ブラックボトル

ブレンデッド
紅茶のブレンダーがウイスキーのブレンダーになる確率高いね
スポンサーリンク

スペック

名前ブラックボトル
分類スコッチウイスキー
タイプブレンデッド
製造元バーン・スチュワート・ディスティラーズ社
キーモルトブナハーブン
アルコール度数40度
容量700ml
購入時価格1,980円(税込)
¥3,630 (2023/01/20 17:02時点 | Amazon調べ)

レビュー

見た目や情報に踊らされずに飲んでみてほしい

チャールズ、デビッド、ゴードンのグラハム3兄弟は財を成すために、トーフィンズという田舎の村を離れて、スコットランド北東部のアバディーンシャーという景気の良い港町に向かいました。
彼らは紅茶のブレンダーとしてすぐに有名になりましたが、全く異なる飲み物、ウィスキーに目を向けました。

ゴードン・グラハムは、ティーブレンダーとしての卓越した才能を活かし、アバディーンシャー地方の最高級モルトウイスキーとグレーンウイスキーを選び、それらをブレンドすることで、非常に個性的なウイスキーを生み出しました。
独特の豊かさとわずかなスモーキーさを持つ、他に類を見ないブレンドで、家族や友人のために作られたものでしたが、たちまちこの地域で有名になりました。
1879年、「ブラックボトル」の誕生でした。
このブレンドは、当時「ゴードン・グラハムのスペシャル・リキュール・ウイスキー」として知られ、陶器のボトルや5ガロンの瓶で販売されていました。
他のブレンドウイスキーと一線を画すため、当初黒いガラスで提供されていましたが、これはドイツから供給されていたもので、第一次世界大戦の勃発により緑色のガラスへ切り替えることになってしまいます。

1959年、米国のシェンリー・インダストリーズ社がゴードン・グラハム社を買収することにより、一族の経営権が無くなりました。
すると「ブラックボトル」はすぐに単なるブレンデッドウイスキーになってしまい、ゴードン・グラハム社の時代に見られた洗練さた伝統的なフルボディの特徴はほとんど見られなくなったそうです。
1990年以降、「ブラックボトル」はアライド・ディスティラーズ社の手に渡り、品質と評判の回復に努めます。
1995年、ハイランド・ディスティラーズ社に買収されました。
「アイラ島を中心とした最高級スコッチ・ウイスキー」というスローガンを掲げ、アイラ島の7つの蒸溜所のモルトをブレンドレシピの中心に据えるという大胆な手法に出ました。
ラフロイグやアードベッグなど、アイラの特徴であるフェノール系のモルトを使用していましたが、ブレンドの中心となったのはライトピーテッドのブナハーブンでした。
ハイランド・ディスティラリーズ社は1999年にエドリントン・グループの傘下に入り、その4年後にはブナハーブン蒸溜所とブラックボトル・ブランドがバーン・スチュワート・ディスティラーズ社に売却されました。

マスターブレンダーのイアン・マクミラン氏が「ブラックボトルはアイラ島で自分を見失ってしまった」と宣言していたのにも関わらず、バーン・スチュワート・ディスティラーズ社はルーツであるハイランドに戻る必要があると判断するまで、アイラ島を中心としたブレンドを継続していました。
さらにマクミラン氏は「ブラックボトル」の高い品質を維持しつつ、本来の姿に戻すことが課題でした。
ブレンドのスモーキーさと本来の豊かさとのバランスをとるために、それぞれの成分で風味を作り出したいと語っていました。

ようやく原点回帰を目指し完成したウイスキーは、ウイスキーの個性にぴったりで、創業者の勇敢で妥協しない性格を反映しているグラハム家のデザインを基にした、レトロデザインが人目を引く、黒いガラスボトルに再び収められることになりました。

スポンサーリンク

テイスティング

香り

バニラのような甘い香りとバラの花みたいな匂い。
僕が前に使ったことがある車用の液体ワックスの臭いにも近いかな~と感じて気を抜いたときにレーズンのような匂いしました。
ずっと鼻を近づけていくとビニールを焦がしたような匂いもしてきて、ローストしたアーモンドのような香ばしい香りもします。
いろんな匂いがして迷ってしまいますね。

ストレート

甘辛いです。
どちらかと言うと甘味が勝っているんですけど、程よい辛さもあって割とライトな飲み心地ですかね。
口当たりは柔らかいと思います。
後味にちょっと苦味があるんだけど、これも程よいですね。
うっすらとピートを感じます。

加水

始めにちょっとだけ水を足してみます。
ストレートで飲んだ時よりも辛味や苦味を強く感じてきました。
後味に甘味はあるんですけど、どちらかと言うと辛口。
水を加えたのにアルコールの度合いが増したような気がします。
ちょっと不思議な感じですね。

トワイスアップにしてみます。
ここまで水を加えても決して薄まった感じがなくて、しっかりとした奥行きがあって飲みやすくなりました。
後味はちょっぴりスモーキー。

オンザロック

甘じょっぱいですね。
塩気を感じます。
そしてスモーキーな感じが強まってきたかな。
後味はかなり甘いんですけど印象としてはややビターな方が強いですね。

水割り

すっきり飲みやすい。
そして他のウイスキーでも何度か同じようなこと言ってますが、おいしい水という感覚です。
もしかすると水割りにした時に美味しい水を感じるというのは良いウイスキーの条件なのかもしれないなと感じてしまいます。
ウイスキーに慣れてない人でもこれはグイグイ飲めちゃうんじゃないですかね。
もっと言っちゃうと蒸留酒が苦手って言う方でも全く問題なく飲めちゃうと思います。

ハイボール

オレンジサワーって言う感覚で飲めますね。
適度な酸味があって苦味も軽くある。
案外、甘さは控えめなのかな。
ウイスキーをハイボールにして飲んでいるという味わいとちょっと違う感じもするんですよね。

ウォッカをいろんなもので割って飲んでいた時にやっぱりグレープフルーツジュースとかオレンジジュースとかで割ってみてこんな味になったような気がするんですよね。
(これってスクリュードライバーやソルティドッグですね)
その時の感覚でウイスキー感がちょっと薄いのかな。
飲みやすいといえば飲みやすいです。

総評

個人的にはストレートで飲むのがおすすめかなと思いました。
飲みやすいんですよね、甘口だしコクもしっかりあって軽やかに飲める。
水割りやハイボールにすると軽くなりすぎちゃうと言うか、ウイスキーという感じが薄くなっちゃうんですよ。

正直ストレートで飲んだ瞬間に良い意味で期待を裏切られました。
今回のテイスティングの前にハイボールでだけちょっぴり飲んだんだけど、その時は可もなく不可もないウイスキーだなと思ったんですよ。
今日初めてストレートで飲んで正直美味しいと思いました。
あとオンザロックもそれなりにいけると思います 。
しょっぱい感じが好みの方はオンザロックもいいんじゃないでしょうか。

テイスティング前にネットや店先にあるいろんな情報を見て、スモーキーだとかピートが効いてるとかの情報が多かったので、かなり期待していたんです。
が、実際飲んでみるとちょっと違う。
どちらかと言うと甘口で軽やかな飲み口を堪能させて頂きました。
あの情報は、元の姿に戻ろうとする前、グリーンのボトルの頃の話だったんでしょうか。
2000円前後で買えるので普段飲みの一本としてもいいんじゃないでしょうかね。

チャートと点数

総合点

85点 / 100点

コスパ
3.0
¥3,630 (2023/01/20 17:02時点 | Amazon調べ)
タイトルとURLをコピーしました