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スペック
名前 | ミュアヘッズ ブルーシール 5年 |
タイプ | ブレンデッド |
製造元 | チャールズ・ミュアヘッド&サンズ社 |
アルコール度数 | 40度 |
容量 | 700ml |
お手軽にライトスモーキーを感じるならこれを
ミュアヘッズを製造しているチャールズ・ミュアヘッド&サンズ社は、当初ワイン商として1824年に創業し、エディンバラのリース港に近い場所に事務所を構えていました。
すぐにスコッチ ウィスキーのブレンダーと輸出業者へと方向転換し、フラッグシップであるミュアヘッズのブルー シールが誕生します。
ミュアヘッド&サンズ社は1920年代、マクドナルド&ミューア ディスティラーズ社(現グレンモーレンジィカンパニー)に買収され、2008年にはタリバーディン蒸留所のオーナーでもあるフランスのワイン商、ピカール社にが所有しています。
また、ミュアヘッズのブランドは現在、アメリカのフランクリン・ディスティラーズ・プロダクツ社に所有権が移っています。
20世紀に南米、米国、アフリカ、中東、ヨーロッパで広く流通し、現在ミュアヘッズのブランドは世界中の 30以上の市場で販売されています。
オーク樽で最低5年間熟成された今回の「ミュアヘッズ ブルーシール5年」の他、3年、プレミアム ブレンデッド ウイスキーのゴールド ラベル、シルバー ラベル、オールド マチュリティなど数多く生産されました。
ミュアヘッド一族の歴史は、遥か昔にさかのぼります。
1513年にスコットランド軍とイングランド軍が対峙する、フロッデンフィールドの戦いで、ジェームズ4世のロイヤルボディガードとして活動しました。
最後まで勇敢に王を守った後、領主であるジョン・ミュアヘッドを含む数千人のスコットランド人と200人の氏族民を失いました。
この戦いはスコットランドの歴史上、最も悲惨な戦いの一つと言われています。
飲んでみた感想
香り
木桶と石鹸と野菜ジュースの匂いがします。
あと、お香の白檀ってあるじゃないですか?
そんな匂いもします。
うっすらとピートも感じますね。
ストレート
甘酸っぱいです。
塩味もそこそこあって、なかなか美味しいですよ。
いま感じている酸味はピート由来のものだと思われます。
後味にはスモーキーさも残りますね。
ウッディで甘くて酸味が効いていて、程よい塩味からスモーキーといったところでしょうか。
これは癖になる味だと思います。
他にこう言った傾向のウイスキーは何があるでしょうね。
今はちょっと思いつきません。
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加水
まずいつものように水を少しだけ加えて飲んでみます。
塩味から甘味、酸味といった感じでしょうか。
ストレートよりも塩味が前に出てきました。
個人的にはストレートよりもこの水ちょい足しの方がさらに美味しくなったように思えます。
もう少し水を加えてトワイスアップにして飲んでみます。
甘味、塩味に加えて苦味が程よく出てきてます。
酸味は少し引っ込んだんですが、そのぶんスモーキーさがしっかり出てきました。
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オンザロック
濃厚な甘味を感じます。
そしてウッディでソルティーでスモーキー。
さらには口当たりがちょっとオイリーですね。
華やかな味わいでしっかりコクもあります。
これもハマれば大好きになるオンザロックですね。
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水割り
ちょっと水を入れすぎたかなと思ったんですが、それでもしっかりとした味わいで甘味、塩味、スモーキーさがとてもバランスよく美味しいです。
でもやっぱり割りすぎちゃったので、ちょっぴり濃いめでもう一度飲んでみます。
やはり甘口で上品な塩味や、ちょっぴり、本当にちょっぴり辛味や苦味があってスモーキーさが締めくくってくれるっていうような味わいでしょうか。
スモーキーと言ってもライトスモーキーと言う感じですかね。
美味しい水割りです。
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ハイボール
フルーティ、ジューシーでライトスモーキーといったところでしょうか。
ちょっと渋めで美味しい赤ワインをソーダ割りにすると、こんな味わいになるのかなって思うような味わいなんですけど・・・。
まぁ実際それをやったらちょっと違うのかもしれませんが、そう思えてしまうテイストですね。
ソフトドリンクの感覚で何杯でも飲めてしまう怖さがあります。
とにかく美味しいです。
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ウイスキーミスト
ちょっぴりウッディでとっても甘口でフルーティー、ジューシーです。
そしてロックアイスのハイボールよりもちょっぴりスモーキーさが増した感じでしょうか。
とは言っても、ライトスモーキーです。
これまたとても美味しいです。
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総評
テイスティングはいつも仕事を終えて帰宅してからやるんですけど、あまりにも疲れすぎて先延ばしにしてしまっていたんです。
今日も相当疲れていて味が判別できないんじゃないかと悩んだんですが、昨日よりはマシかなと思い、決行しました。
で、実際どうだったかと言うと、疲れ切った僕の状態を癒してくれるほど美味しかった!
ここからはテイスティングのまとめをしてみたいと思います。
ストレートで飲み始めた段階で、今まであまり味わったことのない味の、美味しいウイスキーだなと思ったんですよ。
そして加水したり、オンザロックやら水割りハイボールと飲んでいくうちに、なんて美味しいウイスキーなんだろうという感覚になって、疲れが全て吹っ飛んでしまいました。
それでこれだけの美味しさで、コスパはむちゃくちゃいいんじゃないですか。
今まで1000円台の価格帯で、一家に一本といえばホワイト&マッカイだとずっと思ってたんですけど、今日からはこれに変えたいと思うぐらい僕は個人的にどハマりしてしまいました。
今のところ、やまやさんでしか買えないので、また明日すぐにもう一本買いに行こうと思っています。
ノンエイジ(3年)ものもあるので、そちらも一緒に買ってきてまた飲んでみたいと思います。
とにかくコスパ抜群で超美味しいウイスキーを見つけたということ。
疲れは全て吹っ飛んでしまいました。
甘味
酸味
苦味
辛味
燻味
塩味
刺激
コク
お気に入り度