スペック
名前 | バランタイン 12年 |
タイプ | ブレンデッド |
製造元 | ジョージ・バランタイン&サン社 |
キーモルト | スキャパ、オールドプルトニー、バルブレア、グレンカダム、グレンバーギ、ミルトンダフ、アードベッグ |
アルコール度数 | 40度 |
容量 | 700ml |
購入時価格 | 2,000円(税込) |
バランスの良い中堅ブレンデッドスコッチ
バランタインの詳しい内容は「バランタイン 7年」の記事をどうぞ。
バランタインは1895年、ヴィクトリア女王から「王室のお墨付き」をいただき、禁酒法時代のアメリカでも隠して持ち歩けるあの四角ボトルとともに名を広めていきました。
1938年にはリヨン公から独自の紋章を授与。
この紋章は名誉の象徴であり、今日まですべてのボトルに刻まれています。
それはスコットランドの国旗と、ウイスキーづくりに欠かせない4つの要素の「大地」(スコットランド産の大麦)、「水」(郷土に流れる清流)、「火」(銅製のポットスチルでマッシュを加熱)、「空気」(オークのカスクでウイスキーを呼吸させる)。
そして、すべてのボトルにはラテン語のフレーズ「Amicus Humani Generis(全人類の友人)」と記されています。
「バランタイン 12年」が美味しく飲める、的確なレシピを選ぶために、マスターブレンダーは多くのウイスキーをサンプリングします。
だから、仕事を離れたときにお気に入りのウイスキーになっているのも不思議ではありません。
「バランタイン 12年」は、ウイスキーへの情熱を持つ人が、ウイスキーへの情熱を持つ人のために、ウイスキーへの情熱込めて作られたウイスキーと言えるでしょう。
1960年代のカクテルシーンに登場した「バランタイン 12年」は、ウイスキーをストレートに楽しむだけでなく、ウイスキーの飲み方にの幅広さを持たせました。
その味覚は蜂蜜のように甘いウイスキーに、オークとバニラの香りが絶妙なバランスで調和されています。
飲んでみた感想
香り
まずアルコールの刺激がツンとくるんだけど、その後から 生クリームみたいな甘い香りがします。
ウイスキーの香りを表現するのにこういうのは適切じゃないけど、いかにもウイスキーっぽい香りです。
そしてちょっと燻製のような香りもしますね。
ストレート
様々な味がバランスよく一気にくる感じで、とてもよくまとまってますね。
後味はしっかりとした甘味です。
はじめに刺激とか辛さくるんだけど飲み終わると口の中に甘さだけが残ってる感じ。
そしてしっかりとウイスキーの味がします。
加水
ほんの少し水を加えると甘味が引き立ってきますが、トワイスアップだとフルーティーさがが出てきて華やかな感じはするものの、味がぼやけます。
加水するんだったら本当に何滴っていうのが僕は好きです。
オンザロック
辛口で若干甘味もあるんだけど、ストレートの時みたいな感じじゃないですね。
この辛さはピートっていうより担々麺みたいな辛さ?
そして少し苦味も感じます。
ストレートとロックでこんなに違うんですね。
水割り
まろやかでとても飲みやすくなりました。
ただこの飲み方だとバランタイン12年っていう個性はあまり感じられないです。
他のウイスキーでもこんなのあるんじゃないのっていう味わい。
おいしいといえば美味しいんですけど、わざわざこれじゃなくてもいいのかなっていう感じです。
ハイボール
柑橘系な酸味、そしてちょっと辛さがついてきます。
しっかりとコクのある味で、このウイスキーはどの飲み方でも一貫してそこだけはしっかりあるかなっていう気がします。
スーと飲めるんですけど、それなりにアルコールの感じがするので、気づかず飲み過ぎるってことはないかな。
総評
途中でも思わず言ったんですがウイスキーらしいウイスキーです。
ウイスキーの味の要素をほぼ満たしてるって感じ。
「ウイスキーが大好きです」っていう人が飲んだら絶対おいしいですよ!
逆に、初めてウイスキーを飲むとか、今までウイスキーはあまり好きじゃないっていう人にはお勧めしにくい気がします。
甘味
酸味
苦味
辛味
燻味
塩味
刺激
コク
お気に入り度
他の人の感想
バランタイン 12年とは知らせずに飲んでもらった感想です!
シェリー樽の香りも少しするけど全体的に軽めな印象、余韻も少ない。でも飲みやすさはある。77点