ザッパーーン
スペック
名前 | ハミルトンズ アイラ |
タイプ | ブレンデッドモルト |
製造元 | アンガス・ダンディー・ディスティラーズ |
アルコール度数 | 40度 |
容量 | 700ml |
購入時価格 | 2,728円(税込) |
オンザロックで美味しくいただけるブレンデッドアイラモルト
ハミルトンズシリーズは、アンガス・ダンディー・ディスティラーズ社とチャールズ・ハミルトン・リミテッド社によって2012年に発売されました。
スコットランドのウイスキー主要地域であるスペイサイド、ハイランド、アイラ島、ローランド、2017年にはジ・アイルズが加わりました。
それぞれの優れたモルトウイスキーが楽しめ、ラベルや箱には各地それぞれを表現する景色と特徴的な色を用いています。
アンガス ダンディー蒸留所はブレンド設備を備えているスペイサイドのトミントール蒸留所とブレチンにあるグレンカダム蒸留所とグラスゴー近郊のコートブリッジに瓶詰め工場を所有しています。
アイラ島産のウイスキーの特徴は非常にスモーキー。
湿った海の空気によって、塩味が強く、海藻のような風味もあります。
「ハミルトンズ アイラ」は典型的なアイラウイスキーのピートのきいたウイスキーと言われています。
ブレンデッドモルトなので、アイラ島に複数ある蒸留所のモルトウイスキーをブレンド、グレーンウイスキーは使用されませんが、出生の蒸留所は非公開です。
飲んでみた感想
香り
桃の缶詰を開けた時のような匂いと、ローストアーモンドみたいな香ばしい香りがします。
うっすらとピートも香っているんですが甘い感じですね。
ストレート
まず苦味と辛味が感じられて、その後から少し甘味が感じられます。
あまりバランスの整った感じでなく、雑味が強いなという第一印象です。
ピートも感じるんですけど、何しろ苦味、辛味が前に出てきていて、ちょっとぼやけた感じなのかな。
決してまずいということはないんですが、だからと言って美味しいとも言えませんね。
アルコール刺激は割と弱めです。
加水
まずは水を少しだけ足していきましょう。
ストレートと同じく苦味と辛味なんですが、こちらの方が整った味わいです。
後味にほんの少し甘味がありますし、ピートも炭っぽい感じですかね。
ストレートのような雑味がなく、こっちのほうが飲みやすいです。
もう少し水を加えてトワイスアップにしてみます。
苦味とピートだけになっちゃいましたね。
やはり後味に少し甘味はあるんですけど、割と単調な味わいです。
ただ案外、この方がシンプルで飲みやすいかもしれないですね。
ストレートよりもトワイスアップの方がこのウイスキーの個性がいい意味で出ているように思います。
オンザロック
ビタースイートで程よくピートもきいていますね。
なかなか美味しくいただけるオンザロックだと思います。
ストレートで飲んだ時にはとても想像ができなかったですね、この味は。
アルコール刺激もあまりなく、柔らかな口当たりでまろやかな控えめな甘さと、程よい苦味、そしてピートといった感じでとても飲みやすいです。
オンザロックならおすすめできるアイラモルトと言えますね。
水割り
割と甘口でちょっぴりピートのきいた、飲みやすい水割りだと思います。
後味に苦味はありますが、すっきりとした飲み心地ですね。
ちょっぴりフルーティーでもありマスが、無難な味わいかな。
ハイボール
辛口なハイボールです。
甘さはかなり控えめで、辛味もそれほどないですかね。
酸味はさほど感じず、とにかくから口です。
飲みやすい辛口ハイボールといったらいいんですかね。
後味にちょっぴり甘味と塩味があります、
ピートはあまり感じません。
ウイスキーミスト
苦味は強いですけど、甘味もそこそこあります。
ハイボールほど辛味はあまりなくて、こちらの方が飲みやすいですかね。
ハイボールのような大粒の氷で作ったソーダ割りでは辛口、粒の小さい氷で作ったウイスキーミストでは比較的甘口という感じです。
まるで違う味わいになっちゃいました。
しかも、ウイスキーミストだとちょっぴりフルーティーな感じさえするんですよ。
ハミルトン アイラをソーダ割りにするならクラッシュアイスの方がいいですかね。
ウイスキーミストに合うアイラモルトなんじゃないでしょうか。
総評
振り返ると、ストレートの時はあまり美味しいと思わなかったんですが、オンザロックはとても美味しかったです。
そして水割りでは割と無難に飲めて、ハイボールではちょっと微妙な味わいでした。
最後、クラッシュアイスでソーダ割りにしたウイスキーミストではそこそこ美味しくいただけましたね。
今回はオンザロックが圧倒的に美味しかったので、このウイスキーはオンザロック向きなアイラモルトと言っていいんじゃないでしょうか。
もし氷を入れて割って飲むのであれば、水割りもしくはクラッシュアイスでソーダ割りにするのがおすすめです。
甘味
酸味
苦味
辛味
燻味
塩味
刺激
コク
お気に入り度