
ググると検索結果に終売品と出ることがありますが、今回は普通に店舗で購入できました。
スペック
名前 | ジョニーウォーカー ブラックラベル 12年 シェリーエディション |
タイプ | ブレンデッドモルト |
製造元 | ジョン・ウォーカー&サンズ |
キーモルト | カーデュ、タリスカー、ラガヴーリン、カリラ |
熟成樽 | シェリー樽 |
アルコール度数 | 40度 |
容量 | 700ml |
購入時価格 | 3,520円(税込) |
高級感もフルーティーな味わいも感じられる、最強の一本
1820年に創業者ジョン・ウォーカーが小さな雑貨店をオープンしてから200年余り。
ジョニーウォーカーは多様な原酒をブレンドすることにより奥深く豊かな味わいをもたらす、世界No.1のスコッチウイスキーブランドとして愛されています。
中でも「ジョニーウォーカー ブラックラベル12年」においては世界で初めて12年熟成をコンセプトにしたとされるブレンデッドスコッチで、その奥深く豊かな味わいは「傑作」や「ultimate」などと称されています。
「ジョニーウォーカー ブラックラベル」は29箇所の蒸溜所の原酒が使われ、多様な味わいが楽しめることで知られています。
例えばカーデュ蒸留所、ストラスミル蒸留所、ブレアソール蒸留所などの12年以上熟成された原酒のみがブレンドされています。
(パッケージにはモルト含有量に貢献しているカーデュ、ストラスミル、ブレアソール、3つの蒸留所が記載されています)
多彩な原酒から醸し出すスモーキーさ、甘味、ウッディさなどはブラックラベルならではの風味といえます。
12人のジョニーウォーカーのブレンダーチームの1人、クリス・クラークは特にブラックラベルの特徴の1つであるシェリーカスク由来の甘味に着目。
シェリー樽熟成の原酒を加えて、プラムやイチジクのようなフルーティーさやダークチョコやコーヒーをも思わせる「ジョニーウォーカー ブラックラベル 12年 シェリーエディション」が生まれました。
パッケージは斜め24度傾いたラベルデザインに、シェリーを連想させる赤みをあしらっています。
日本では2018年10月30日より数量限定(販売予定数約5,000ケース)でキリンビールから販売されました。
飲んでみた感想
香り
黒糖やかりんとうみたいなちょっと濃いめな甘い匂いですね。
レーズンのような、ちょっぴりフルーティーな感じもあります。
なんだかウイスキーではない酒の香りを嗅いでるような気がしちゃうんですよね。
それこそシェリー酒なんてこんな感じの匂いなんでしょうかね?
ちょっと違うリキュールの香りを嗅いでる感じです。
ストレート
かなり濃厚なフルーティーさですね。
年代物の赤ワインのような、ちょっと渋めな甘味があってコクのある味わいです。
甘味、辛味、苦味のバランスがとても良くて、適度なアルコール刺激がありますね。
高級なウイスキーっていう感じがしちゃいます。
後味にも絶妙な甘味とフルーティーさが残りますね。
ストレートでもグイグイ飲める味わいです。

加水
まず水を少しだけ足して飲んでみます。
甘味、酸味、そしてちょっぴり苦味があってやっぱりフルーティー。
アルコール刺激が弱くなって優しい口当たりになりました。
これはますますグイグイ飲めちゃいます。
美味しいです。
もう少し水を加えてトワイスアップにして飲んでみます。
辛味がちょっぴり前に出てきた感じで甘さはやや控えめ。
飲みやすいことは飲みやすいですけど、水をちょっぴり加えたのに比べると美味しさは半減してしまったような気もします。
もちろん美味しいんですけど、ストレートや水ちょい足でかなり美味しいと思ったので物足りなさはありますね。
あまり薄めない方が美味しく飲めるウイスキーなのかなと。

オンザロック
いい意味でウッディで甘味と苦味がしっかりきいています。
そしてフルーティー!
余韻には酸味と苦味が残りますね。
赤ワインをギュッと凝縮したようなそんな味わいに感じます。
今まで飲んできたオンザロックの中で最もフルーティーな味わいだったかな。
何て言うか、コクがあるというか、奥行きのある美味しさです。

水割り
グラスに氷を入れてウイスキーを注ぎ、それを水で割っただけなのに、まるで何かジュースを入れたみたいなフルーティーな味わいです。
何のジュースかなぁ?・・・と考えてみたんですけど、オレンジジュースとグレープフルーツあたりを一緒に加えるとこんな感じなのかなというような味わいです。
ウイスキーと水が合わさってるだけのはずなのに、めちゃめちゃフルーティーですよ。
氷がだんだん溶けてきて少し薄まると尚更そんな感じで、アルコールであることを忘れてしまうような味わいです。
ジュース感覚で飲みすぎちゃう系かな。

ハイボール
紅茶にフルーツが入っているフルーツティーってあるじゃないですか。
それにちょっぴりアルコールを加えて炭酸で割ったような味わいに感じます。
しかもアルコールはあまり感じなくて、濃いめのフルーツティーを炭酸で割っただけみたいな感覚なんですね。
フルーツはそれこそ、イチゴだったりパイナップルだったりレモンだったりオレンジだったり・・・、その他様々いろんなフルーツが入ってる紅茶、それを炭酸で割ったような味わいです。
甘味、酸味、苦味がある程度前に出てきてますけど何しろフルーティーっていう味わいです。

ウイスキーミスト
基本的にハイボールと同じような味わいでフルーティーなんですけど、クラッシュアイスで作ったウイスキーミストだと甘さは控えめで苦味が少し前に出てきた感じがします。
とてもコクのある美味しい味わいです。
僕の個人的な好みとしては、クラッシュアイスのウイスキーミストよりはもうちょっと大きい粒の氷で作ったハイボールの方が美味しいかなとは思いました。
だけど、このウイスキーミストもなかなか絶品です。

総評
ストレートからハイボールやウイスキーミストに至るまで一貫してとてもフルーティーな味わいだったと思います。
シェリーということで、またゴムっぽい感じが多少あるのかなと思ったんですが、実際飲んでみると全くないですね。
ストレートでいきなりフルーティーと感じたウイスキーは今までにも無くは無いんですけど、割と少なかったかな。
普通に考えてもウイスキーにフルーティーさってあんまり求めない、または求めない方が多いと思うんですよ。
でも、こういうフルーティーなウイスキーがあると、そういうニーズも出てくるんじゃないでしょうか。
もちろん他にもフルーティーな味わいのウイスキーはある、絶対あります。
僕は個人的にこのジョニーウォーカーブラックラベル12年シェリーエディションはとてもフルーティーなウイスキーだと感じました。
とても高級な味わいも感じたので、お値段が3000円台であってもコスパ的にとてもいいんじゃないでしょうか。
甘味
酸味
苦味
辛味
燻味
塩味
刺激
コク
お気に入り度