スペック
名前 | ウエイトローズ 8年 |
タイプ | ブレンデッド |
製造元 | ウェイトローズ社 |
キーモルト | 不明 |
アルコール度数 | 40度 |
容量 | 700ml |
購入時価格 | 1,867円(税込) |
お値段以上の味わい
ウェイトローズはイギリスのスーパーマーケットチェーンで、ビール、ワイン、スピリッツの品揃えは国内で最も豊富な店です。
創業者はウォーレス・ウィンダム・ウェイト、アーサー・ローズ、デビッド・テイラーの3人。
1904年、ロンドンのアクトンに1号店を開店したのが始まりです。
その2年後、テイラーは事業を辞め、ウェイトとローズは1908年にウェイトローズ社を設立しました。
ローズは第一次世界大戦中に負傷し、ウェイトに事業の運営を任せていましたが、1924年にローズは会社を去ることになりました。
その後、店舗はより裕福な地域に拡大。
1970年代初頭に50店舗、100周年を迎えた2004年には200店舗を突破しました。
2012年からウェイトローズはスコッチウィスキーを含む自社ブランドのビール、ワイン、スピリッツを販売しています。
「ウエイトローズ8年」はハイランド、スペイサイド、アイラの厳選された蒸留所の原酒をブレンドしたピーテッドスコッチです。
インターナショナルワイン&スピリッツ2014金賞を受賞しています。
飲んでみた感想
香り
ウッディです。
オーク樽の香りでしょうね。
とてもいい感じの木の匂いがします。
焼きリンゴのような、ちょっと燻った感じっていうと変かな?
・・・そんな甘い香りがします。
割とピートも香ってるように思いますね。
アルコール刺激は弱めで、辛い感じや苦い感じは香りの段階ではあまりないですね。
実際飲んでも甘口なんじゃないかなという想像ができますけど、どうなんでしょう。
ストレート
やはり甘味が強いです。
そして程よく苦味があり、塩味も少しありますし、後味にはスモーキーさもちょっぴりありますよ。
酸味が少しあるんですけど、柑橘系のフルーツ、例えばオレンジのような味わいがちょっぴりあります。
これ税込みで1867円で購入したんだけど、おそらく知らないで飲んでたら3000円台って思っちゃうんじゃないですかね。
お値段以上の味わいだと思います。
加水
まずは水をちょっとだけ加えて飲んでいきます。
甘味がさらに引き立ってきました。
そして辛味も出てきましたね。
程よく苦味がありつつ、まろやかなんですけど、ストレートよりもちょっぴり引き締まった感じがします。
ではトワイスアップで飲んでみます。
やはり甘口です。
こちらも辛味はありますが、それより苦味が強まってきましたね。
飲みやすいです。
ウイスキーと同じ量の水を加えてもストレートと比べて薄まった感じもなく、深い味わいがあります。
オンザロック
飲みやすい。
甘味そして苦味、辛味、塩味、酸味それぞれバランスよく味わえて、後味はちょっぴりスモーキーです。
口当たりが良くてコクのあるオンザロックです。
水割り
ウッディさがここでまた出てきました。
オンザロックでもちょっぴりウッディではあったんですけど、水割りの方がウッディさは強いように思えます。
とても軽やか・・・といっても物足りないわけでもないです。
しっかりコクもあり、うっすらとスモーキーテイストでもあります。
水の美味しさがさらに引き立つという、いわゆる「命の水」系の美味しいウイスキーに感じます。
ぐいぐい飲めるようなジューシーな味わいでありながら、しっかりと深い味わいもある、なかなか優秀な水割りだと思いました。
ハイボール
これも甘口かと思いきや意外に辛口なハイボールですね。
ウッディでコクもあり、酸味は控えめですが程良く感じられますし、甘味もちょうどいい具合に後からくるんですね。
一言で言うと甘渋なハイボールです。
ウイスキーミスト
渋めの赤ワインのような味わいですね。
甘味もしっかりあるんですけど、渋味の後からの甘味ですね。
ビタースイートなのかな。
少し薄まってくると甘味がだんだん増してきます。
フルーティなんですが、苦味ばしったフルーティさ、やはり赤ワインのような味わいですね、これは。
結構おいしいですよ。
ハイボールとウイスキーミストを比べてみると、やはりハイボールの方が軽い飲み口でウイスキーミストの方がジューシーでちょっと渋い感じです。
総評
文句なしにコスパがいいと思います。
飲み始めのストレートから最後のハイボールウイスキーミストに至るまでずっと3000円以上のウイスキーを飲んでる感覚でしかなかったですね。
8年物のブレンデッドスコッチウイスキーでこれは買いだと思います。
とにかく美味しく頂きました。
甘味
酸味
苦味
辛味
燻味
塩味
刺激
コク
お気に入り度