ローダーズ シェリーエディション(オロロソカスク)

ブレンデッド
甘くておいしい!「ブランデー寄りの味わい」
・・・だったらブランデー飲めばいいじゃん!!っていう人もいるけど
「ウイスキーでこの味!」なのがいいんじゃない?

スペック

名前ローダーズ シェリーエディション(オロロソカスク)
タイプブレンデッド
製造元マクダフ・インターナショナル
アルコール度数40度
容量700ml
購入時価格1,267円(税込)

お手頃価格のシェーリー樽熟成ウイスキー!

ローダーズは1815 年にウィスキーの蒸溜が合法化された直後にアーチボルド・ローダーが開発したオリジナル ブレンドで、現存する最も古いブレンデッド・ウィスキーのひとつと言われています。

歴史は、1834年まで遡ります。
アーチボルド・ローダーは貯蔵室を購入しバーを経営することになります。
このバーは理髪店を併設していて、飲みながら散髪ができることで有名になり、バーは後に「Lauder’s」と言う店名になりました。
友人やゲストからの意見を参考にしながら、「ローダーズ ウイスキー」を開発し、ブレンド技術を高めていきました。
ハイランド、ローランド、スペイサイドのモルト、そしてグレーンのブレンドは、180年以上前にスコットランドのグラスゴーで初めて製造されて以来ほとんど変化していません。

シェリーエディションはローダー社のアート オブ ブレンディング コレクションの第一弾です。
まず焦がしたバーボン樽でモルトウイスキーとグレーンウイスキーを熟成、さらにオロロソシェリー樽で約6ヶ月熟成させるシェリー・カスク・フィニッシュ・スコッチで
オロロソシェリー樽で熟成された琥珀色の色合いと甘い味わいが特徴的。(着色はされています)

ローダーズは現在はマクダフ・インターナショナルの中核となる3ブランドの1つです。
(他2つはグランド マクニッシュとアイラ ミストです)
スコッチ業界における供給過剰で苦境に立たされていた時に、マクダフ社はブランドの知名度を上げるための投資を行い、2000年には30カ国以上で取引を行うようになりました。
今ではイギリスを中心にヨーロッパ、特に北欧で高いシェアを持っているブランドです。
国際的なコンテストでいくつもの賞を受賞しています。

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飲んでみた感想

香り

まず色ですけど、かなり赤みが強いですね。
シェリー樽熟成は濃い赤みっての出る物か多いけど、このウィスキーはわざとらしいぐらい赤みが強くて、紅茶のような色をしています。
ボトル裏側のラベルを見ると原材料名:グレーン、モルト、カラメル色素としっかり書いてあるので着色してるのが分かりますね。
ここにはカラメル色素というの書いてるぐらいなので相当着色した色なんだろうなとは思いますね。

では香りです。
墨汁とイ草の匂いがします。
あとはメープルシロップや蜂蜜のような香りですね。
ダンボールのような臭いもしてます。
アルコール刺激はあまり強くはないかな。

ストレート

シェリー系の甘さと、アルコール刺激が真っ先に感じられますね。
後味は苦いです。
シェリー樽熟成のウイスキーにはお約束の「ゴムっぽい感じ」というのはあるんですけど、それほど強くはないかな。
僕はそれほど気にならないです。
ゴムっぽさを強く感じないのは案外、グレーンの比率がモルトより高いからかもしれないですね。
想像した以上においしく頂いてます。

加水

ちょっぴり水をくわえた状態で飲むとアルコール刺激や苦味がかなり引っ込んで甘いです。
そしてゴムっぽさも弱くなりました。
まるっきりストレートで飲むより、ちょっとだけ水を足した方が美味しいんじゃないですかね。

トワイスアップにしてみます。
これだと完全に甘口のウイスキーですね。
後味にちょっぴりアルコール刺激と苦味があるんですけど、お酒の強い方だったらジュース感覚で飲めるんじゃないでしょうか。

オンザロック

甘味と塩味です。
ここでも後味にちょっと苦味はあるんですけど、甘口で飲みやすいオンザロックです。
シェリー樽熟成というのを堪能できると思います。
この価格帯のウイスキーでこれだけシェリー系の甘味がしっかり味わえるオンザロックはなかなかないような気がしますね。
美味しいです。

水割り

もう何年もブランデーというものを飲んでないのでブランデーの味をちょっと忘れかけてますけど、ブランデーを水割りで飲んだ時の”それ”の記憶が蘇ってくるんです。
甘口で口当たりの良い水割りです。
後味はやはりちょっぴり苦味があります。
そして少しだけスモーキー。

ハイボール

アップルサワーっていう飲み応えで、しかもあまりアルコールを感じないので、アップルソーダと言ってもいいかもしれません。
ソフトドリンクで言うとちょっぴり苦味があるんで、ジンジャエールとドクターペッパーの中間ぐらいの味でしょうか。
でも「これはアルコールです」というそんなテイストですね。
飲みやすいと思います。
ここでもやはり後味に苦味はあって、良いアクセントになってる。
この苦味は全ての飲み方で共通しているのかな。
これまた美味しく頂けました。

総評

想像していた以上に美味しくいただきました。
っていうのは、これを以前に飲んだ時の印象はゴムっぽいところがもっと強かったように思うんですね。
1年以上前に飲んだもので記憶はあやふやではあったんですけど・・・まあ覚悟して飲み始めたわけですよ。
思った以上に美味しく味わえたので良かったなというところです。

1000円台でしっかりしたシェリー系のウイスキーを飲みたいんだったらこれはオススメです。
比率的にモルトよりグレーの方が多めというのもこのウイスキーの特徴だと思います。
これを飲んでシングルグレーンウイスキーをシェリー樽で終熟させたらどんなものができるのかなっていうのがとても気になるところです。
そしてこのローターズシェリーエディションは 他のウイスキーにちょい足しして威力が発揮できるのではないかと思うんですよ。
例えばちょっとスモーキーなウイスキーにこれをちょい足しすることで甘くてスモーキーになったりとか・・・
そういうのをまた別の機会にやってみようと思います。

甘味

7.0

酸味

4.0

苦味

5.0

辛味

3.0

燻味

2.0

塩味

5.0

刺激

5.0

コク

4.0

お気に入り度

7.5
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