・・・関連性が分かりませんでした。
darkerに掛けてるのかな?
スペック
名前 | ブラックボトル スモーク&ダガー |
タイプ | ブレンデッド |
製造元 | ゴードン・グラハム・アンド・カンパニー社 |
キーモルト | ブナハーブン |
アルコール度数 | 46.3度 |
容量 | 700ml |
購入時価格 | 4,180円(税込) |
どんな飲み方でも美味しくいただけるけど、おススメはソーダ割り!!
ブラックボトルは1879年、アバディーンにあるゴードン・グラハム社で誕生しました。
グラハム3兄弟(チャールズ・イネス、ゴードン、デビッド)は、もともと紅茶を製造していましたが、もっと大胆で型破りなものを創り出すというビジョンを持って、ウイスキーのブレンディングを始めました。
ブラックボトルの名前は、ドイツの黒いガラスをベースにしたオリジナルのボトルデザインと、伝統的なポット式ウイスキースチルを模したデザインに由来していますが、1914年戦争の勃発に伴い、グリーンガラスに変更されました。
現オーナーのディステルに買収された後の2013年、アイラウイスキーの比率をかなり抑え、ゴードンの味に近づけました。
このリニューアルを記念して、ボトルは黒いガラス瓶に戻されたのです。
「スモーク&ダガー」を含むアルケミーシリーズは。兄弟の大胆で実験的かつ、並外れたものへの追求へのリスペクトを形にしました。
アルケミーシリーズは、他に「#1ダブルカスク」と「#2アイランドスモーク」と「#3アンディーンオーク」があり、今回の「スモーク&ダガー」は第4弾になります。
「スモーク&ダガー」はハイピートのアイランドモルトが入っていた樽にグレーンウイスキーを加え、パンチの効いたスコッチになりました。
アルコール度数46.3度、無着色、ノンチルフィルタードでボトリングされています。
マスターブレンダーのジュリアン・フェルナンデスは次のように述べています。
「スモーク&ダガーは、モルトのスモーキーさがダブルで効いていて、本当に力強い味わいです。でも、ピーテッドカスクで仕上げたグレーンが、この味わいをさらに高め、丸みのある甘みとのバランスをとっています。私たちはこの商品を本当に誇りに思っており、ブラックボトルのファンの皆様が私たちと同じようにこの商品を気に入ってくださることを願っています」
飲んでみた感想
香り
まずツーンと鼻をつくアルコール刺激です.
かなり強めで、むせ返りそうになりました。
シンナーとベンジンの中間ぐらいの匂いですかね。
そして遠くの方でウッディな樽の感じとピートがかすかに香っています。
もう一度よく嗅いでみると干し草のような香りもしました。
ストレート
一言で言うと、辛口でビタースイート、そしてスモーキーといった味わいです。
余韻はアルコール刺激があって、ちょっぴり喉がヒリヒリするぐらい強烈です。
アルコール度数46.3度がモロにきました。
でもこの刺激はあまり嫌な感じではないですね。
刺激そのものがダメっていう人にはもちろんダメかも。
僕もあまり刺激に強いわけではないけど、むしろこれが美味しさにつながっているように感じました。
ここは好みが分かれるところなんじゃないでしょうか。
味は個人的に美味しいと思います。
だんだん慣れてくるとマンゴーのようなフルーティーさもちょっぴり感じられます。
加水
まず水をちょっとだけ足して飲んでみたんですけど、ストレート以上に甘味や辛味、苦味、アルコール刺激がまろやかになったかな。
特に甘味はこちらの方が強く感じられます。
そして塩味もそこそこいい具合にありますよ。
決して薄まったわけではないんですけど、優しい口当たりになりました。
後味がスモーキーですね。
ほんのちょっと水を足しただけなんですけど、僕はストレートよりこちらの方が断然おいしいと思いました。
トワイスアップで飲んでみます。
甘さがさらに引き立ってきて、まろやかで華やかな味わいになりました。
ウイスキーと水が1対1なはずなんですが、そんなに薄まった感じではなく、むしろ美味しい方向にさらに変化したという感覚ですね。
トワイスアップにすると甘みが引っ込むイスキーもありますが、これは甘さが引き立ってきた感じです。
辛味、苦味、アルコール刺激などはそのままなんですが、穏やかになってますし、塩味や酸味も適度にあってかなりバランスがいいです。
後味にちょっぴりスモーキーさがありますね。
このトワイスアップは是非飲んでいただきたいと思います。
オンザロック
まずはスイートビター。
そして辛味、アルコール刺激と続いて、最後にスモーキーな味わいです。
うっすらと塩味も感じられるんですが、他の甘味や苦味、辛味などに封じ込められている感じですね。
何口か飲んでいると最初に感じた甘味が本当に心地よく入ってきて、他の味わいも含めていくとコクのある美味しいオンザロックです。
水割り
甘口でジューシーな美味しい水割りです!
後味にちょっぴり苦味とスモーキーさがありますけど、甘さ控えめなかき氷のミルク味(氷ミルクというのでしょうか)のような感覚でグイグイ飲めてしまう味わいです。
本当に飲みやすいですよ
暑い夏に飲むものとしてはかなりクオリティが高いんじゃないでしょうか。
今日は暑いなーって日に水割りでいただきたいと思いました。
ハイボール
甘渋で、程よく酸味もきいたフルーティーなハイボールです!
青りんごサワーといった感じですかね。
ちょっぴりスパイシーでパンチもきいています。
ピーティとかスモーキーさはほとんど酸味に変換されてるんじゃないでしょうか。
氷が溶けて少し薄まってくるとなおさら酸味が強まりました。
レモンサワーに近くなった感じで、ウイスキーを飲みなれてない方にもおすすめできるハイボールだと思います。
ウイスキーミスト
甘口ながら苦味走っていて、なおかつスモーキー。
でも、それ以上にフルーティーです。
チョコレートのようなスイートビターな味わい、むしろミルクチョコレートといった感じさえします。
水割りと同じように夏の暑い日に是非とも飲みたいなーと思う一杯でした。
総評
香りを嗅いでいた時やストレートで飲み始めた時はかなり刺激的な癖のある強者かなと思ったんですが、トワイスアップや水割り、ハイボールなど、薄めるととても飲みやすいウイスキーだとわかりました。
もちろん、ストレートやオンザロックでもコクがあって充分美味しいですよ。
でも「ブラックボトル スモーク&ダガー」は何らかで割ってこそ力を発揮するウイスキーなんじゃないかなと僕は個人的に思いました。
どの飲み方をしてもまずいと感じるところは全くありませんでした。
甘味
酸味
苦味
辛味
燻味
塩味
刺激
コク
お気に入り度