ハディントンハウス

ブレンデッド
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スペック

名前ハディントンハウス
タイプブレンデッド
製造元アンドリュー・D・トムソン
アルコール度数40度
容量700ml
購入時価格1,087円(税込)
ハディントンハウス

これほんとにこの値段でいいの?!

「ハディントンハウス」はアンドリュー・D・トムソン社が製造する輸出用ブレンデッドスコッチウイスキーです。
アンドリュー・D・トムソン社は1970年グラスゴーに設立された企業です。
日本へはクオリティ スピリッツ インターナショナル社を通して輸出されています。

スペイサイドとハイランドのモルトウイスキー、そしてローランドのグレーンウイスキーをバランスよくブレンドして、甘いリッチな味わいに深い味わい、すっきりとしていて、余韻にほのかな甘味が続きます。

世界で誰よりも多くの蒸留所を訪れたと言われるウイスキーライター、ジム・マーレーの著書に3,850種類のウイスキーをテイスティングした「ウイスキー・バイブル」があります。
独自の採点方法で、ノーズ(香り)、テイスト(味)、フィニッシュ(余韻)、バランスの4つのカテゴリーを各25点満点(トータル100点満点)でウイスキーを採点。
「ウイスキー・バイブル2009年度版」において、「ハディントンハウス」は100点満点中85.5点という同じ価格帯のブレンデッドウイスキーと比較しても高い評価を受けました。
「口中みずみずしく、且つデリケートなウイスキーである」と一言コメントしています。

「ハディントンハウス」はアンドリュー・D・トムソン社の主力商品です。
過去に幾度かのボトル、ラベルデザインの変更を重ねていますが、中身に大きな変更は無かったと思われます。
インターナショナル・ワイン&スピリッツ・コンペティション(IWSC) の2013年、2015年において銀賞、2019年には銅賞を獲得しています。

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飲んでみた感想

香り

バニラや蜂蜜メープルシロップのような甘い香りと、スペアミントのような、ちょっとだけピリッとした匂いが一緒にします。
このウイスキーの値段が分かっているだけに、おや?って思いました。
もっと高級なウイスキーを連想させる香りなんです。
甘口な優しい口当たりを想像してしまいますよ。

ストレート

香りで想像したほどの甘さではないにせよ、程よく甘味があり、そして適度な塩味、さらにほんのりと酸味が感じられます。
嫌なアルコール刺激はほぼないので、飲みやすいですね。
辛味や苦味もあるにはあるんだけど、本当にうっすらとです。
値段が1000円前後のウイスキーと知らずに飲んでいたら、おそらく3000円前後、もしくはもう少し上のクラスのウイスキーだと思うかもしれない・・・もちろんあくまでも僕の味覚でということですけどね。
いずれにしても、まろやかで口当たりのいい飲み心地で個人的にはとても美味しいと思います。

加水

まずは少しだけ水を足して飲んでみます。
ストレートよりも甘さは控えめになりました。
塩味と酸味がバランスよくきいていて、辛味が加わったかな。
とても口当たりよく飲みやすいですね。

もう少し水を加えてトワイスアップにしてみます。
ウイスキーと水を1対1にしたんですが、全体的に味がぼやけて苦味がちょっぴり前に出てきた感じですかね。
甘さはかなり控えめになってます。
ストレートや水をちょっとだけ足した時は塩味や酸味もバランスよかったんですけど、かなりぼやけてきて雑味が強くなりました。
僕は「少しだけ水を足した」方が好みにあっているかな?

オンザロック

スイートソルティという感じですかね。
いやソルティースイートかもしれないな・・・。
ともかく塩味と甘味がしっかりきいていて飲みやすいですよ。
コクというか、奥行きも感じられてじっくり美味しく飲んでいけるオンザロックだと思います。
後味に程よい苦味と、ほんのわずかなスモーキーさがあります。
嫌なアルコール刺激は限りなくゼロに近いです。
何の抵抗もなくすんなりと飲める、かと言って物足りなさも無く、とても飲みやすいオンザロックかな。

水割り

やや甘口で、ちょっぴりミントのようなピリッとした辛味があります。
これも嫌な刺激はなくて、飲みやすいことは飲みやすいんですが、ちょっぴり薄まった物足りなさがありますね。
氷で冷やして水で薄める、というのがそのままぼんやりとした味わいにつながってしまってますかね。
正直言って僕の感覚ではこのぼやけた味わいだと美味しく感じられません。
ただし飲みにくいわけではないので、これはこれで不味いわけではないんですけど。

ハイボール

いちごのような甘味と酸味があってフルーティーなハイボールです。
辛味や苦味もうっすらとはありますけど、甘くてフルーティーな部分を邪魔してくるほどではないですね。
いちご狩りの時によくかける練乳があるじゃないですか。
その練乳の代わりにウイスキーにしてみたらこんな感じなのかなって感じの味わいですよ。
はっきり言ってウイスキーの入門、もしくは今までウイスキーが苦手だと言っていた方におすすめできると僕は思います。
でも「辛口が好きなんだよ」っていう人にはどうかな?

ウイスキーミスト

まず感じるのは苦味。
だけど甘味もあってフルーティーではありますね。
後味に残るのは酸味。
ドライなソーダ割りを飲みたい方にはこちらの方がいいかもしれません。
だけど、僕は個人的にウイスキーミストはイマイチでしたね。
ハイボールがあまりにも美味しかったので、先にウイスキーミストを飲んでいたら美味しいと言っていた可能性があったかもしれません。

総評

おそらく1000円前後くらいで売られてることが多いんじゃないでしょうか。
それにしても安いですね。
この値段で購入して、安いウイスキーだから美味しくないかもしれないという可能性をはらみつつ飲んだ結果・・・美味しかったです。
アルコール刺激がほとんど感じられず、雑味もあまり無く、本当に口当たりよくて美味しくいただけました。
この値段でこの美味しさ、かなりコスパがいいですね。
安っぽさもはっきり言って無いです。
1000円前後で買えるスコッチウイスキーとしては、かなりおすすめできるんじゃないかなと思います。

甘味

5.0

酸味

4.0

苦味

3.0

辛味

2.0

燻味

2.0

塩味

5.0

刺激

1.0

コク

4.0

お気に入り度

9.0
ハディントンハウス
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