カリラ蒸留所、ブルックラディ蒸留所、アードベッグ蒸留所、
ラガヴーリン蒸留所、キルホーマン蒸留所、アードナッホー蒸留所
どこだと思う?
スペック
名前 | スモーキー ジョー |
タイプ | ブレンデッドモルト |
製造元 | アンガス・ダンディー・ディスティラーズ社 |
アルコール度数 | 46度 |
容量 | 700ml |
購入時価格 | 4,158円(税込) |
華やかな味わいのブレンデッド・アイラモルト
「スモーキー ジョー」のラベルにはアイラ ブレンデッドモルト スコッチウィスキーと書かれており、アイラ島で蒸留さたモルトウイスキーが使われています。
アイラモルトは大麦を乾燥させるために使用するピートから感じられる風味と、海に近いことから独特の海・海草の香りが感じられる風味が特徴で、近年とても人気があります。
「スモーキー ジョー」はノンチルフィルタードで、熟成年数表記がなく、グレーンウイスキーは一切使用していません。
インパクトと風味を高めるためにアルコール度数46%でボトリングされています。
ボトルにはボトラーとしてザ・リーディング スコッチウイスキー社という名前が書かれています。
同社は2001年4月9日に設立され、21年間運営、現在は休眠会社(?)と英国企業情報サイトにありました。
今も10人以下ですが籍を置いている人がいて廃業ではないようなので、しばらくしたらまた復活するかもしれません。
現在、実際にボトリングしているのは、アンガス・ダンディー・ディスティラーズ社のようです。
スぺイサイドのトミントール蒸留所とハイランドのグレンカダム蒸留所を所有し、他にもグラスゴー近郊のコートブリッジに瓶詰め工場も所有している企業です。
アイラ原酒が使われていることはわかりますが、どこの蒸留所から調達しているのでしょうか。
公表されていないので、あくまで推測の域を出ませんが、噂ではキーモルトにラフロイグかボウモア、あるいは2つともブレンドされているのではないか・・・と言われているそうです。
飲んでみた感想
香り
まず蜂蜜のような甘い香りとピートが一緒に香ってきます。
アルコール刺激はあまり強くなく、墨の匂いがしますね。
シナモンのような香りもしてきます。
ストレート
スモーキーですが、甘味もしっかりあります。
そして酸味がそこそこあるんですよ。
後味にオレンジのような柑橘系のフルーティーさが残りますね。
ほんのりと苦みもあります。
加水
まずは少しだけ水を加えてみます。
オレンジのような味わいが、さらに強くなってきました。
基本的にはとってもピートが効いていてスモーキーなんですけど、程よい酸味があって最後に苦味がやってくるという感じで飲みやすいです。
トワイスアップにしてみます。
炭っぽい感じが前に出てきましたね。
そしてやっぱりフルーティーです。
でもストレートや水ちょい足しに比べると、まろやかな甘みがなくなって単調な味わいですかね。
オンザロック
スモーキーなんですけど、とてもまろやかなクリーミーさが出てきました。
口に含んだ瞬間に、生クリームのような香りがグラスから伝わってくるんですよ。
程よく酸味もあって、ストロベリーショートケーキという味わいですね。
ただしやっぱりスモーキーではあります。
甘味、酸味、苦味の三つがバランスよくて、フルーティかつ、スモーキーというテイストです。
やさしい飲み心地^^。
水割り
まずはとってもスモーキーです。
そしてフルーティですね。
辛味はほとんど無く、程よい苦味が感じられます。
とても飲みやすい水割りです。
ハイボール
ちょっと苦めなオレンジサワーといった味わいです。
スモーキーではあるんですけど、それ以上に柑橘系のフルーティーさが強く感じられますね。
甘味もかなり強いです。
口に含んだ瞬間から後味に至るまで苦味はずっとついてくるので、そこが好みの分かれるところだとは思いますが、飲みやすいハイボールだと僕は思います。
ウイスキーミスト
思いっきりスモーキーになりました。
甘味もそれなりにあるんですけど、ここではあまりフルーティーさは感じられませんね。
苦味と酸味が強めです。
ガツンとピートの効いたハイボールを飲みたいのであればロックアイスではなく、クラッシュアイスでウイスキーミストにした方がいいんじゃないかな。
総評
このウイスキーは、どんな飲み方をしても一貫してスモーキーかつ酸味の効いたフルーティーさというのがぶれないですね。
ピートの効いたアイラモルトのブレンドなんですけど、もしかするとアイラ以外のモルトも何か入ってるんじゃないかなとさえ感じます。
全体を通して甘味、酸味、苦味、フルーティー、スモーキー。
そしてハイボールでクリーミーさを感じたというのが印象的でした。
甘味
酸味
苦味
辛味
燻味
塩味
刺激
コク
お気に入り度