日本ではあまり知られていないけど、これからの展開が楽しみですね
スペック
名前 | スコッツゴールド レッドラベル |
タイプ | ブレンデッド |
製造元 | チャールズ・エッジ・ロンドン |
アルコール度数 | 40度 |
容量 | 700ml |
購入時価格 | 2,420円(税込) |
紅茶の高級茶葉のような上品な香り、フルーティーでまろやかな味わい
創業者のチャールズ エッジは最高のスピリッツを見つけるために30年以上世界中を巡り、スコットランドに辿り着きました。
2015年、チャールズは、チャールズ・エッジ・ロンドンを設立しました。
すべてチャールズが選んだ最高品質のスピリッツと木樽で生み出され、スコッツゴールドはその最初のスピリッツです。
ボトルにある彼のサインとモノグラムはこの会社の品質の保証となります。
同社はチャールズの広いネットワークを活かしボトラーとして数々のシングルカスクを手に入れてきました。
樽はシングルカスクウイスキーの異なる体験を提供するために、有名な蒸留所ではなく、小規模な有名な蒸留所から選ばれました。
これからはボトリングの準備が整った樽を購入するだけでなく、様々な熟成段階にある2000倍以上の樽を貯蔵し、将来的にリリースする計画を立てているそうです。
ローランドグレーンウイスキーと少なくとも15種類のモルトウイスキーをブレンド、スペイサイドとハイランドのモルトを高濃度に配合バーボン樽で熟成させています。
スコッツ ゴールドには4種類のウイスキーがあります。
「スコッツ ゴールド レッド」はすでに市場展開されていた3年と8年に続くラインナップになります。
親しみやすく、歓迎的で、魅力的、非常に飲みやすいウイスキー初心者にも受け入れられるでしょう。
飲んでみた感想
香り
同時にいくつか感じました。
まずは紅茶のダージリン。
葉の状態の香りかな。
他にはレーズンバターのような感じ。
そしてオレンジのような匂いもしました。
香りから想像できるのは、まろやかで口当たりのいい味わいですね。
実際飲んでみたらどうなんでしょう。
ストレート
まず酸味と甘味、うっすらと塩味ですね。
レーズンのような感じ、そしてオレンジジュースのようなフルーティーさもあります。
アルコール刺激はやや強めなんですけど、口当たりがいいのであまり気にならないです。
後味に紅茶のような味が残ります。
香りの時に感じたままの味ということになりますね。
まろやかで口当たりの良い味わいです。
加水
少しだけ水を加えて飲んでみます。
ほんの少し水を足しただけでアルコール刺激はほとんど感じなくなりました。
苦味が少し出てきたんですけど、やはり柔らかい口当たりです。
砂糖を入れていない紅茶にオレンジを少し絞ったような味わい。
甘さはやや控えめになったんですけど、辛味、塩味、苦味のバランスがよく、フルーティーで飲みやすいです。
もう少し水を加えてトワイスアップで飲んでみます。
スプーンにのせた角砂糖にブランデーを染み込ませて、火をつけて紅茶に入れる、いわゆる「ティーロワイヤル」を連想させる味わいです。
水を少しだけ足した時よりも甘味が前に出てきましたね。
塩味や酸味は余韻に少し感じる程度でだいぶ引っ込んだ感じです。
オンザロック
トワイスアップと同じように「ティーロワイヤル」っぽい味わいです。
オンザロックの方が苦味は強くなってきてるので、ティーよりも苦味のあるカフェロワイヤルかなと思いましたがコーヒー感はあまりないですね。
やはり紅茶の味わいです。
ちなみにオンザロックはダージリンではなくアールグレーっぽいかな。
水割り
いわゆる「美味しい水」という味わいです。
「〇〇の天然水」とかのフレーバーウォーターみたいな。
その例えで言うと「オレンジと紅茶の天然水」と言う感じでしょうか。
かなりうっすらとオレンジと紅茶の味。
これはこれで飲みやすいです。
ハイボール
やや甘口くらいのフルーティーなハイボールです。
このフルーティーさは柑橘系、オレンジのようなものと、ぶどう感が合わさっています。
そしてやはり後味に「ティーロワイヤル」っぽさを感じますね。
でも苦味はそれほどなくて、甘味以外は酸味、そしてやや塩味くらいですかね。
僕はこのハイボールがとても気に入りました。
ウイスキーミスト
まず「ティーロワイヤル」を感じましたね。
そして後味にオレンジやぶどう。
甘味はハイボールよりも前に出てきていると思います。
これもまたとても美味しいんですけど、僕の個人的な好みではクラッシュアイスのソーダ割りより、大きい粒のソーダ割りの方が美味しく感じました。
総評
「スコッツ ゴールド」はイオンリカーで購入したものです。
イオンリカーさんにはよく新しいものが入ってないか見に行くのですが、これまで見かけたことが無いものがあって衝動的に買ってみました。
「スコッツ ゴールド」の棚に今回のレッドとブラックの2種類が並んでいました。
店員さんにレッドとブラックとでは味が違うんでしょうかと聞いてみたのですが、「最近入ってきたばかりなので我々としても味の違いを表示したいんですけど、まだその辺の情報がないんです」とのこと。
どっちか1本だけ買おうと思ったんですけど、自分で飲み比べてみないといけないかなという思いが強くなって両方買ってしまいました。
なのでブラックも手元にあります。
それはまた別に紹介しますのでもう少しお待ちください。
「スコッツ ゴールド レッド」は香りの段階でダージリンティーやレーズン、オレンジを感じたんですけど、特にダージリン、というか紅茶がずっとついて回ってきた感じです。
所々でオレンジやレーズンもひょっこり顔を出すので、飲みながら思わず謎に笑顔になってしまいました。
今までテイスティングをしているウイスキーには香りからずっと一貫性があるものの方が少なかったんですが、今回は香りからずっと一貫したものがありました。
全部飲み終わってこの総評を書いているんですけど、余韻に今でも残っているのがダージリンとオレンジですね。
それぐらい強烈でした。
僕の個人的感想ではありますが、このウイスキーはどなたに飲んでいただいても美味しく感じられるのではないかと思います。
甘味
酸味
苦味
辛味
燻味
塩味
刺激
コク
お気に入り度