スペック
名前 | タリバーディン ソブリン |
タイプ | シングルモルト |
地域 | ハイランド |
製造元 | タリバーディン蒸溜所 |
アルコール度数 | 43度 |
容量 | 700ml |
購入時価格 | 4,158円(税込) |
アルコール度数高めなのに軽やかに飲めて口当たりが良い
1947年、蒸留所の専門家ウィリアム・デルム・エヴァンスがパースシャーのオチル丘陵にある近くの泉がミネラル豊富で水の純度が蒸留に最適であることを発見しました。
元々ビール醸造所だった敷地をウイスキー蒸留所に改造し、ダニー・バーン川の水を使用。
1900年以来スコットランドに建設された最初の蒸留所となりました。
醸造所の近くにあるゲール語で「見張りの丘」を意味する小さな中世の礼拝堂にちなんで「タリバーディン」と名付けられました。
タリバーディン蒸留所は1995年に当時のオーナー、ホワイト&マッカイによって休止状態になりました。
ホワイト&マッカイ自体も転々としていた時期で、2003年に完全独立会社のタリバーディン蒸留所株式会社に売却、生産が再開されました。
2011年にはフランスのピカール・ヴァン&スピリチュアー社に売却、2013年に蒸留酒の社内事業のテロワール・ディスティラーズ社の傘下に入りました。
現在、蒸留所は麦芽の製麦工程を除いた樽貯蔵庫、熟成倉庫、 ブレンド施設と瓶詰めライン、すべて敷地内にあるスコットランドでも数少ない蒸留所のひとつで様々な種類のウイスキーを生産しています。
「タリバーディン ソブリン」は、ファーストフィルのバーボン樽で約5年間熟成されています。
冷却濾過されていないので、自然な色で美しい黄金色で、花のような甘い大麦の香りとバニラの微妙な香りが特徴です。
飲んでみた感想
香り
まず色の話ですけど、とても綺麗な黄色っぽい透き通った感じの色ですね。
本当に綺麗です。
さてそれでは香りですが、クリーミーです。
ホイップクリームのようなちょっと甘い感じで、ミルキーという感じもしますね。
とても上品な香りでアルコール刺激は全くありません。
ちょっぴりミントのようなスーッとした感じもありますかね。
ストレート
濃厚な甘味と辛味、そして喉でアルコール刺激を感じるといったところでしょうか。
後味に苦味ですね。
香りからは想像つかない重厚な味わいでした。
加水
少しだけ水を足して飲んでみます。
やはり甘味、辛味があるんですが、ストレートで飲んだ時よりも軽やかな感じになりました。
そしてちょっぴり塩味も感じられて、アルコール刺激は少し弱まりましたね。
苦味も薄くなって、とてもバランスの良い味わいです。
ちょっぴり水を加えた方が美味しく、わずかこれだけで飲みやすくなったと思います。
もう少し水を加えてトワイスアップにしてみます。
スイートビターですね。
辛味はかなり弱まってアルコール刺激はほとんどなくなりました。
甘味と苦味がとてもいいバランスで美味しくいただけます。
オンザロック
塩味、辛味、甘味という順序で味わえたかな。
アルコール刺激もそこそこあるんですけど、味のバランスはとてもいいです。
割と軽やかに飲めるオンザロックですね。
アルコール度数43%というのが嘘のようなライトな飲み心地です。
飲み過ぎ注意ですね。
水割り
やや苦味がかった甘味といったところでしょうか。
辛味があまり無いので辛口という言い方は変かもしれないですけど、甘味もあまり強くないです。
なので甘口ですか辛口ですかと聞かれたら、やや辛口といった感じです。
苦口という言葉があったなら、苦口という言い方が合いますね。
ハイボール
やや辛口なフルーティーハイボールといったところでしょうか。
甘味は無くはないですけど、本当にうっすらとですかね。
オンザロックと同じく、アルコール度数43%の割に結構ライトな飲み心地ですよ。
かなり濃いめにしたくなってしまうところなんですが・・・グイグイ飲めてしまうので飲み過ぎ注意ですね。
ウイスキーミスト
少し苦めですが、フルーティーで飲みやすいと思います。
かなり濃厚な味わいですね。
大きめの氷で作ったハイボールはかなり軽く感じたんですけど、クラッシュアイスで作ったウイスキーミストでは43%というアルコール度数がもろに感じられるぐらいずっしりとした味わいになりました。
だけど僕個人的にはこっちの方が美味しく味わえます。
総評
ボトルやラベルのデザインがとてもおしゃれで高級感のあるウイスキーです。
それ故にボトルを見ながら飲んでいると、とてもリッチな感覚になりますね。
アルコール度数が43%という割には軽やかに飲めた気はします。
美味しくて、軽やかに飲めたんですが、飲み終わったらかなり酔っ払った感があるので飲み過ぎ注意なウイスキーですね。
今回ちょっと飲み過ぎました。
個人的におすすめの飲み方はオンザロックおよびウイスキーミストですかね。
あとストレートに水をちょっとだけ足すのもかなり美味しくいただけたと思います。
甘味
酸味
苦味
辛味
燻味
塩味
刺激
コク
お気に入り度