川口市?
スペック
名前 | アベラダワー パイパー |
タイプ | ブレンデッドモルト |
アルコール度数 | 40度 |
容量 | 700ml |
購入時価格 | 1,078円(税込) |
ちょっとわかりにくい味だけど、値段を考えれば飲んでみる価値あり
スコットランドにはファイフというイギリスの行政区画があり、かつてこの地にピクト人の王国があったことから今もフィフ王国と呼ばれています。
名前の由来と言われる村、アベラダワーはその中にある村の一つで、2011年の国勢調査によると人口は 1,633 人です。
風光明媚なこの村には海水浴場、13世紀に建てられたアベラダワー城などの観光もできます。
ラベルには製造元がアベラダワー蒸留所とありますが、蒸留所はこの村にはありません。
この村は海に面しており、対岸のエディンバラにはアベラダワーディス ティラーズ リミテッド社がありましたが、同社が現在どのような活動しているかは不明です。
スコットランドの水、麦芽、その他の穀物を原料に、伝統的な銅製ポットスチルで蒸留し、オーク樽で最低3年間熟成させたモルト原酒をマスターブレンダーがブレンド。
中身については不明ですが、本格的なスコッチウイスキーと言えるでしょう。
飲んでみた感想
香り
牛皮のような匂いと、紙を燃やした時の灰のような臭いが一緒にする感じです。
ミントのようなスーッとした感じもありますね。
グラスを鼻に近づけたり遠ざけたりしていると、なんだかスーパーの魚売り場にいるような、そんな感じの匂いもします。
ストレート
強いて言えば苦味と辛味とアルコール刺激ですかね。
味自体は消して弱くはないんですけど、何かの味がするっていう感覚ではないんですね。
時に後味に少し甘味があります。
この甘味はマーブルチョコレートみたいな感じの甘味です。
特にまずいわけでもなく、だからといっても美味しいわけでもない。
そして飲みやすいし、味も決して薄くはないけど、どういう味か表現しにくい・・・そんな感じです。
加水
まずは少しだけ水を足して飲んでみます。
口当たりがまろやかになって甘口な感じですね。
ほどよい塩味もあってなかなか美味しいです。
飲みやすいです。
ストレートの時に最初に感じた苦味、辛味はだいぶ引っ込んではいますが、いい具合に甘味は後押ししてる感じですね。
後味はやや苦味です。
ではトワイスアップでいただいてみます。
ストレートの時と同じように苦味と辛味がメインになりました。
甘味はだいぶ引っ込みましたかね。
なかなか優しい口当たりで、飲みやすいといえば飲みやすいです。
ストレートとトワイスアップは同じウイスキーという感じがするんですけど、水をほんのちょっと足した時はとても飲みやすくて美味しく感じられました。
オンザロック
やや苦み走った甘口なオンザロックです。
余韻にも苦味がちょっぴり残りますけど、とても美味しくいただけます。
僕が個人的に思うのは、この値段でこれだけのオンザロックが飲めたらかなりコスパがいいんじゃないかなということ。
口当たりも滑らかで安酒という感じはありません。
水割り
甘辛くてちょっぴりフルーティーな感じですね。
ちょっとライチのような味わいでもあります。
嫌なアルコール感は全く無くて、とても滑らかに飲める水割りだと思いますね。
ウイスキーに慣れていない方でも美味しく飲めるんじゃないかと思います。
ハイボール
柑橘系の何だろうな、グレープフルーツよりはややオレンジっぽい感じかな。
まあオレンジですね。
そんな感じのフルーティーさがあり、甘さはやや控えめです。
柑橘系を感じる割に酸味はそれほど強くなくて、やや塩味があり、心地よい辛味がありますね。
何口か飲み続けているとオレンジというよりも、だんだんレモンになってきた感じがします。
なかなか飲みやすいハイボールです。
ウイスキーミスト
ハイボールより甘口な感じですかね。
苦味もそこそこきいているんですけど、フルーティーな感じで飲みやすいです。
このフルーティーさは柑橘系というよりも、どちらかというとイチゴとかそういう感じかな。
ハイボールとウイスキーミスト、甲乙つけがたいんですが、どっちが美味しいかは好みで別れそうですね。
ちなみに僕はどっちも美味しいと思います。
総評
ストレートとトワイスアップではちょっと味が分かりづらくて難しかったんですけど、水をちょっとだけ足した時にかなり美味しいんじゃないかなって思いました。
オンザロックや水割りハイボールなどいろんな飲み方をしてみても、かなり美味しくいただけました。
税込みで1000円ちょっとの価格のウイスキーを飲む時はかなり勇気がいるんですけど、実際飲んでみると。この「アベラダワー パイパー」は確実にお値段以上と言えます。
1000円前後で買えるウイスキーとしてはかなり美味しくいただける方だと思いますので、見かけたらぜひ買ってみていたたきたいですね。
甘味
酸味
苦味
辛味
燻味
塩味
刺激
コク
お気に入り度