スペック
名前 | バランタイン 7年 |
タイプ | ブレンデッド |
製造元 | ジョージ・バランタイン&サン社 |
キーモルト | スキャパ、オールドプルトニー、バルブレア、グレンカダム、グレンバーギ、ミルトンダフ、アードベッグ |
アルコール度数 | 40度 |
容量 | 700ml |
購入時価格 | 1,980円(税込) |
バーボン樽でフィニッシュ!
1809年、ジョージ・バランタインが誕生します。
13歳の時にジョージ・バランタインは家を出て、エディンバラの食料品店で5年間見習いを経験した後、19歳でジョージは新しい食料品店を設立しました。
1836年には厳選された高品質のモルトに特化したウイスキーの技術に着目。
1872年に創業者であり初代マスターブレンダーのジョージ・バランタインは、「熟成年数」を表記したウイスキーを初めて世に送り出しました。
それがバランタイン 7年。
まだウイスキーに熟成年数の表記をすることが主流ではなかった時代のジョージ・バランタインの挑戦でした。
1881年、世界中の市場に輸出されるようになった頃にはジョージ・バランタインは引退し、2人の息子が家業を引き継ぎました。
その数年後にジョージ・バランタインは死去しましたが、彼の遺産は今も世界に愛され続けています。
バランタインのボトルは禁酒時代のアメリカでセールスマンが警官に呼び止められてもブリーフケースに1、2本は隠せるようにあの象徴的な四角い形になったそうですが、今となってはもうブリーフケースの中に隠す必要はありませんね。
だって、2007年には世界で2番目に売れているウイスキーになったのですから。
バランタイン 7年は、7年間の熟成の後、バーボン樽で仕上げています。
スコッチの深みとバーボンの甘い香りが交わり、バランタインの特徴をすべて備えたウイスキー。
黒と金のボトルとラベルが一層バランタインらしい重厚な高級感を醸し出していますね。
飲んでみた感想
香り
まず焼きリンゴのような甘い香り、そして香ばしさも結構あります。
バタートーストとかそんな感じでしょうか。
アルコール刺激のは強くないですね。
鼻通りがとても良くて、いい香りの芳香剤ような感じもしてきます。
あと奥の方ピート系のスモーキーさが出てきました。
ストレート
しょっぱさが一瞬あります。
香りの時に感じた、焼きリンゴの味わいがきて、その後に少しアルコール刺激を伴いながらピート感が出てきます。
加水
まずチョットだけ水を加えたことで、とても甘味が増した感じがします。
味に広がり、塩味や辛味が出てきて最後にちょっとピートですね。
そしてトワイスアップ、ウイスキーと水を1対1で割ってみます。
ちょっと味がぼやけてきて残念な感じですね。
ピート感も前面に出てきて、辛味や苦味も強くなっちゃったかな
ということで、水を加えるならトワイスアップまでしないでチョットだけ足した方が「全然うまいわー」と思います
オンザロック
ピリッととくるんですが、嫌なアルコール刺激とかじゃなくていい感じなピリッ。
その後から甘味がきて、程よい苦味や渋みもあります。
ピート感も強くなってますが、美味しくてロックでそのままずっと飲み続けていきたいですね。
水割り
透明感が出てきました。
水割りにしたことで水の美味しさを引き出しているっていうのかなぁ・・・。
不思議とウイスキーに加えた水が、ウイスキーによって美味しくなるみたいなそんな感覚。
ウイスキーの語源が「命の水」というのも納得できますね。
ハイボール
酸味は少し出てきたんだけど、ストレートのときのように焼きリンゴの味わいがしっかりあります。
アップルソーダにアルコールを加えたような濃厚な味ですね。
スモーキーさは僅かにあります。
甘味も酸味も強すぎず、他の味もバランスよくまとまっている感じ。
とても美味しくいただけます。
総評
正直、僕はバランタインのファイネストにしても、バレルスムースや12年もあまり好みでは無かったので、今回も高い評価しないだろうなと思ってました。
でも「バランタイン 7年」を飲んでこれ結構いける!と感じて、バランタインへの思いがちょっと変わった気がします。
バランタイン入門には最適なのではないでしょうか。
甘味
酸味
苦味
辛味
燻味
塩味
刺激
コク
お気に入り度