すごいね!
スペック
名前 | ジョニーウォーカー グリーンラベル 15年 |
タイプ | ブレンデッドモルト |
製造元 | ジョン・ウォーカー&サンズ社 |
キーモルト | カリラ、クラガンモア、リンクウッド、タリスカー |
アルコール度数 | 43度 |
容量 | 700ml |
購入時価格 | 4,378円(税込) |
丹精込めて造られたブレンデッドモルトの逸品!
ジョニーウォーカー グリーンラベルは、シングルモルトのみをブレンドしたスコッチ。
自然と調和した逸品です。
スモーキーなバニラオーク、ペッパー、青い刈り草、白檀の香り、豊かな口当たりとほのかな土臭さなど、さまざまな要素が調和しています。
ウイスキー専門家のデイブ・ブルーム氏は「森、岸壁、フルーツの生き生きとした自然な香りを持つ、目を見張るような純粋なモルトウイスキー」と評しています。
グリーンラベルは成熟したシングルモルトウイスキーのみを使用したブレンデッドモルトウイスキーです。
スコッチの分類は、ちょっとわかりにくいですよね。
ブレンデッドスコッチ(デュワーズ、ジョニ赤、ホワイトホースなど)は、シングルモルトウイスキーと、グレーンまたはシングルグレーンのウイスキー(通常は大麦麦芽ではなく、雑穀など)を組み合わせたものです。
一方ブレンデッドモルトは、異なる蒸溜所のシングルモルトウイスキーのみで構成されています。
グリーンラベルの場合、主にカリラ、クラガンモア、リンクウッド、タリスカーの各蒸溜所のウイスキーを使用しており、4つの個性的なモルトが地理的にもスタイル的にも多様性があり、それぞれの魅力を引き出しています。
スカイ島のタリスカーの持つ潮を感じるピート感は力強さ、スペイサイドのリンクウッドは、フルーツとウッディな香りを感じられます。
中心となるのは、甘い花の香りと白檀のフレーバーを持つスペイサイドのクラガンモア。
そして、アイラ島のカリラのピートとスモークがさらに強さを与えています。
15年以上熟成させたこのウイスキーは、それぞれのモルトの特徴が絶妙なバランスを保っています。
完璧なコンビネーションで組み合わさることで、自然の空気の新鮮さを思わせ、まさに海岸から始まり、内陸部の湿った苔の上や常緑樹の森の中を通り、スコットランド中を駆け抜けるようです。
1997年に「ジョニーウォーカー15年ピュアモルト」として販売を開始し、2004年に「グリーンラベル・ブレンデッドモルト」として改名、全世界に販売されました。
2012年に「ゴールドラベル・リザーブ」と「プラチナラベル」の導入に伴うシリーズの刷新の一環として、「グリーンラベル」の販売を台湾を除く世界中で中止しました。
それから約4年後、2016年8月にグリーンラベルは復活することになったのでした。
飲んでみた感想
香り
まず濃厚なハチミツのような甘い匂い、ほのかなアルコール刺激、ピート香が感じられます。
バタートーストのような香ばしい香りもちょっぴりするんですよね。
もう少し鼻を近づけるとニスを塗った家具のような臭いもします。
ストレート
はじめに、とてもまろやかな甘味。
続いて程よいアルコール刺激を伴った辛味とピーティなスモーキーさ。
後味はちょっぴり苦みとグレープフルーツのようなフルーティーさが残ります。
そして塩気もそこそこ感じられますね。
コクのある飲み心地です。
加水
ちょっとだけ水を加えてみます。
少し水を加えただけで甘さがすごく引き立ってきましたよ。
フルーツドロップのような華やかな甘味です。
その後からオレンジのような果実感とスモーキーさがきますね。
このままずっと飲んでいていいかなっていうくらい美味しいです。
もう少し水を加えてトワイスアップにしてみます。
透明感のある甘味とスモーキーさ、そして苦味ですね。
これだけ水を加えても全く薄まった感じがなくて、違うウイスキーを飲んでいる感覚です。
ここまでずっとそうなんですけど、とてもコクがあります。
オンザロック
甘くてまろやかな燻味があります。
そして塩気も程よくあるんですよ。
クラガンモアの甘味、カリラのスモーキーさ、タリスカーの塩気がバランスよく出てきてるんじゃないでしょうか。
もうひとつのキーモルト、リンクウッドは飲んだことはないので、それがどういう風に作用しているかはわからないんですけど、おそらく4つ合わさっているモルト原酒の味がとてもバランスよく出てくるのがオンザロックなんじゃないでしょうか。
それぞれの良い所が見事に合わさっていると思います。
水割り
とても口当たりが良くてグイグイ飲めちゃうと思いますよ、これだと。
飲み過ぎ注意な水割りですね。
美味しいウイスキーにありがちな、水が美味しく感じるというやつです。
ここでいつもの「命の水」と言うのしっかり味わってます。
ハイボール
ミックスフルーツサワーといった味わいです。
とても華やかな甘味とフルーティーさ、そして程よいピート感、さらに適度な酸味というところですかね。
味わい深いハイボールです。
コクがあって贅沢な感じがしますね。
ハイボールで飲んだらもったいないと思うか、それともハイボールにしたらこんなに美味しくなるんだから絶対飲んだ方がいいと思うか・・・難しいところです。
ボトル開けたてで、まだまだいっぱい飲めるんだったらハイボールもいいと思いますよ。
もし残り1杯をハイボールで飲むかオンザロックで飲むか決断しなければいけなかったら、僕はオンザロックにしますね。
ハイボールも美味しいんですけど、オンザロックには敵いません。
でもハイボールももちろんむっちゃむっちゃ美味しいですよ。
総評
5000円以下で飲めるウイスキーTOP5を決めるとしたら、僕は絶対これは入れますね。
どの飲み方でも美味しく飲めるという点で秀逸だと思います。
4つのモルトの組み合わせが、素晴らしいバランスでブレンドされていると思いますよ。
トワイスアップや水割りでも薄まった感じがあまりしないっていうところも、このウイスキーの素晴らしさなんじゃないでしょうか。
ウイスキー通の人で、グリーンラベルをまだ飲んだことが無いという人はいたら絶対飲まなきゃ!と思いますね。
甘味
酸味
苦味
辛味
燻味
塩味
刺激
コク
お気に入り度