レジェンダリー スコット

ブレンデッド
全国のセブンイレブンで買えるけど、
取扱いのない店舗もあるからに気をつけてね!

スペック

名前レジェンダリースコット
タイプブレンデッド
製造元トマーティン蒸留所
キーモルトトマーティン
アルコール度数40度
容量700ml

24時間、365日、手軽に買えてコスパ抜群!

レジェンダリースコットは「伝説のスコットランド人」という意味で、1746年のカローデンの戦いに参戦した、ジリーズ・マクビーンという身長約190cmの大男のことだそうです。

製造元のトマーティン蒸留所は1897年に北ハイランドで創業した蒸留所です。
ゲール語で「ねずの木のしげる丘」という意味の村の名前が由来だそう。
近くには、ネッシーで有名なネス湖があり、ウイスキー作りには欠かせない「美味しい水」が豊富。
モナリアス山系から湧き出す清らかな水は花崗岩でゆっくりと時間をかけて濾過し、「オルタ・ナ・フリス(ゲール語で「自由の小川」)」という小川の水を仕込み水に使っています。
ミネラルが多すぎず、程よい軟水なので口当たり滑らかなウイスキーが生まれます。

国分グループとセブン&アイ限定コラボ商品なので関連のお店で手に入りやすいです。
しかも全国どこでも税込968円で買えちゃいます。
でも、価格とボトルデザインから考えるとちょっとヤバいウイスキーなのかな?と思ってしまいますね。
これが実際飲んでみるとかなり美味しいんですよ!

安売り店で買えるホワイトホースやカティサーク、ティーチャーズ、バランタインファイネスト、ジョニ赤などと価格帯が同じなんですが。。。
例えば、夜ウイスキーを切らしちゃったからコンビニで買ってこようと思うじゃないですか。
ホワイトホースなどはコンビニだと1000円以上するんですよね。
でも、このレジェンダリースコットはセブンイレブンで税込968円、コスパがいいんですね。
味も決して引けを取らないと思うので、そういった場面でも求めやすい、とても良いウイスキーではないかと思います。

他にハイボール缶も販売されています。
原材料を見てみるとウイスキー(レジェンダリースコット)と炭酸だけしか書かれていません。
他のハイボール缶の原材料にはいろいろと書かれているんですが、単純明快にこれだけ!
すごく純粋な作りに興味を持ったので、近いうちに飲んでみたくなりました。

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飲んでみた感想

香り

アールグレイのような香りと子どものおもちゃのプラバルーンの匂いが一緒にしてきました。
奥の方では謄写版のインクのような臭いもします。
おせんべいを焼いているような香ばしい香りもちょっとしますね。
全体的にウイスキーとしては美味しいんじゃないかなと想像できる香りではあります。

ストレート

辛甘いです!
あえて甘辛いと言わなかったのは、まず辛味が来て次の瞬間に「甘いっ!」ていう風な順番できたからなんですよ。
その後からアルコール刺激が程よくついてきます。
オレンジのようなスッキリとした柑橘系のフルーティーさも一緒にある感じですね。
後味にはちょっと苦味があります。

加水

まず少し水を加えてみます。
これは甘辛いですね。
ストレートの時と逆で甘味があって、すぐに辛味が追いかけてくる。
アルコール刺激と後味の苦味はちょっと弱まってまろやかになったと思います。
一緒に来るのがフルーティーさというよりも、ビターチョコレートのような感じになってるかな。

もう少し水を足してトワイスアップにしてみます。
甘苦いです。
スイートビター。
さらにアルコール刺激が弱まって飲みやすくなりました。
後味もスイートビターですよ。
スモーキーさも少し感じられます。

オンザロック

甘口で飲みやすいと思います。
後味に辛さ、苦味、アルコール刺激がある感じですね。
ちょっぴりスモーキーでもあり、ちょっぴりフルーティーでもあります。
1000円以下のウイスキーのオンザロックでこの味はピカイチなんじゃないかな。

水割り

おいしい水に上質な砂糖を少し加えてさらにピュアなアルコールを足したような味わいだと思います。
「透明感のある」美味しさです。
グイグイ飲めちゃう味ですよね。

ハイボール

まず飲む前に言っちゃいますけど、色は薄いですよね。
もしかしたら着色してないのかなって思うぐらい薄いです。
割りとウイスキー多めにしてるんですが、単に氷を入れた炭酸水のような色になってますね。
写真を見ていただくと分かると思います。

で、飲んでみてどうかというと・・・まずフルーティーだと思います。
グラスに氷を入れてウイスキーと炭酸水を注いだだけなのに、「オレンジを絞ったのかなっ?」てぐらいの味わいになってるんですよ。
雑味があまりない感じです。
甘味、フルーティーな酸味以外がほとんどないですね。
アルコールの刺激も弱いので、ソフトドリンクのような感覚で飲めてしまって怖いですよ。
だからといって、もの足りないわけではないんですね。
充分ウイスキーのハイボールとしての要件を満たしている美味しさです。

総評

レジェンダリースコットは何度か飲んではいるんですけど、真剣にテイスティングしたのは今回が初めてでした。
今までもまずいと思ったことは一度もなく、コンビニ・・・セブンイレブンで24時間買えて、しかも安いじゃないですか。
そんな感じで気軽に飲んでいたんですね。
だけど今まではハイボールでしか味わったことがなく、初めてストレートやオンザロックなども飲んでみたんですけどこんなに美味しかったのかと驚きました。

しかも880円です!税込みでも968円です!
イトーヨーカドーやセブンイレブンなどセブン&アイグループのどこで買っても値段が一緒っていうことになりますよね。
はっきり言って安いです、1000円でお釣りが来ますから。
この値段でこの味は普通に考えたらあり得ないんじゃないかなと思いますよ。
記事でホワイトホースなどと比較しましたけど、むしろそれ以上なのかなって思いました。

トマーティン蒸留所なのでよく「エンシェントクランなんじゃないの?」と言う人もいますけど、味はまた違うと思うんですよ。
最後にストレートでレジェンダリースコットとエンシェントクランを比べてみます。
まず色はエンシェントクランのほうが濃いですね。
レジェンダリースコットは本当に薄いんですよ、そこがかなり違います。
ストレートで飲んだ感じの比較で言うとレジェンダリースコットよりエンシェントクランのは雑味が多いかなと思いました。
苦味、辛味などもエンシェントクランの方がちょっと強い気はします。
なのに全体としてはエンシェントクランの方が味は薄めですかね。
ついでに氷を足してオンザロックで飲んでみたんですけど、レジェンダリースコットの方がまろやかな味わいでした。
そんなわけでこれはエンシェントクランとは全く別物だと思いますね。

甘味

5.0

酸味

3.0

苦味

4.0

辛味

4.0

燻味

3.0

塩味

2.0

刺激

4.0

コク

4.0

お気に入り度

7.0
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