グレンアードッホ 

シングルモルト
気になったら「イオン」に行ってね!

スペック

名前グレンアードッホ 
タイプシングルモルト
地域ハイランド
製造元ディーンストン蒸留所
アルコール度数40度
容量700ml
購入時価格1,958円(税込)

日本国内で最も安く買えるシングルモルトスコッチウイスキー!

グレンアードッホは、ディーンストン蒸留所で製造されているシングルモルトウイスキーです。
スコットランドには元々工場として誕生した蒸留所がたくさんありますが、ディーンストンは他に無いほどの規模だったそうです。
1785年にリチャード・アークライトはティース川のほとりにディーンストン蒸留所を建設し、その名の通り「ディーンストン」というシングルモルトウイスキーを製造しました。

その後ディーンストン蒸留所は1990年にバーン・スチュワート・ディスティラーズ社の傘下に入ります。
バーン・スチュワート社は2002年にCLファイナンシャル社に売却され、2013年にはCLファイナンシャル社から南アフリカのディステル社に1億6,000万ポンドで売却されました。
とは言え、バーン・スチュワート社自体は2003年にはアイラ島にあるブナハーブン蒸留所の買収に成功、遡れば1993年にアイランズ・マル島のトバモリー蒸留所の買収にも成功しています。

グレンアードッホは子会社のセント・アンドリュース・ディスティラーズ社の下でボトリングされ、フランス、オーストリア、ドイツ、イタリアで販売されているディーンストン・シングルモルトの輸出版になっています。
アルコール度数40%のNASとしてリリースされ、最近では8年物もリリースされています。
日本では今のところイオンでしか買えないウイスキーです。

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飲んでみた感想

香り

はちみつ、バタートーストに続いてお線香のような匂いがしますね。
そしてブルーチーズのような香りが感じられます。
あと新品の家具のような、そうですね・・・切り出したばかりの材木のようなウッディーさもあります。
家具のニスの感じなのかな、そんな匂いもします。
アルコール刺激はそこそこ強め。

ストレート

甘辛くてちょっぴり塩味も感じますね。
程よいアルコール刺激があります。
苦味はあまり無く、すっきりとした味わい。
余韻にメープルシロップのような甘みもあります。

加水

まずは水をちょっとだけ足してみます。
アルコール刺激がだいぶ弱まって、甘味がしっかりと感じられます。
香りの時に お線香のようなっていう言い方をしたんですけど、そんな味わいもちょっぴりありますね。
柏餅やヨモギの草餅とかのそうゆう草の味わいですかねそんな感じです。
全体的に柏餅のような甘味が僕の中ではジャパニーズテイストに思えました。

もう少し水を加えてトワイスアップにしてみます。
水ちょい足しより、かなり飲みやすくなりました。
よりウイスキーらしくなったかな。
まだ柏餅テイストなんですが、これハマればハマるかもしれないですし、逆もまた・・・です。

そして今回はおまけについてきた水でも飲んでみたいと思います。
先ほどまでは「谷川山系のおいしい水」で飲んでいましたが、今回はおまけに付いてきた水の「ディーサイド」で飲んでみました。
ちなみに「ディーサイド」は硬度22 h 6.1の超軟水なんですけど、これはかなりいけますね。
水でこんなにも違いますか!
基本的に僕が思う柏餅テイストというのはあまり変わらないんですけど、さらに美味しさがアップしました。
グレンアードッホはかなり独特な味わいだと思うんですが、それを良い方向に引き出してくれたと思います。

トワイスアップも同じく先ほどの谷川山系の水で飲むよりかなりおいしいかったです。

オンザロック

心地よいウッディな香りが鼻に届いてきます。
味はウッディで甘口で、そしてやはりちょっぴり柏餅。
苦味も少しあって、キウイフルーツのようなフルーツ感もちょっとだけあります。
ウッディでフルーティなオンザロックですね。
何口か飲んでいくと甘口だなぁと感じます。

水割り

これもまた「ディーサイド」という水で割ってみました。
甘口でちょっぴり苦味があるといったところでしょうか。
イチゴのようなフルーティーさもあります。
だから酸味もちょっぴりあるんですね。
餡子感がなくなって、柏餅の味わいはさっきよりは弱くなりましたけど、青草っぽいテイストがまだ若干あります。
この辺は樽由来なのかもしれませんね。

ハイボール

甘さひかえめでフルーティかつジューシー。
スッキリした飲み心地ですね。
水割りの時はイチゴを感じたんですけど、ここでは甘めなりんごかな。
草餅の感じはここではあまりしないです。
かなり軽やかというかライトな飲み口で、 物足りないっていう部分もなくはないですけど美味しいです。

総評

ストレートではかなりアルコール刺激と言うかピリピリ感があったので、「あれ?!」って思ったんですけど、水を加えたあたりからだんだん飲みやすくなってきました。
特におまけについてきたスコットランドのミネラルウォーター「ディーサイド」 という水を加えると絶妙に美味しくなるという展開でした。

途中、柏餅とかちょっとふざけた感じの表現をしたんですけど、そう言ったジャパニーズなテイストも持ち合わせているウイスキーだと思います。
その点でグレンアードッホは好みが分かれると思うんですよ。
美味しくないっていう人もいるんじゃないかなとも思いますが、僕はどちらかと言うと美味しい方に評価したいと思います。
全然期待せずに飲み始めたんですけど「ディーサイド」 という水のおかげもあって、そこそこ美味しく頂けました。
ハイボールは軽やかな飲み心地。
パーティーとか大勢でワイワイやる時に飲むのに合ってるのかなと思いました。
一人でじっくり飲むにはちょっと物足りない味わいです。

おそらく2022年7月現在、日本で買える最も安いシングルモルトウイスキーだと思います。
2000円以下で買えるシングルモルトウイスキーでもコスパがいいと言えますが、ブレンデッドウイスキーも含めたスコッチウイスキーと考えても、2000円以下で買えるのは割とコスパがいい方じゃないかな。
でも、シングルモルトにこだわらなければ普段飲みにはちょっと高いかな。
ホワイト&マッカイやインバーハウスなどに比べたら少し高いので、シングルモルトで安い物という括りでのコスパはいいけど、スコッチ全般っていうふうに考えたらちょっとコスパで劣るところなんでしょうかね。

甘味

5.0

酸味

4.0

苦味

3.0

辛味

2.0

燻味

1.0

塩味

3.0

刺激

5.0

コク

2.0

お気に入り度

7.0
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