ミディアムピーテッドになると10~25ppm程度でハイランドパークやボウモアがあります
スペック
名前 | ライトハウス ライトリー ピーテッド |
タイプ | ブレンデッド |
製造元 | ブレイブ ニュー スピリッツ |
アルコール度数 | 40度 |
容量 | 700ml |
購入時価格 | 2,178円(税込) |
甘口で口当たりがよく微かにスモーキーで飲みやすい
スコットランドの美しく荒々しい海岸には200を超える灯台があります。
それはスコットランドの貴重な文化遺産であり、家、家族、安全のシンボルとして愛され、それぞれに長い歴史があります。
「ライトハウス」の販売会社、ブレイブ ニュー スピリッツ社は2020年グラスゴーに設立された企業で、スコッチウイスキーの独立系ボトラーおよびブレンダーです。
また、キャンベルタウンに2024年稼働予定のウィッチバーン蒸留所を所有しています。
同社はスコットランドの灯台守協会を支援しており、勇敢なスコットランドの精神と無私の灯台守に敬意を表して、「ライトハウス」を発売しました。
軽いピートが感じられるライトリーピーテッドとアンピーテッドの2種類があります。
スコットランドの有名蒸留所のモルトウイスキーとグレーンウイスキーをブレンド。
美味しくて個性豊かなウイスキーがお得な価格で誕生しました。
フルーティーな甘味と複雑な味わいが魅力です。
ラベルにはスコットランド沿岸の岩だらけの荒波を航海する船乗りの安全を守る灯台のイメージが描かれ、ウイスキーを飲み慣れない人への道標になるでしょう。
ワールド・ウイスキー・アワード2023、インターナショナル・ワイン・アンド・スピリッツ・コンペティション2023でそれぞれ銀賞を受賞するなど、各コンテストでも高い評価を得ています。
飲んでみた感想
香り
アルコール刺激はかなり弱めで、カスタードクリームのような甘い感じです。
しばらく嗅いでいると、後半ちょっぴりヒノキのような匂いがしますね。
そして最後の最後で少しツーンとした刺激があります。
ストレート
甘味のある玉露っていう感じですかね。
言い方を変えると抹茶ケーキみたいな味わいです。
後からちょっとだけ辛味と刺激が追っかけてくるんですけど、全体的に甘口といった印象です。
後味にほんのわずかスモーキーさがあります。
加水
まず少しだけ水を加えてみます。
やはり甘口は甘口なんですけど、ミルクキャラメルをちょっと甘さ控えめにした味わいですかね。
ストレートが抹茶シフォン、少し水を加えるとキャラメルシフォンといった感じかな。
辛味はあまり感じられず、後味にちょっぴりスモーキーさがあります。
もう少し水を加えてトワイスアップにしてみます。
ビターチョコレートのような感じですかね。
かなり苦味があって、甘さはさらに控えめになりました。
だけど飲みやすいです。
ストレート、水を少し加えて、さらにもう少し水を加えてトワイスアップと進めてきて甘味が少しずつ減ってきたんですが、一貫して甘口なウイスキーといった印象ではあります。
オンザロック
かなり甘さ控えめなカスタードクリームといった味わい、さらにビターチョコレートのような苦味という感じです。
そうは言っても甘口ではありますね。
後味はちょっぴりスモーキー。
飲みやすくてこのままオンザロックで飲み続けていきたいような味わいです。
水割り
やはり甘口ですね。
やや甘さ控えめではあるんですけど、甘くてちょっぴりフルーティーな味わい。
熟した柿のような感じですかね。
口当たりはとても良くて飲みやすいです。
ウイスキーの水割りとしては極めて無難な印象です。
ハイボール
甘さ控えめで、苦味と酸味がきいていますね。
味の方向性としてはキウイフルーツサワーといったところでしょうか。
この酸味はピート由来のものなのかなとも感じます。
辛味はあまりなく、刺激も弱いですから酸味が苦手でない方には飲みやすいハイボールなんじゃないでしょうか。
ウイスキーミスト
ビターチョコレートのような苦味がしっかりあるんですけど、それ以上に甘味がきいていますね。
大きな粒の氷で作ったハイボールのようなフルーティーさはあまりなくて、単に甘口といった味わいです。
だけど最初に言ったように、ビターチョコレートといった苦味もしっかりあるんですよ。
とても奥行きの深い味わいです。
後味にちょっぴり酸味とスモーキーさがあるんですけど、それはあまり関係ないぐらいビターで甘口っていう印象が強いです。
個人的に僕はこの味はとても美味しいと思いました。
総評
今回のウイスキーはドン・キホーテで購入したものですが、宣伝用ポップを一切読まずに飲んでみました。
テイスティング後、写真に撮っておいたポップの画像を見返してみてびっくり。
そこには「フルーティーな甘みがあり、チョコレートの香りとスモーキーな香り。ハイボールで飲むことで香り際立ちます。」と書いてありました。
「なるほど」と思いましたし、確かに間違っていないです。
コスパもとてもいいんじゃないでしょうか。
どんな飲み方をしても裏切られることがなくて、どれもそこそこ美味しいですよ。
すごく美味しいのか?って聞かれたら、そこまでではないのですが。
あまり知られていない銘柄ですが、これだけの味わいが2000円程度で買えるのであれば、常時1本は家に置いておいてもいいウイスキーなんじゃないでしょうか。
僕はそう感じましたが、お好みに合うか是非一度飲んで確かめていただきたいですね。
甘味
酸味
苦味
辛味
燻味
塩味
刺激
コク
お気に入り度