アンノック ルーアン

シングルモルト
名前ほどピートが感じられないので、ピート感を求めている人は注意ね
でも、焼酎好きにはいいかもよ

スペック

名前アンノック ルーアン
タイプシングルモルト
地域ハイランド
製造元ノックドゥ蒸溜所
アルコール度数46度
容量700ml
購入時価格4,818円(税込)
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期待したのに・・・言葉が無くなりました

1877年、ローランドのグレーン蒸留所であるカンバス、キャメロンブリッジ、カースブリッジ、グレノキル、カークリストン、ポートダンダスの6社が共同でディスティラー・カンパニー社(DCL)を設立することにしました。
この頃害虫によりヨーロッパの葡萄の木が全滅してしまい、ブランデーに変わりスコッチのブレンデッドが飲まれるようになります。

1893 年、キース郊外にDCLとしては初となるモルトウイスキーを製造するためにノックドゥ蒸溜所を建設しました。
一対のポットスチルのみで、ハイランドでは小規模な蒸溜所のひとつだったようです。
DCLの創業メンバーであるジョン・ヘイグ&サンズ社が、鉄道へのアクセス、地元の大麦の供給、ピートの入手可能性からこの地を選び、DCLの安定した工場として稼動していました。

しかし1983年、当時のスコッチ市場の低迷による供給過多のため、他の多くの蒸留所と同様、閉鎖されました。
生産過剰の時代、最も被害を受けたのは小さな工場だったのです。
1988年、インバーハウス社がこの蒸溜所を買収して再開し、すぐに初のシングルモルトを製造します。
この製品は1993年にAnCnoc(アンノック:黒い丘の意)という名前に変更されました。
すでにあった同じような名前のKnockando(ノッカンド)との混乱を避けるためと言われています。

アンノックは、バーボン樽とシェリー樽の混合樽で熟成され、最終的には冷却ろ過や色付けを行わないため、モルトの軽い果実味に重みが加わっています。
ルーアンとは、ピートを数週間かけて積み重ね、燃焼前に乾燥させる最終段階のことで、このシリーズの特徴であるスモーキーさを生み出します。
アンノックの伝統的なスタイルを踏襲し、ピート(泥炭)の収穫工程からその名を取りました。

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飲んでみた感想

香り

本題の香りに行く前に色なんですけど、とっても綺麗な黄色ですね。
寒いところに置いておいたので冷えたせいか若干澱があるような気がします。
ということはノンチルフィルタードなのでしょうか?
このウイスキーに対して下調べをしていないので先入観無しなんですよ。
(後日、記事を調べたら当たっていましたね^^)

では香り。
木工用ボンドのような匂いと、弱いながらもはっきりとしたアルコールの刺激臭ですね。
あと例えとして良くないのかもしれないけど、汚れたので掃除をしようと取り外した時のエアコンのフィルターの匂い。
塵とかゴミとかそういう感じに受けとられちゃうかもしれないんですけど、これがすなわちまずいと言うことにはならないとは思います。
最後にバラの花のような香りとピートですかね・・・スモーキーな感じがします。

ストレート

ガツンとアルコール刺激が来て、その後から辛味と塩味ですね。
辛口だなと思った次の瞬間、甘味と酸味もふわっと広がってくる、そんな味わいです。
飲み心地としてはなめらかな感じで、ちょっとオイリーな感覚もありますかね。
後味はスモーキーさが残ります。
時間のある時にゆったりと飲んでみたいストレートです。
総合的には辛口ですかね。

加水

ちょっとだけ水を足してみたんですけど 、辛みが少し抑えられて塩味が強くなった感じですかね。
基本的にはストレートとあまり変わりはないと思います。

トワイスアップにしてみます。
ますます塩味が強くなってきて、さらに甘味がだいぶ前に出てきたと思います。
そして苦味とスモーキーさというのが、ストレートの時よりしっかりと感じられますね。
ストレートの時にも言ったんですけど、時間がある時にゆっくり飲んでみたいと思います。

オンザロック

塩味と辛味が強く出てますね。
氷を入れて冷やすことで独特な味わいが出てきたんですけど、これはちょっと芋焼酎に通じるところがあるんじゃないかなと思います。
というよりも泡盛ですかね、沖縄チックな味わいだと思います。
但し泡盛ほど強い臭みはありません。

水割り

オンザロック以上に泡盛を感じますね。
今僕は明らかにアンノックのボトルからウイスキーをグラスに注いで、水で割っているので、これはウイスキーだとわかっていますけど、これが何のお酒か知らされずに出されたら泡盛か芋焼酎を想像するでしょうね。
それくらい焼酎っぽい味わいになっています。

ハイボール

辛口のハイボールですが、かなり絶妙な味わいと言うんですか、すっきりとまとまっていて美味しいハイボールです。
これはウイスキーっぽいか焼酎っぽいか、はたまた他のスピリッツのような味わいなのかということはあまり関係なく美味しいお酒だと思います。
ただし、『ウイスキーですよ』という味わいではないのでウイスキーのハイボール・・・ましてやスコッチウイスキーのハイボールを味わいたい方にはちょっと異色な物になるかもしれません。
でも最初に言ったように 炭酸の利いたお酒としては美味しいと思います。
辛口です、そしてやや酸味もあります。
ドライな感じですね。
甘さはかなり控えめと言っておきましょう。

総評

このウイスキーは焼酎好きの方にはおすすめできますよ。
ストレートやトワイスアップではウイスキーっぽい感じがしたんですけど、氷を入れてからはかなり焼酎寄りの味わいになったと思います。
それも芋焼酎もしくは泡盛といった方向性ですね。
キーモルトに何が使われているか、まだ調べていないんですけどもしカティサークに使われてたとすると納得できるんですよね。
シングルモルトウイスキーですけど、グレーンを感じるウイスキーです。
もっと言ってしまうとやはり泡盛を感じます。

甘味

2.0

酸味

3.0

苦味

4.0

辛味

6.0

燻味

4.0

塩味

6.0

刺激

6.0

コク

2.0

お気に入り度

6.0
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