
スペック
名前 | ブラックボトル 10年 |
タイプ | ブレンデッド |
製造元 | ゴードン・グラハム・アンド・カンパニー社 |
キーモルト | ブナハーブン |
アルコール度数 | 40度 |
容量 | 700ml |
購入時価格 | 3,278円(税込) |
濃厚な甘味と備長炭のようなスモーキーさ、余韻に残る酸味
ブラック ボトルは、アバディーンの紅茶商人で、ウイスキーのブレンドにも手を広げていたグラハム3兄弟(チャールズ 、ゴードン、デイヴィッド)によって 1879 年に発売されました。
当初は黒いガラスでブレンドされていましたが、これはドイツから輸入されたもので、1914 年に第一次世界大戦が勃発した時には緑色のガラスに切り替えていたこともありました。
ブラックボトルは地元のアバディーンシャー以外でもファンを獲得し始めると、1959 年にロング ジョンのブランドを所有する米国のシェンリー インダストリーズ社がゴードン グラハム社を買収したため、一家の経営は放棄されました。
グラハム家の時代のブラッ
ク ボトルに付随していた伝統的なフルボディの特徴はほぼ完全に消えてしまったと言われています。
1990年からブラック ボトルはアライド ディスティラーズ リミテッドの手に渡り、同社はその品質と評判の回復に大きく貢献しました。
その後、1995 年にブラック ボトルはハイランド ディスティラリーズ リミテッドに買収されました。
マスターブレンダーのイアン・マクミランが「ブラックボトルはアイラ島でその魅力を見失った」と語り、北東部のルーツに戻す試みをしました。
彼らはアイラ島のすべての蒸留所のモルトをブレンドレシピの中心に据え、「アイラ島の心を持つ最高級のスコッチウイスキー」というスローガンを掲げました。
幾度かの蒸留所の買収を重ね、現行ブレンドは2013年に誕生します。
オーナーであるバーン・スチュワート・ディスティラーズは、ブランドの特徴であるアイラ島の影響を抑え、レシピにスペイサイド・モルトを多く導入し、ブラックボトルを北東部のルーツに近いものに戻しました。
アイラ島の要素はブナハーブンが中心です。
「ブラックボトル 10年」は、アイラ島のエッセンスを大胆に取り入れています。
アイラ島のスモーキーで海からの潮風を感じさせる特徴的で、アロマが豊かなピートスモークとオークの香りに包まれています。
飲んでみた感想
香り
スクリューキャップを開けた瞬間スモーキーな感じがしたんですよ。
で、実際グラスに注いだものを嗅いでみたらやはりスモーキー。
炭火焼きのような匂いかな。
え?・・・何の炭火焼き?
そうですね、うなぎとかではなく、牛肉のカルビとかを炭火焼きにしてる時のような匂いですかね。
6、7人で炭火焼肉のテーブルを囲んで全員が大ジョッキビールを飲み、さらにそこにキムチかなんかあるような雰囲気を想像してみてください。
しかもこれ半端な炭ではなくて、備長炭みたいなしっかりした本物の炭を大量に燃やしてる感じです。
ここまでしっかりスモーキーさを感じていて飲んでみたら全く違うとしたらがっかりですが、どうでしょう・・・。
ストレート
期待に違わずスモーキーです。
ピート、日本語で言うと泥炭。
僕もよくわからないんですけど。
知ったかぶりして言うと土の中で石炭になりきれていないやつみたいなもんだと思っているんですが、「ブラックボトル 10年」のスモーキーさは石炭より木炭ですね。
香りのところで言った炭火焼きっていうところに繋がるんだと思いますけど。
スモーキーさ以外のところだと、甘味と辛味がしっかりあります。
塩味もそこそこあってバランスはグッド!
僕の個人的な好みの味です。

加水
まずは少しだけ水を加えて飲んでみます。
ストレートで飲んだ時にも無かったわけではないんですけど、苦味が少し前に出てきました。
ちょっぴり水を加えた方がストレートで飲む以上にスモーキーさが直球で味わえるんじゃないでしょうか。
もう少し水を加えてトワイスアップにしてみます。
甘みが引き立ってきました。
そしてスモーキーさが少し酸味寄りになってきてますかね。
うっすらと苦味が良く残ります。

オンザロック
かなり昔に飲んだ記憶でうっすらなんですけど、ブランデーベースの梅酒の記憶が蘇ってくるんですよ。
本坊酒造の「上等梅酒」とか、チョーヤの「エクセレント」あたりですかね。
このcask.blueをやるようになってからウイスキー以外のお酒をほとんど飲まなくなってしまったので、もう4年以上前になりますかね。
その頃、水戸の偕楽園で開催されていた梅まつりの中で梅酒祭りに何度か行きました。
その時に飲んだブランデーベースの梅酒に近い味わいだと思うんですよ。
濃厚な甘口で、酸味がきいていて、スモーキー。
おそらくおぼろげな記憶の梅酒より、この「ブラックボトル 10年」オンザロックの方がより濃厚だと思います。

水割り
普通の水割りというか、一般的に考えるウイスキーの水割りですね。
少し美味しいはちみつを加えたような甘味があります。
後味に酸味とスモーキーさがありますけど、口に含んで飲んでいる間はまろやかな甘味がメインに味わえますね。

ハイボール
今までも他のウイスキーでもフルーティーでスモーキーなハイボールと言ってきたことなんですけど、このウイスキーで特筆すべきは上質な蜂蜜のような濃厚な甘味ですかね。
だけど慌ててサクッと飲むとレッドブルかなっていう味わいにもなるんですよね。
別にレッドブルがうまいとかまずいとかそういう話ではなくて、感覚的なものです。

ウイスキーミスト
スモーキーなハイボールを飲みたかったら、小粒なクラッシュアイスでソーダ割りにした方がいいと思います。
甘口ですし、塩味や酸味もそれなりにしっかりあるんです。
とにかく、ウイスキーミストだとスモーキーさが引き立ってきますよ。

総評
甘口でスモーキーなウイスキーだと思います。
ブラックボトルのシリーズの中にスモーク&ダガーもありますけど、それとはまた違った感じのスモーキーさなんですよね。
スモーク&ダガーは木炭のような、スモーキーさなんですよ。
もう少し安めのというか、お手頃な価格で手に入るブレンデッドウイスキーに「ベル」がありますけど。
僕はその「ベル」にほんのちょっと感じるスモーキーさみたいなのがあって、前に石炭のようだと言った気がするんですけど、限りなくそれに近いです。
というかそれをもっと大げさにした感じですかね。
でも「木炭と石炭って違うよね?」って方もいると思うんですが、その辺はあまり気にしないでください。
飲み終わって少し時間を置くと酸味がなんか残るんですよね。
決して嫌な感じではなくて心地よい酸味です。
そんなこと言いながら、残っていたウイスキーミストを今、口にしたんですけどやはりスモーキーで甘口。
甘味
酸味
苦味
辛味
燻味
塩味
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コク
お気に入り度