アラン バレルリザーヴ

シングルモルト
注ぐとき「ウイスキー独特の音」がしないから、コソコソ隠れて飲むにはいいかも。

スペック

名前アラン バレルリザーヴ
タイプシングルモルト
地域アイランズ
製造元アイル オブ アラン
アルコール度数43度
容量700ml
購入時価格3,828円(税込)

むちゃむちゃフルーティー!割ったら更に美味しくなる!!

19世紀初頭、アラン島には50以上のウイスキー蒸留所があり、そのほとんどは違法なものだったため、税務署の目から隠れるように製造していました。
島のモルトウイスキーは本土に出荷され、貴族たちは「アランの水を飲む」ことを楽しみました。
当時、スコットランドで最高のウイスキーとして高く評価され「ザ・グレンリベット」に匹敵するほどの人気を誇っていました。

スコットランド西岸のクライド湾に浮かぶアラン島・ロックランザ村で1995年に創業。
アラン島は温暖な気候に恵まれており、海風と澄んだ山の空気、そして湾からの暖かい風が、シングルモルトの熟成に理想的な環境となっています。
蒸留所の背後の美しい丘陵地帯にある湖、ロッホ・ナ・デイヴィーの澄んだ水は丘の斜面を流れ、6つの滝を通り、ピート層や赤色花崗岩が水をさらに浄化して柔らかくなります。

2019年には島の南部に2つ目の蒸留所を建設しました。
同時期に主力商品群、シングルモルト「アラン・モルト」とブランドロゴを一新、商品名を「アラン・シングル・モルト」に改めました。
そして、「アラン バレルリザーヴ」は新商品として同年にリリースされたのでした。

「アラン バレルリザーヴ」はファーストフィルのバーボンバレルのみを使用し 7〜8 年間熟成します。
無着色のため、ウイスキーの色はすべて樽の木に由来。
そして、2019年にリニューアルされたおしゃれなボトルに詰められています。

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飲んでみた感想

香り

まず、グラスに注いだ時のトクトクトク…って音がしないですね。
スーッとグラスに流れていくようです。
このボトルの特徴なんでしょうが、ある意味、ウイスキーをこれから飲むぞという醍醐味が無くて寂しく感じる人もいるんじゃないでしょうか。
でも、コソコソ隠れて飲むにはいいかもしれないですね^^

色は薄くてきれいな黄色。

では香りにいってみましょう。
木工用ボンドの匂いに、ホームセンターの材木売り場の匂いを足したという感じでしょうか。
その奥の方からは甘い香りと、青い草を凝縮した強いお香のような匂いがしてきます。
アルコール刺激はそこそこありますけど、突き刺さってくるような刺激ではありません。
しばらく嗅いでいるとピートのような感じも、薄っっっすらとしています。

ストレート

口に含んだ瞬間、辛口と思うんですけど、その後から甘味がしっかりと続いてきます。
「辛甘い」という表現をしたくなりますね。
塩味も程よくあり 、後味にはマスカットのようなフルーティーさも感じられます。
そして、ほのかにちょっぴりスモーキーです。

加水

少しだけ水を加えてみます。
基本的にストレートとあまり変わらないんですが、甘味は少し抑えられたかな。
辛口でフルーティーといった味わいです。

もう少し水を加えてトワイスアップにしてみます。
これだとむしろ甘味が復活してきて、甘口でフルーティー、そして程よい辛味があるという感じですね。
後味に ちょっぴり苦味と、ほんの少しのスモーキーさが感じられます。

オンザロック

前にも言っていますが、本当にボトルから注ぐ音がほぼしなくて、とても静かに注げます。
こっそりウイスキーを飲みたい方には向いてるかもしれませんね。

では本題のオンザロックの味わいにいきたいと思います。
濃厚なフルーティーさを感じます。
マスカットというより、いわゆる白ぶどうですね。
それに苦めのキウイフルーツを加えたような味わいです。
そして夕張メロンのような甘味もあります。
後味はカカオのような味わいで、 感じられる味覚は苦味、辛味、塩味、燻味のミックスといったところですかね。
ちょっと若さを感じるテイストなんですけど、十分コクのある味わいだと思います。

