会ったことない親戚だけどねー。
スペック
名前 | バランタイン ファイネスト |
タイプ | ブレンデッド |
製造元 | ジョージ・バランタイン&サン社 |
キーモルト | スキャパ、オールドプルトニー、バルブレア、グレンカダム、グレンバーギ、ミルトンダフ、アードベッグ |
アルコール度数 | 40度 |
容量 | 700ml |
購入時価格 | 944円(税込) |
スーパーでもよく見かけます
1827年に農家の息子であるジョージ ・バランタインはエディンバラに店を構え、やがてワインやスピリッツにまで取り扱う商品を拡大していきました。
ジョージ は1865 年、この店の経営を長男のアーチボルドに譲り、もう一人の息子、ジョージ・ジュニアも事業に参加させ、ブレンディングビジネスを始めました。
これが「ジョージ・バランタイン&サン」の創業です。
1910年、ブランドのフラッグシップとなる「バランタイン・ファイネスト」を発売。
1919年、バークレイ&マッキンレーが「ジョージ・バランタイン&サン」の事業を買収します。
その後、1935年、カナダの蒸留者ハイラムウォーカー・グッダーハム&ウォーツ社が買収しました。
*メモ
ハイラムウォーカー・グッダーハム&ウォーツ社はカナディアンクラブのメーカーです。
同社は1936 年にスペイサイドの蒸留所ミルトンダフやグレンバーギーをはじめ、複数の蒸溜所を買収していました。
1960 年代、ハイラム・ウォーカーはヨーロッパでの販売に力を入れ始め、1986 年までにバランタイン・ブランドはヨーロッパ大陸で最大のブランドとなり、世界で 3 番目に販売量の多いウイスキーとなりました。
1987年にアライドドメクに売却された後、2005 年にはフランスの飲料グループであるペルノ・リカール社に買収され、シーバス・ブラザーズの傘下に入り現在に至ります。
1936 年にハイラムウォーカー・グッダーハム&ウォーツ社が買収したミルトンダフとグレンバーギーの両蒸留所で蒸溜されたウイスキーは、現在もバランタインの基幹商品として使用されています。
ミルトンダフとグレンバーギーを中心とする約50種類のシングルモルトと4種類のグレーンウイスキーからなるブレンドは、すべて3年以上熟成されています。
四角い茶色いガラス瓶は、世界中で見慣れた光景で、J&Bやジャック・ダニエルが見当たらない国でも、バランタインはたいてい置いてあると言われています。
四角いボトルと並んで特徴的なV字にデザインされたラベルの紋章は「シェブロンシェイプ ラベル」と呼ばれ、紋章学では中世のシールド(盾)に由来する「保護」と「信頼できる働きを成した建築家」を意味し、高貴とされるデザインになっています。
飲んでみた感想
香り
あまり強く香ってこないんですけど、木工用ボンドのような臭いがします。
あと、ミントや黒砂糖の香りがしていてアルコール刺激もまぁそこそこ強いかな。
そして、何だろうなこれ、洗濯が終わったので洗濯機の蓋を開けた時のような臭いもしてます。
カビ臭いわけじゃないですよ。
ストレート
黒糖のような甘みと塩味、そしてマスカットのようなフルーティーさが同時に口の中に広がります。
そのすぐ後から程よいアルコール刺激と、ちょっぴりスモーキーな感じが追っかけてきますね。
後味は少し苦いです。
加水
まず少しだけ水を加えてみたんですけど、辛味と苦味が強くなりました。
スモーキーさもストレートの時より強いかな。
甘味やフルーティーさがだいぶ引っ込んで雑味が増した感じがします。
ストレートの時にはぎりぎり保たれていたバランスが崩壊した感じで、あまり美味しいとは思えないです。
もう少し水を加えてトワイスアップにしてみますがどうでしょう。
甘味が復活しました。
甘くて辛くて苦い。
これだとちょっぴり水を加えた時よりはだいぶ飲みやすくなりましたね。
オンザロック
まず甘味と塩味が感じられます。
辛味と苦味もちょっぴりあって、後味は若干スモーキー。
そしてウッディな感じが出てきました。
ビターなアーモンドチョコといった味わいもあり、香ばしさが少し感じられます。
水割り
甘苦くて飲みやすい水割りですね。
後味にちょっぴり塩味とスモーキーさがあるんですけど、全体的にはうっすらフルーティさというのも感じられます。
ハイボール
感じることは他にもありますが、まず 甘くてフルーティな味わいと言っときましょう。
塩味や酸味そして適度な辛味と苦味もしっかりあってバランスの良いハイボールだと思います。
他にスモーキーさもありますし、美味しいウイスキーのハイボールとしての要件は満たしてるんじゃないでしょうか。
しいて悪いところを上げるとすれば、「なんか雑味があるかな」というところですかね。
総評
今回ドンキホーテで購入した価格は税別858円でした。
かなりコスパのいいウイスキーと言えますね。
1000円でお釣りが有るか無いかというところが、このウイスキーの評価の分岐点だと思います。
1000円以下のウイスキーでは合格点ですが、1000円前後のウイスキーと比べるとちょっと厳しい部分があるかなとも思いますね。
甘味があって、その他の味わいもバランス良く出てきてるとは思うんですよ。
特にハイボールやオンザロックはそれなりに美味しいんですけど、いかんせん全体的に若干雑味があるというところがちょっと気になります。
ハイボール用のウイスキーって考えたら相当クオリティ高いんじゃないでしょうかね。
甘味
酸味
苦味
辛味
燻味
塩味
刺激
コク
お気に入り度