スペック
名前 | ラングス リッチ&リファインド |
タイプ | ブレンデッド |
製造元 | イアン・マクロード |
アルコール度数 | 46度 |
容量 | 700ml |
購入時価格 | 2,178円(税込) |
つきなみですが正統派でとても味わい深い味わい
1861年、グラスゴーで酒場を経営し成功したギャビンとアレクサンダーのラング兄弟は、多少リスクのあると理解しながらも、独自のブレンド ウイスキーの製造と販売事業に乗り出しました。
ラング兄弟のウイスキーは完璧に仕上がり、酒場に集まる人々を満足させ、会社は繁盛。
1876年にバーンフット蒸留所 (現在のグレンゴイン蒸留所) を買収しました。
この蒸留所は元々はジョージ・コネルが周囲の土地を借りて建設しました。
この土地は歴史的に密造酒の温床として知られる地域で、酒造免許を持つマクレラン家が1833年に蒸留を開始しました。
そしてラング兄弟に渡り、蒸留所をグレンゴインと名付け・・・るつもりでしたが、事務員の手違いでグレン・グインと記録されてしまいました。
グレンゴインは1905年にようやく変更されました。
2003年4月、イアン・マクロード蒸留所はグレンゴイン蒸留所と「グレンゴイン シングルモルト」および「ラングス ブレンデッドウイスキー」ブランドを買収しています。
この買収は、イアン・マクロードが蒸留所、ブレンダー、ボトラーを完全に統合した会社になったことを意味する出来事でした。
グレンゴインは生産能力が大幅に増加し、同様に売上も増加。
8つある倉庫には合計で約200万リットル(450万本)の蒸留酒を保管できるそうです。
ハイランドとスペイサイドの最高級モルト・ウイスキーをブレンドし、最低5年間熟成。
このウイスキーがリッチ&リファインドと名付けられたのには、チルフィルターをかけずにボトリングされ、アルコール度数は46度、リッチなクリーミーさ、軽いモルト、ストーンフルーツのフレーバーに満ちているからとされています。
飲んでみた感想
香り
ほのかにゆりの花のような匂いがします。
香りは弱めですがピューラックス(殺菌消毒剤)を溶かした水みたい。
分かりづらいかもしれないけど、要するにプールの消毒に使うあれですね。
そんな感じの匂いがわずかにしています。
ストレート
酸味と塩味が前に出てますが割と甘口な味わいです。
余韻にはそこそこ辛味と苦味がありますね。
穏やかな飲み口ですがちょっぴりパンチがきいているというところでしょうか。
加水
まずはじめに少しだけ水を加えて飲んでみます。
甘みが前に出てきました。
辛味や苦味などは程よい感じになってまろやかな味わいになりました。
もう少し水を加えてトワイスアップにしてみます。
甘口ですっきり飲めます。
アルコール度数が高いせいか、ここまで薄めてもぼやけた味にはなりません。
逆にこれくらい薄めた方が美味しいかもしれないですね。
オンザロック
ウッディで甘口、そしてちょっぴりスモーキーな味わいです。
程よい辛味と苦味もあってとてもいいバランスだと思います。
後味に酸味が感じられますかね。
ある意味フルーティーという言い方もできるかもしれません。
水割り
とても優しい口当たりで飲みやすいです。
甘口なんですが適度に苦味、酸味、塩味などが味わえます。
僕の個人的な感覚で言えば美味しいとまでは言えないけど、無難な味わいかなと思いました。
ハイボール
やや辛口で酸味と塩味がきいたフルーティーでジューシーなハイボールです。
もちろん甘味もあるんですけど、どちらかというと辛口なのかなと思いました。
余韻に甘味が残るのでちょっと微妙ではありますけどね。
ソーダ割りというより甘味のないコーラで割ったような感じです。
ウイスキーミスト
やや甘口そして塩味がきいていて、酸味もあり、ちょっぴりスモーキーと言った味わいです。
ハイボールよりも濃厚というか、重厚な味わいになりました。
好みの問題はありますが、これはこれでとても美味しくいただけますよ。
総評
「ラングス リッチ&リファインド」の他に「スムース&メロー」というのもあって、そっちを先に飲んだんですが、ストレートを飲んだ時、最初に思ったのは「こっちの方がスムース&メロウなんじゃないかな」っていうことなんですよ。
なめらかだし優しい飲み口だし・・・。
だけど、オンザロックあたりから確かに、これこそリッチハンドリファインドだと思いました。
あっちはやっぱりスムース&メロウなんですよ。
実際に両方飲んでみるとわかると思うんですけど、ある程度水を加えたり冷やしたりすることでその差が感じられるんじゃないでしょうか。
好みによるとは思うんですけど、僕は個人的にこのリッチ&リファインドの方が好きです。
ちょっぴり感じるスモーキーさもいいですし、合ってるかなと思いました。
飲み比べもやってみたいと思っていました。
甘味
酸味
苦味
辛味
燻味
塩味
刺激
コク
お気に入り度