで追っかけてくるような、そんな味わいです。
適度なアルコール刺激もあって、後味はやはり甘味ですかね。
甘味で始まって甘味で終わるという感じですけど、その中間は強烈な辛味や苦味、塩味などがというちょっと複雑な味わいです。
加水
まずはほんの少しだけ水を足して飲んでみます。
アルコール刺激と辛味はかなり引っ込んで、甘味が前に出てきました。
そして緩やかに苦味と塩味がやってきて、後味にちょっとだけ本当にちょっとだけスモーキーさがあるように思えます。
トワイスアップ飲んでみます。
かなり薄まった感じで物足りなさはあるんですけど、程よく甘味があり飲みやすくなりました。
これだとアルコール刺激は辛味、苦味だとはほとんど無くて、ずっと飲める感じです。
ただし味は全体的にちょっとぼやけたかな。
オンザロック
濃厚なはちみつのような甘味とコクがあります。
でも、その後からずっしりとした苦味とちょっぴり辛味がやってきて、飲み続けていると甘味はだんだん薄まっていくように思えます。
最初の一口はとても美味しくいただけたんですが、その後氷が溶けて薄まったってのもあるかもしれませんけどちょっと味わいが変化したように思えます。
水割り
トワイスアップで飲んだ時と同じようにちょっとぼやけた感じというか薄まった感じがします。
そしてこの水割りで飲むとウイスキーの味わいっていうのが、ちょっと弱くなった気がするんですね。
焼酎やウォッカジンなどと区別するのがちょっと難しいかなっていうぐらい一般的なスピリッツの味わいに近くなってます。
何も知らされずにこれは何のお酒でしょうって出されたら、もしかすると「ウイスキーですね」って答えられないかもしれません。
そんな味わいでした。
ハイボール
どちらかというと苦めなフルーティーハイボールという感じなんですけど、飲み進めていくと甘味もしっかりあって適度に酸味もあり割と美味しくいただけます。
このフルーティーさというのはりんごとイチゴの中間のような感じでしょうかね。
後味には酸味が残りました。
ウイスキーミスト
先ほどのハイボールよりもちょっと締まった味わいになってますね。
締まったというのはすごく抽象的なのでもう少し具体的に言わないといけないですね。
甘味はしっかりあって程よい酸味そしてほんのりスモーキーな味わいになりました。
ただしハイボールよりも、クラッシュアイスのウイスキーミストの方が雑味をちょっと感じるような気がしますね。
ソーダ割りにするなら大きめの氷の方がいいかもしれません。
総評
実はこのウイスキーのテイスティングをするのは2度目です。
1回目に飲んだ時にはほとんどの飲み方であまり美味しく感じなかったんですね。
その時の評価があまりにもひどすぎたんで、体調の問題とかそういうこともあるかなと、もう1回飲み直してみました。
実際、過去のテイスティングでもやり直したら、かなり違う味わいに感じたことがあったんですね。
今回も前回体調が万全ではなかったかもしれない、という反省もあり飲み直した結果、かなり評価が向上しました。
1000円前後で買えるウイスキーとしては標準的なレベルだと思います。
ものすごく美味しいとか、とんでもなくまずいとかもなく、1000円くらいで買えるウイスキーの平均的な味わいかな。
ただし1回目と2回目の評価があまりにも違うというのは体調などの違いもあるとはいえ、どのウイスキーでもあり得ることなので、その辺でうまい、まずいと分かれてしまう可能性があります。
もう少し値段が上のものとか、同じ1000円台でも定番的に美味しいよっていうウイスキーは体調によってあまり変化しないんですね。
ちょっとした体調などのコンディションで味の感じ方が変わるということが無くは無いことをご理解ください。
2度目のテイスティングでは美味しくいただけたと思います。
甘味
酸味
苦味
辛味
燻味
塩味
刺激
コク
お気に入り度