ホワイトホース 12年

ブレンデッド
オフィシャルのキャッチコピーを見ると甘口な物をイメージするけど、
案外辛口かも・・・

スペック

名前ホワイトホース 12年
タイプブレンデッド
製造元ホワイトホース・ディスティラーズ
キーモルトラガヴーリン、オルトモア、クライゲラヒ、グレンエルギン
アルコール度数40度
容量700ml
購入時価格2,178円(税込)

辛口ウイスキーファンにおススメ!

1891年、ラガヴーリン蒸留所に従事していたピーター・マッキーは、叔父の会社・ジェームス・ローガン・マッキー社を個人事業主として引き継ぎ、社名をマッキー&カンパニーに変更、さらにマッキー家にゆかりのある「ホワイトホース」の名前を会社は商標登録しました。
(名前は​​エディンバラのマッキー家所有の宿屋「ホワイトホース・セラー」から)

ピーターは1895年に会社を有限会社にし、マッキー&カンパニー(ディスティラーズ)の会長となります。
彼は野心的で少し風変わりな人ではありましたが、マーケティングの天才で、広告やキャンペーン活動も盛んにおこない、海外に販路を広げていきました。

1917年、戦争で後継者の息子を亡くし、1923年にはブキャナン・デュワー社との合併も破談など重なり、会社の資金繰りは大変厳しいものだったようです。
1924年にピーターが亡くなった後、会社はいくつかの事業を手放し、最も有名な製品からホワイトホース・ディスティラーズ社と社名変更、1927年にピーターが長く買収の駆け引きをしていたディスティラーズ・カンパニー社(DCL)の傘下に入りました。

DCLにとって、この買収は良いことでした。
買収の前の年にホワイトホースは「ホワイトホーススクリューキャップ」を発売し、その手軽さから6ヶ月で売り上げが倍増したのです。
また、ホワイトホース社も DCLの近代化計画に大きな恩恵を受け、1938年にDCLのポートダンダス・グレーンウイスキー蒸溜所に隣接するブレンディングおよびボトリング施設が新設されました。

ホワイトホース・ディスティラーズ社はラガヴーリン蒸留所とグレンエルギン蒸留所の両方のライセンス所有者でしたが、DCLの前子会社であるスコティッシュモルト・ディスティラーズ社が運営することになります。
ホワイトホースの販売は海外市場に向け、英国市場から撤退させました。
その後DCLは合併を重ね、ディアジオ社を設立、ディアジオ社は2010年に「会社としてのホワイトホース・ディスティラーズ社」を解散させることになりました。

グローバルブランドディレクターは、昨今のパンデミックと多大な関税により販売が圧迫された厳しい近年を踏まえ、ホワイトホースの成長はビジネスの94%を占めるブラジル、日本、ロシアでの「強い評判」によるものと語ります。
「特にブラジルと日本では、ホワイトホースがスコッチ市場の中で最大のブランドであることから、スタンダード部門が勢いよく伸びている」、「ブランドの馬のアイコンは2021年に『進化』し、『カテゴリー内でより際立つ』ものになったととも述べています。

1983年にホワイトホースエクストラファインが、1990年にホワイトホースマイルドも日本市場向けに発売されました。
このホワイトホース12年もまた日本市場専用です。
ホワイトホース スコッチ ウイスキー ブレンドには 40% 以上の麦芽が含まれ、その中心はマッキー家に馴染み深いアイラ島のシングル モルト ウイスキーのラガヴーリンです。
ホワイトホース12年からラガヴーリンのコク、風味、ピート感が感じられます。

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飲んでみた感想

香り

新品の家具のような臭いがします。
ホームセンターの材木売り場でもこんな臭いがするんだけど、それはウッディということでしょうかね。
樽の香りかな。
そしてローストしたナッツのような香ばしさも感じられます。
熟したバナナのような匂いもしますし、奥の方からコールタールのような臭いもしてきます。
スモーキーな香りという言い方もできますかね。
アルコール刺激もそこそこあり、灯油のような刺激感があります。

ストレート

まずは甘味があるんですけど、その後からこの甘味を打ち消すぐらいの勢いで辛味がやってきます。
何口か飲んでみたんですけど、やはり甘味から辛み、そして渋みがあります。
後味にはちょっぴり甘味と酸味があるかな。
何口か飲んでいるとビートの効いたスモーキーさというのも感じられます。

加水

まずちょっとだけ水を加えてみると、ストレートより若干甘味が出てきました。
酸味も少し強くなりましたね。
と言っても「からしぶ(辛渋)」ではあります。

トワイスアップにしてみます。
甘味は抑えられ、苦味と渋みがより強くなったと思います。
水の加え方でこんなに味が変わるのかな。

水ちょい足しでは甘味は強くなる、トワイスアップでは苦味が強くなるという違いはありますけど・・・
どちらでも飲みやすいことは飲みやすいですよ。

オンザロック

ここまで飲んで、基本的に辛口なのは変わらないんですけど、スモーキーさや甘味酸味が適度に感じられるんですね。
ストレートで飲んだ時よりも華やかな味わいになったと思います。
そして、こういうのをコクのある味わいと言うんじゃないでしょうか。
甘さ控えめなウイスキーをお好みの方にはバッチリだと思います。

水割り

やっぱりこのウイスキー、どんな飲み方をしようが「辛口ですよ」というのは変わりませんね。
まだハイボールは飲んでいませんけど、この水割りもやっぱり甘さ控えめ。

・・・でもどうだろう、 辛口というよりも苦味が強くなってきたかな。
どうも水を加えて見ると苦み渋みが強くなる傾向にあるようです。
これもまた甘さ控えめなウイスキーがお好みの方にはオススメの水割りですね。

ハイボール

辛口で酸味の効いたハイボールです。
「甘くないハイボールが欲しいなぁ」って方にはピッタリじゃないでしょうか。
スモーキーな味わいというのもあるにはあるんですけど、いかにもアイラ系のようなスモーキーさとはちょっと違いますかね。
甘さ控えめなので、ジュースやコーラなど甘いもので割るカクテルにはいいかもしれませんね。

総評

このホワイトホース12年の基本情報をほとんど調べずに飲んでみました。
輸入元であるキリンの公式サイトには「日本市場専用に開発されたホワイトホースのプレミアム品。長く豊かな余韻が続く華やかでフルーティーな香りとまろやかな味わい。」と書かれていますが、ノンエイジのファインオールドよりも辛口に感じましたね。
とにかく辛口のウイスキーでした。

甘味

3.0

酸味

4.0

苦味

5.0

辛味

7.0

燻味

4.0

塩味

3.0

刺激

6.0

コク

5.0

お気に入り度

6.5
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