ブラックボトル アイランドスモーク

ブレンデッド
「ブラックボトル」なのにグリーンのボトルだった時代があったんだって
今はまた黒に戻ったけどね!
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スペック

名前ブラックボトル アイランドスモーク
分類スコッチウイスキー
タイプブレンデッド
製造元ゴードン・グラハム社
キーモルトブナハーブン
アルコール度数46.3度
容量700ml
購入時価格3,948円(税込)
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レビュー

ピーテッドモルトとアンピーテッドグレーンのバランスが絶妙!!

グラハム3兄弟(チャールズ 、ゴードン、デイヴィッド)は、もともと紅茶を製造していました。
ゴードン・グラハムが持つ、ティーブレンディングの才能が、ウイスキーのブレンディングにも活かされ、アバディーンシャー地域のモルトウイスキーとグレーンウイスキーをブレンドして独特のコクとわずかにスモーキーが特徴のウイスキーを作り出します。

すぐにこの地域やその周辺で有名になり、1879年アバディーンに本拠を置くゴードン・グラハム社が誕生。
やがて、東海岸の漁師たちが長期の船旅で愛飲するようになり、ウイスキーの人気は広がっていきました。

ブラックボトルの名前は、ドイツの黒いガラスをベースにしたオリジナルのボトルデザインと、伝統的なポット型ウイスキー スチルを模したことに由来しています。
1914年の第一次世界大戦の勃発により、ドイツからの調達が難しくなり、緑色のガラスに切りかえました。

1959年、ロングジョン・ブランドを所有する米国のシェンレー・インダストリーズ社がゴードン・グラハム社を買収し、同族経営から脱却しました。
結果、ブラックボトルは単なるブレンデッドウイスキーになり、残念ながらあまり洗練されていないウイスキーになってしまったという逸話が残っています。
グラハム社時代の伝統的なフルボディの個性は、ほぼ完全に失われてしまいました。

ブラックボトルは1990年、アライド・ディスティラーズに買収され、1995年に同社はハイランド・ディスティラリーズに売却されました。
ハイランド ディスティラリーズ社は、7つの蒸留所のアイラモルトを中心にブレンドするという大胆な決断を下し、スローガンに「アイラの心を込めた最高級スコッチ ウイスキー」を掲げます。
ハイランド・ディスティラリーズ社は1999年にエドリントン・グループの傘下に入り、その4年後にはブナハーブン蒸溜所とブラックボトル・ブランドがバーン・スチュワート・ディスティラーズ社に売却されました。

2003年にバーン・スチュワートに売却され、さらに現オーナーのディステルに買収された後の2013年、再びレシピを激しく変更。
今に続く「ブラックボトル」は、以前のアイラ7つの蒸留所から脱却。
原点回帰、ゴードンの味に近づけることに焦点を合わせ、スモーク感を抑え、アイラウイスキーの比率をかなり抑えることに決定したのでした。
このリニューアルを記念して、ついに黒いガラス瓶に戻されました。

ブラックボトルの創業から140年後の2021年初頭。
グラハム兄弟と彼らの未知への旅に敬意を表し、「#1ダブルカスク」と「#2アイランドスモーク」というブレンデッドスコッチウイスキー2種類を「アルケミーシリーズ」と銘打ってをスタートさせました。
「アルケミーシリーズ」は、ノンチルフィルタード、アルコール度数46.3%でボトリング。
両商品とも、スコッチ・ウイスキー・マスターズで「マスター」賞を受賞するなど、すでに高い評価を得ています。

「アイランドスモーク」はピーテッドアイランドモルトとアンピーテッドグレーンの完璧なバランスで、ピートファンのための1本、と意識させてくれます。
アイランドスモークのモルト成分には 20種類以上の原料が含まれており、ピーテッドモルトが豊富に含まれて、グレーン成分と調和してウイスキーの口当たりに絶妙なバランスを与えています。

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テイスティング

香り

麦茶のような匂いがしますね。
まあウイスキーも原料は麦ですから、そういう匂いがして当然といえば当然なんですけど、案外、他のウイスキーでは感じなかったんですよ。
またちょっぴりビールっぽい香りでもありますね。
そして奥のほうではピートがしっかり香っています。
さらに言うと、とても上品なそばつゆのような感じもちょっぴりあるんですよね。
黒糖のような渋い甘味を感じさせる匂いもしてます。
甘味と塩味があってスモーキーというものを期待させる香りです。

ストレート

塩味は確かにありますし甘味もあります。
でも苦味も結構強いかな。
そして適度な辛味。
後味はスモーキーです。

加水

まずはちょっぴり水を加えて飲んでみます。
甘味と辛味は少し引っ込みました。
苦味とスモーキーさはしっかりあるんですが、それに加えて巨峰のような渋めなフルーティーさが出てきましたよ。
ストレートで飲むより、しっかりスモーキーな味わいです。

もう少し水を加えてトワイスアップにしてみます。
甘くてスモーキー。
塩味や辛味そして酸味が適度にあって苦味はどちらかと言うと後味にあるのかな。
トワイスアップだととても飲みやすくなりました。

オンザロック

「あ、甘みと塩味だ」と感じている間に、苦味と燻味がそれを追い越していくといった味わいです。
とてもコクのある美味しいオンザロックですよ 。
確かにスモーキーではあるんだけど、それ以上に本質的なウイスキーのおいしさが前に出てきていると思います。

水割り

とっても優しい味わいになりました。
おいしい水にウイスキーの持つ甘味が加わって、後からちょっぴり苦味が出てきて、なおかつスモーキーさがちょっぴりあるという感じですかね。
少し濃いめの水割りにするとスモーキーさが少し強まるんですけど、とっても軽やかでやっぱり優しい味わいですね。
飲みやすいです。

ハイボール

甘味、酸味、辛味のバランスが絶妙です。
普通の強炭酸水で割っただけなんですけど、まるでジンジャエールで割ったんじゃないかなっていうくらいの味わいになっています。
スモーキーさが軽やかな酸味に変換されているように思います。

ウイスキーミスト

ジューシーでフルーティーで美味しい!
まるでアップルソーダを飲んでいるような感覚で飲めてしまいます。
ピートがある程度効いているのが、フルーティーな酸味になっているんじゃないかと思います。
クラッシュアイスでソーダ割りのウイスキーミストにすると、かなりクオリティが上がりますね。
僕はこのウイスキーミストだけで言ったら95点ぐらいはつけますね。

総評

アイランドスモークというネーミングのとおり、確かにピートが効いていてスモーキーではあるんですけど、どちらかと言うとスペイサイドを含むハイランド系の甘味主体な味わいを感じました。
構成する原酒は分からないんですけどアイラ系のスモーキーさを期待すると裏切られるかもしれません。
そういう先入観なしに飲めばかなり美味しいウイスキーだと思いますね。
飲み方によって変化していく味わいもとても楽しめました。
もし、入手できるのであれば一度飲んでみてはいかがでしょうか。

チャートと点数

総合点

85点 / 100点

コスパ
2.5
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