水割り

甘口でフルーティーな美味しい水割りですね。
僕はあまり水割り自体が好きじゃないんですけど、これはおいしいです。
辛口の白ワインがお好きな方なら、このアランを適度な濃さで水割りにしたら美味しく飲めるんじゃないでしょうか。
これはウイスキーに抵抗がある方にも十分お勧めしていいんじゃないかな。

ハイボール

見事なフルーティーハイボールです。
ここで感じるフルーツはマスカット、いちご、ライチ、メロン、バナナ、キウイフルーツといったところでしょうか。
その辺りのミックスフルーツ味のアルコールソーダというところでしょうかね。
後味に少し柑橘系のネーブルオレンジや夏みかんのような感じもします。
このハイボールはかなり完成度の高い味わいだと思います。
ハイボールだけで言ったら点数100点満点でいいんじゃないでしょうかね。

ウイスキーミスト

ジューシーです!!
何も言わずにこれ飲んでみてって飲ませたら、おそらくウイスキーだと思わないんじゃないでしょうかね。
それくらいフルーティーで飲みやすいです。
ちょっと薄めにしたらアルコール飲料であることさえ感じないかもしれないです!
所謂ヤバいお酒になっちゃいます、これは。
美味しい美味しいって飲んでいるうちに気付いたら酔っ払って、意識がなくなってたとかそういう危険性もあるのでご注意ください!!

総評

ストレート、加水、オンザロックあたりまでは普通にフルーティーで飲みやすいウイスキーという感じでした。
が、しかし水割り、ハイボール、ウイスキーミストと飲んでいくと、むちゃむちゃフルーティーと言うかジューシーな味わいでウイスキーであることを忘れてしまうかもしれない、とんでもない味わいです。
僕の好みはウイスキーミストか水割りです。
おそらくストレートで飲むよりは水割りさらにはソーダで割った方が美味しくなるウイスキーだと思います!
ハイボールとウイスキーミストが少し残っているので、それを飲みながらこれを書いているんですけど、これはもはや清涼飲料水の領域じゃないかというぐらいスッと飲めてしまいます。
何度も言いますけど飲み過ぎ注意!!
このお酒に騙されてはいけません!!!!

このウィスキーはストレートでいただくのが一番美味しい飲み方なんじゃないかな。
薄めていけばいくほど、なんかめんどくさい味わいになってくと思うんですよ。
水ちょい足しやオンザロックは微妙ながら、まだ美味しいという感想。
ハイボールは好みによって分かれると思いますね。
僕は美味しいともまずいとも言えない中間なんですけど、 甘さ控えめのハイボールを求めている人にはピッタリかもしれません。
ロッホローモンド蒸留所で作られたモルト原酒、グレーン原酒だけで構成されているというのがこのウイスキーの売りなんだと思います。
この特徴は評価できますが、味わいの評価は人によって感じ方が変わるかなと思いました。

このウィスキーはストレートでいただくのが一番美味しい飲み方なんじゃないかな。
薄めていけばいくほど、なんかめんどくさい味わいになってくと思うんですよ。
水ちょい足しやオンザロックは微妙ながら、まだ美味しいという感想。
ハイボールは好みによって分かれると思いますね。
僕は美味しいともまずいとも言えない中間なんですけど、 甘さ控えめのハイボールを求めている人にはピッタリかもしれません。
ロッホローモンド蒸留所で作られたモルト原酒、グレーン原酒だけで構成されているというのがこのウイスキーの売りなんだと思います。
この特徴は評価できますが、味わいの評価は人によって感じ方が変わるかなと思いました。

甘味

6.0

酸味

6.0

苦味

4.0

辛味

4.0

燻味

2.0

塩味

5.0

刺激

4.0

コク

5.0

お気に入り度

9.0
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