アイラゴールド 10年

シングルモルト
えっ・・・ホントに40度???

スペック

名前アイラゴールド 10年
タイプシングルモルト
地域アイラ
ボトラーイアン・マクロード・ディスティラーズ社
アルコール度数40度
容量700ml
購入時価格4,818円(税込)

ピートが効いてスモーキー。更に絶妙なバランスの甘味、塩味、酸味。

アイラゴールドの蒸留所名は非公開で、ボトリングはイアン・マクロード・ディスティラーズ社で行っています。
同社は1933年創業、以後4世代にわたる家族経営で、アイル・オブ・スカイ、キング・ロバートなどのブランドも取り扱っています。
このブログで紹介したスモークヘッドも取り扱っていますが、アイラゴールドと同じくこちらも蒸留所は非公開です。

バーボン樽で10年以上熟成させたことで、オーク材がウイスキーの風味を豊かにしています。
アイラ島の有名な蒸留所は、いずれも10年以上の歴史があるので特定は難しそうですが、アイラ特有の風味から秘密の蒸留所がどこなのか、憶測や想像が膨らんでくるのではないでしょうか。

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飲んでみた感想

香り

漆のような臭いがします。
それとは別に本革張りのソファーをイメージするんですね。
今まであまりこういう風な香りから入ってくることがなかったので、ちょっと意外と言うか、新鮮な感じがします。
ピートが香っているんですけど、オキシドールのような匂いですね。
よくイソジンとか正露丸っていう言い方をしますけど、このアイラゴールドのピートはオキシドールのような臭いですね。
ちょっぴり赤チンのような感じもします。
いずれにしてもアイラウイスキーの香りは保健室なのかな。
刺激は結構強くて鼻にツンツンきてます。
今の段階で味を想像すると辛味苦味が強くて、ほんのり甘めかなという想像するんですが、どうでしょう。

ストレート

まず塩味、燻味、酸味です。
その後から甘味、苦味、辛味。
香りの時に想像したのとはちょっと違ってました。
アルコール度数が40%なのにカスクストレングスのような重厚な味わいがあります。
繰り返しになりますけど燻味と酸味がかなり強くて、その後辛味がくるようなこの味わいは何口か飲んでいるとはまってきます。
ほっとくとこのままストレートでいつまでも飲んでってしまいそうなので、ここで一旦ストレートはおしまいにしますけど、何とも言いようのない美味しさなんですね。

加水

まず少しだけ水を加えてみました。
甘味が引き立ってきましたよ。
この甘味はとても高級なクッキーのようなちょっと香ばしさのある甘味です。
甘口でスモーキーな飲みやすい味わいです。
刺激は結構強いですけど、そんなに嫌な感じではありません。

もう少し水を加えてトワイスアップにしてみます。
今度は甘味が薄まって苦味が強くなってきました。
これはあまり美味しいとは思えないですね。
ここまでの段階では「水ちょい足し」が一番美味しい飲み方だと思います。

オンザロック

甘口ですね。
そして塩味と辛味がいい具合にその甘味を後押ししている感じです。
そしてウッディ。
樽の風味が絶妙です。
後味に苦味と燻味があってとてもコクのある美味しいオンザロックです。

水割り

スモーキーフレーバーも感じるんですけど、やや甘口でおとなしめな水割りです。
これはウイスキーが苦手な人でも飲めちゃう水割りなんじゃないですか?
グイグイいけちゃう飲み口ですよ。
甘味辛味苦味酸味塩味燻味、全部がバランスよくあると思います。

ハイボール

ジューシーでスモーキーな美味しいハイボールだと思います。
でもこのウイスキーをハイボールにしたらちょっともったいないような気もするんですね。
正直これくらいの味わいだったらもう少し価格帯の低い アイリークやフィンラガンなんかでもいいんじゃないかな。

総評

オンザロックや水ちょい足し、もしくはストレートでお勧めできるアイラモルトです。
香りのとき漆って言ったんですけど、それがどの飲み方でも見え隠れしているような味わいでした。
それがこのアイラゴールドの独特な感じなのかなと思うんですよ。
おそらく樽の香りなんでしょうけど、それがかなり強く出ています。
今まで飲んだアイラモルトで言うと、アードベッグが一番近いような気がします。
なので、もう一度アードベッグをもう飲んでみて判断したいと思うんですけど、果たしてこれがどの蒸留所のものかって判断は難しいところがありますね。
ものすごくピートが効いていてスモーキーですが、それに加えて甘味や塩味、酸味がきっちりある、そんなウイスキーでした。

甘味

5.0

酸味

6.0

苦味

4.0

辛味

4.0

燻味

6.0

塩味

6.0

刺激

5.0

コク

7.0

お気に入り度

8.0
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