グレンマレイ フェニックス ライジング チャードオークカスク

シングルモルト
フェニックスは不死鳥や火の鳥と呼ばれたりしますが、鳳凰は本来別物ですが同じものとして扱われています
ファイヤーとホウオウは別物ってことですね

スペック

名前グレンマレイ フェニックス ライジング チャードオークカスク
タイプシングルモルト
地域スペイサイド
製造元グレンマレイ蒸留所
アルコール度数40度
容量700ml
購入時価格4,378円(税込)

他のグレンマレイとは一線を画する味わい

1830年から地元のエールを製造していたエルギンウェスト醸造所が、1897年にグレンマレイ蒸留所となって、9月13日に最初のスピリッツが生成されました。
地元の大麦のみで作られたスピリッツは、マルサラワインの樽やシェリーの樽など、当時としては異例の多種多様な樽に詰められたそうです。
第一次世界大戦中の短い休止期間の後、製造を再開しますが、マクドナルド&ミュア社に買収されてしまいます。

それでも創業から引き継がれる探究心は絶えませんでした。
近年はクラシック コレクションの発売により、さまざまな樽で熟成させた豊富なフレーバーが生まれました。
2016年、蒸留所が120 周年を迎えてからも、ヘリテージ コレクション、12年、15年、18年、21年そして10年熟成のファイアードオークなど、様々なラインナップがお目見えしました。

「グレンマレイ フェニックス ライジング チャードオークカスク」は一風変わった樽での熟成を探求するグレンマレイ蒸留所の最新作になります。実はグレンマレイ蒸留所では炭化させた新樽を使用することはほとんどないそうです。激しく焦がしたバージンオーク樽で熟成させて、木の力強さを最大限に引き出されたシングルモルト。まるで灰の中から蘇り、燃え尽きる前に再生する不死身の鳥・・・まさにフェニックス ライジング!
ラベルも大変鮮やかで、ブランドカラーのダークブルーに翼を広げ燃えるフェニックスが燃えるような色の箔押しで描かれています。

主な市場はフランス、オランダ、日本、韓国となっています。

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飲んでみた感想

香り

真新しい畳の敷かれた新築の和室といった感じの匂いがします。
そして百合の花と菊の花を合わせたような匂いですかね。
かなり美味しい味わいを想像してしまう程いい香りです。

ストレート

一口目でバニラアイスのような味、二口目にはビターチョコレートみたいな感じですかね。
それほど甘口な感じではないです。
バニラアイスにチョコレートと言っても、チョコモナカみたいなものとは全然違うんです。
それなりに塩味や苦味、辛味もしっかりあってコクのある味わいと言うんでしょうかね。

加水

まず水を少しだけ足して飲んでみます。
塩味、苦味、酸味がとてもバランスよく感じられて、後味に甘味が残ります。
ストレートではビターチョコレートをちょっと感じたんですけど、水を少し加えて二口三口飲んで感じる甘味は甘さ控えめですけどミルクチョコレートな感じです。
ほんのちょっと水を加えただけで、ストレートよりかなりまろやかで飲みやすくなりました。

トワイスアップにして飲んでみます。
塩味と酸味がさらに前に出てきて、ちょっぴり苦味ですかね。
やはり後味に甘味とほんのりスモーキーな感じかな。
僕の個人的な好みとしては、トワイスアップよりも水をちょっとだけ足した方が美味しいかなと思いました。

オンザロック

やや甘口で、後から辛味と苦味が追っかけてきます。
なかなかまろやかな味わいのオンザロックで、かなり美味しいと思います。
たっぷり時間をかけて、じっくり味わいながら飲みたいオンザロックですね。

水割り

口に含んだ瞬間ちょっぴり辛味を感じるんですけど、しっかり飲んでみると甘口でフルーティーな味わいです。
口当たりが良くて飲みやすい水割りだと思います。
フルーティーでちょっぴりスパイシー。
これは今まであまり味わったことのない水割りなんですよ。
独特の味わいという言い方もできますかね。

ハイボール

アップル&レモンサワーといった味わいですかね。
リンゴ系のフルーティーさと柑橘系のフルーティーさが融合した、超ミックスフルーティーハイボールだと思います。
かなり甘口で、しかもそれなりに辛口。
パンチのきいたとても飲み応えのあるテイストです。
このハイボールはかなり癖になるかもしれませんね。

ウイスキーミスト

ストロベリーサワーといった味わいですかね。
そこにちょっぴりレモンを絞った感じ。
ハイボールがりんごとレモンだったのに対して、このクラッシュアイスで作ったソーダ割りはイチゴと、ちょっぴりレモンといった味わいになりました。
ちょっと酸味が前に出てきていて、辛味はあまり感じなくて、ほぼ甘口なフルーティーさですね。

総評

今回、店で「グレンマレイ フェニックス ライティング チャードウォークカスク」の名前を初めて見かけて衝動買いしてしまいました。。
このウイスキーが出ているのを知らなかったので、お店で見かけた時思わず買ってしまったんです。
最近、新しいウイスキーの情報をあまりつかめていなくて情けない限りなんですけど、そのためウイスキーがどんな成り立ちなのか全く知らないまま飲んで感想を述べてみました。
後から調べて記事を書いているので、中身がそぐわないところはご了承ください。

飲んで見て一番感じたのは、これまでもグレンマレイのシリーズはたくさん飲んできたんですが、味わいがちょっと違うのかなと思いました。
良くも悪くもグレンマレイ独特な感じはかなり薄いですね。
熟成樽が何なのか、テイスティングの時点では分かっていません。
「フェニックス ライティング チャードウォークカスク」って何だろうって思いますよね。

ボトルのデザインはなかなかおしゃれで結構いけてると思うんですよ。
味もなかなか美味しかったです。
お値段もかなりお手頃で、今回の衝動買いは成功だったかな。

甘味

6.0

酸味

5.0

苦味

4.0

辛味

4.0

燻味

2.0

塩味

4.0

刺激

4.0

コク

5.0

お気に入り度

8.0
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