大当たり!!
スペック
名前 | アイラミスト オリジナル ピーテッド |
タイプ | ブレンデッド |
製造元 | マクダフ・インターナショナル |
キーモルト | ラフロイグ |
アルコール度数 | 40度 |
容量 | 700ml |
購入時価格 | 1,850円(税込) |
ピーティなブレンデッドウイスキーの先駆者
1927年にアイラ島の領主ヒュー・モリソン氏が息子であるジョン・グランビル・モリソンの成人を祝うために、イアン・ハンターによってラフロイグ蒸留所でつくられたのが始まりです。
ハンター氏は、地元のシングルモルト・スコッチであるラフロイグでは重すぎて、招待客の好みに合わないと考えられたため、ラフロイグといくつかの有名なスペイサイドモルトとグレーンウイスキーをブレンドした、個性的なスコッチが誕生しました。
ピート、スモーキーさ、磯の香りと、スペイサイド・モルトに見られる滑らかで甘い香りが見事に調和したのです。
最終的な選択の前に行われた倉庫での試飲会で、モリソンは1本を選んで「これでみんなイアンの霧に包まれるだろう」と言ったがこれに対して、ハンターは「アイラ島の霧のようなものだ」と答えたそうです。
おそらく、ラフロイグを土台にした最初のブレンデッド・スコッチで、芳醇なオーク感のあるモルトにバランスのとれたスモーキーさとピートの香りが特徴的。
最近多く見かけるピートの効いたブレンドの先駆けでしょう。
このブランド「アイラミスト」は、1992年にアライド・ライオンズ社からマクダフ・インターナショナル社に買収されたました。
その後、より幅広い市場にアピールするために、新しい商標、デザインで完全に生まれ変わりましたが、今でもラベルにはアイラ諸島の領主の印が押されています。
モルトウイスキーとグレーンウイスキーを別々に蒸溜し、熟成の段階で混ぜ合わせ、オーク樽で最低3年間熟成させます。
飲んでみた感想
香り
まずアルコール刺激から来ますね。
芳香剤とペンキの匂いが混ざったような匂い。
遠くのほうから紅茶のような香りもします。
しばらく嗅いでいるとピートも香ってきます。
そしてバターのような匂い・・・焼きたてのクッキーみたいな香ばしさも感じます。
ストレート
甘苦いです。
スイートでビターです、これは。
後から辛味もやってきます。
カーッと喉が焼けるような感じがするんですけど、これが絶妙に良い刺激なんですね。
ピートのスモーキーさが渋く感じます。
後味には甘味がしっかりありますね
香りの時に感じた焼きたてのクッキー感が程よく味わえます。
飲みやすく、スーっと飲めてしまいます。
加水
少しだけ水を加えた状態で飲んでみるとスモーキーな味わいです。
このピーティな感じはいかにもアイラですね。
ストレートの時よりもその辺が強く感じられるます。
もう少し水を加えてトワイスアップぐらいにして飲んでみますよ。
ストレートの時に感じた甘味が引っ込んで、「辛い」「苦い」が強くなった気がします。
とてもコクがあって飲みやすいですね。
水を加えても全く薄まった感じがしなくて、むしろ味わい深くなったように思います。
オンザロック
辛口で塩気もあってピートが効いてる、そしてオイリーです。
ウイスキーにエクストラバージンオリーブオイルを垂らしたっていう感じですかね。
後味で甘さが見え隠れしてる感じがするんですけど、それでも辛味や塩味の方が強いかな。
ローストアーモンドみたいな香ばしさも感じられます。
ここまで飲んだらおつまみにミルクチョコレートが欲しくなりました。
水割り
いきなり甘口なウイスキーになりました。
グイグイ飲めちゃう感じですよ。
後味にスモーキーさがあるんだけど、「辛み」「苦み」などはかなり弱くなってます。
スモーキーなウイスキーに慣れていない人はこのアイラミストの水割りからいってみるのもいいんじゃないでしょうかね。
かなりオススメです。
ハイボール
モーキーで甘口っていうものを求めてる人にピッタリなんじゃないでしょうか。
後味に苦味と塩味が感じられます。
何口か飲み進めていくとフルーティーさも感じられますね。
キウイフルーツとかグレープフルーツのような感じ。
スイートスモーキーなハイボールでした。
総評
このアイラミストオリジナルピーテッドはいろいろなウイスキーを買ったついでと言うか、送料を無料にするために値段合わせで買ったという。
本当についでの買い物だったんですけど・・・実は大当たりでした。
今回購入した価格が税込で1850円。
これなら普段飲みでもいけるかなっていう価格なんですね。
僕としては普段飲んでるベルに加えてこれも常備しとこうかなと思えるウイスキーです。
ブレンドの比率はよくわからないんですけど、グレーン比率はかなり高いような気がします。
以前クランスマンを紹介しましたけど、それに通じる感覚ってのがあるんですね。
クランスマンはモルトよりグレーンの方が比率として多いウイスキーでしたから。
アイラミストの裏を見てます・・・感は当たっていたようです。
原材料名のところには「グレーン、モルト、カラメル色素」と書いてあります。
普通、ここには含有量の多い順に書かれているはずですから、モルトよりグレーンのが多いということですよね、これは。
先にここを見てたらどう感じたか分からないんだけど、クランスマンを思い出して初めてアイラミストの裏ラベルを見て見事に当たってたので、自分でもビックリ!!
いずれにしてもこれは結構おいしいウィスキーでした。
甘味
酸味
苦味
辛味
燻味
塩味
刺激
コク
お気に入り度