キングロバート2世 12年

ブレンデッド
ロバートの家系のステュワート氏族は代々世襲制のスコットランド王室執事長(Lord High Steward) 父の死去にともない、わずか10歳でスコットランド執事長の地位についたそうです

スペック

名前キングロバート2世 12年
タイプブレンデッド
製造元マクダフ・インターナショナル
アルコール度数40度
容量700ml
購入時価格2,178円(税込)
キングロバート2世
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冷やして飲むと甘味がとてもきいてフルーティー

1968年、イアンマクロード社がウィリアム マクスウェル社を買収したことで「キングロバート2世」は同社のラインナップに加わりました。
伝説の王、戦士の騎士、国民的英雄であるロバート2世から名付けられ、ブランドのコンセプトに「伝統」と「品格」が込められています。

イアンマクロード社では手頃な価格帯のラインナップに位置ついたブランドで、ノンエイジから12年、15年物やトレブルカスクエディションなど、さまざまなボトルがラインナップがあります。
シングルモルトとグレーンウイスキーのブレンドで、アイランド、ハイランド、ローランド、スペイサイドなどさまざまな地域の原酒を組み合わせています。
シングルモルトとグレーンウイスキーを使用し、12年間熟成させたウイスキーで、複雑でバランスの取れた風味が特徴です。
その味わいは、特にハイボールやカクテルで楽しめます。

40以上の国々で販売され、特に海外市場での人気が高いブランドです。
パッケージを2023年に一新した為、旧ラベルを見かけることがあると思いますので、少し混乱してしまうかもしれませんね。

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飲んでみた感想

香り

ローストアーモンドのような香ばしさとバラの花のような香りがします。
それに加えてちょっぴり灯油のような匂いも感じるかな。
今感じている匂いというか香りから想像できる味としては、ちょっぴり甘めなコクのある味わいですね。

ストレート

予想に反して、辛味とアルコール刺激がまずやってきました。
塩味や酸味もそれなりにきいているかな。
そこそこ強めな刺激でピリピリっとした感じが口の中に残ります。
それと同時に後味の部分で甘味がようやく追いかけてきたという感じでしょうか。
余韻には甘味が残っています。

加水

まずは水をほんの少しだけ加えて飲んでみましょう。
塩味と苦味が前に出てきました。
最後にストレートと同じく甘味がやってくる感じです。
辛味やアルコール刺激もそこそこあるんですけど、ストレートほど強くはないですね。

もう少し水を加えてトワイスアップにしてみます。
この飲み方でようやく甘味が前に出てきました。
コクのある蜂蜜のような甘味です。
後味にそこそこ苦味はありますけど、分かりやすく甘口だなと思います。
トワイスアップですからウイスキーと水が1対1なんですけど、そこまで薄めた感じはしません。
しっかりしたウイスキーの味わいがします。

オンザロック

コクのある甘口なオンザロックです。
濃厚な蜂蜜のようなずっしりとした甘味、そしてちょっぴり苦味。
これはなかなか美味しくじっくり飲んでいけそうです。
オンザロックだけで言うとかなり美味しいウイスキーなんじゃないですか。

水割り

苦味と甘味・・・まさにビタースイートですね。
酸味も少しきいていて、フルーティーかつジューシーな味わいです。
今の段階で言えることはオンザロックや水割りのように氷を入れて冷やすと甘味が前に出てきて、まろやかで飲みやすくなるという感じなのかなということ。
ストレートと比べると別物のウイスキーに思えます。

ハイボール

水割りを飲んでいる時にある程度予想がついたというか、水割りと同じ感じですね。
フルーティーなハイボールです。
適度に酸味がきいていますし、後味にちょっぴり感じる苦味もいいアクセントになっています。

ウイスキーミスト

より一層フルーティーさを味わえます。
苦味も一緒に強くなってきていますが、それはそれで深みのある美味しさに感じますね。
大きい粒の氷で作ったハイボールの方があっさりした感じで、クラッシュアイスで作ったウイスキーミストは深いコクが味わえます。

総評

まず値段のことについてです。
今回のキングロバート2世の年数表記が12年なんですよ。
決してノンエイジではないんですが、このお値段、お買い得すぎじゃないでしょうか。
味が全て熟成年数だけで決まるわけではなく、美味しいかまずいかが問題だとは思いますけど、12年が本当ならコスパ最強!
・・・っていうかラベルに書いてるんだあるんだから事実なんですけどね。

ここからは味の話です。
ストレート、そして水をちょっと足し、さらにトワイスアップまでの飲み方では今一つ美味しいと感じられませんでした。
辛味やアルコール刺激がかなり気になりましたね。
ところがオンザロック、水割り、ハイボールなど冷やして飲んでみると、甘味がとてもきいてフルーティー。
コクもあって本当に美味しいと感じました。
僕の個人的な感想としては、このウイスキーの飲み方は冷やして飲むのがいいんじゃないかと思います。
チャートのお気に入り度はあくまでも常温と冷やして飲んだ時の中間ぐらいの点数になっています。

甘味

5.0

酸味

3.0

苦味

4.0

辛味

4.0

燻味

2.0

塩味

3.0

刺激

4.0

コク

4.0

お気に入り度

7.5
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