モンキーショルダー

ブレンデッドモルト
3匹の猿は「見ざる、聞かざる、言わざる」のおさるさんの親戚?
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スペック

名前モンキーショルダー
分類スコッチウイスキー
タイプブレンデッドモルト
製造元ウィリアム・グラント&サンズ
キーモルトグレンフィディック、バルヴェニー、キニンヴィ
アルコール度数40度
容量700ml
購入時価格3,278円(税込)
¥3,234 (2023/01/23 06:43時点 | Amazon調べ)

レビュー

厳選したキーモルトで絶妙な味を表現

「モンキーショルダー」のスムースでモルティ、そしてフルーティな特徴は、ウィリアム・グラント&サンズ社が所有するスペイサイドの3つの蒸溜所のウイスキー由来と言われています。

ウィリアム・グラント&サンズ社は、スコットランド最大の独立系ウイスキー会社で、業界第3位のモルト蒸溜能力を有しています。
その歴史はウィリアム・グラント氏が1886年に755ポンドの全財産をグレンフィディック蒸溜所の建設に投じたことから始まりました。
5年後には、グレンフィディックと同じ敷地にバルヴェニーをオープンし、約1世紀後の1990年にはキニンビーが加わりました。

バルヴェニー、グレンフィディック、キニンビー、エイルサ・ベイの4つのモルト蒸溜所と、エイルサ・ベイと同じエアシャー州にあるガーバン・グレーン蒸溜所を運営しており、主要な熟成・ブレンド設備も備え、ボトリングはグラスゴー近郊にあるグラント社のストラスクライド・ビジネスパーク施設で行われています。

2010年、ウィリアム・グラント&サンズ社は、ニューヨーク州のクラフトディスティラーであるトゥティルタウン・スピリッツ社のハドソンウイスキーブランドと、アイリッシュウイスキーで2番目に売れているブランドであるタラモア・デューを買収しましたしかし、今ではそのレシピは極秘となっていて、異なるスペイサイド・シングルモルトを少量ずつ、巧みにブレンドして調合したものと説明されています。

「モンキーショルダー」はウィリアム・グラント&サンズ社が2000年代初頭、スコッチウイスキーの人気が高まる中、バルヴェニー、グレンフィディック、キニンビーの3つの蒸留所のモルトウイスキーから選んだ合計27樽の原酒を組み合わせて新しいブレンデッドモルトを開発したものです。
最初に充填されたバーボン樽で熟成されたウイスキーは、40%のアルコール度数で瓶詰めされる前に、最大6か月間小さなバッチで一緒にバッティングされます。

2005年に発売された「モンキーショルダー」は、楽しくてプレミアムなブランドというカテゴリーにうまくハマりました。
2012年に米国で販売を開始したところ予想以上に人気が出て、2014年には品薄になってしまいました。
2016年、業界誌「Drinks International」による世界のベストバーの投票で、世界で「最もトレンディな」スコッチウイスキーブランドに選ばれ、さらに2018年には、同じ調査で、世界の主要な高級バーで最も売れているスコッチウイスキーに「モンキーショルダー」が選ばれました。
長年のトップであったジョニーウォーカーからトップの座を奪い取ることになったのでした。

風味以外にも、その独特な名前にも惹かれる人もいると思います。名前の由来はウイスキー作りの歴史にあります。
伝統的なウイスキーの製造工程では、男性が大きく重いモルトシャベルを使って手作業で大麦を攪拌していました。
これが原因で、作業者の腕が猿のように垂れ下がってしまう「モンキーショルダー」と呼ばれるようになったのです。
生産技術の近代化と蒸溜所の麦芽製造施設の廃止により、現在ではこのようなことはありませんが、この名前は歴史的なウイスキー作りの過程にちなんで名付けられました。

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テイスティング

香り

かき氷のメロン味・・・いわゆる氷メロンとかメロンシャーベットみたいなそんな香りがします。
巨峰のような濃い赤ぶどうの香りも一緒に感じますね。
さらに奥の方から黒糖のような香りも漂ってきます。
アルコール刺激がそこそこあるんですけど、それ以上に甘味が強いかな。
ちょっぴりピートも感じます。

ストレート

まず甘味ですが、少し酸味のあるいちごのような味わいですね。
アルコール感は結構強いですが、甘味とフルーティーさが前面に出てくるので、強い刺激を抑えて穏やかにしています。
甘くてフルーティーでコクがある味わい。

加水

まず少し水を加えてみます。
薄まった感じはしませんでした。
ストレートの時よりも刺激が抑えられて、ちょっぴり苦みが出てくるのだけど、これはピートなのかもしれないですね。

さらに水を加えてトワイスアップにしてみます。
すっきりと飲みやすくなりました。
フルーティーというよりもジューシー。
ここまで水を加えても全然薄まった感じはないんですよ。
アルコールの刺激が結構強かったことが幸いしてるのかなって思います。

オンザロック

苦味と甘味が一緒に来るんですよ。
この甘味はフルーティーとかジューシーとかではなく、濃厚。
砂糖を煮詰めたもしくは、ものすごく濃い蜂蜜。
苦味もあるんでビタースイートな味わいです。
ミルクを入れてない甘さを控えめなココアに通じるものがあるかな。
何杯か飲んでいくとちょっぴり苦みが強く感じられてきま

水割り

すっきり飲みやすくなりましたが、ちょっと薄まった感じは否めません。
元々ちょっと強めだったアルコール刺激がいい具合に作用してるのか、美味しいウイスキーというか美味しいお酒という味わいが十分にあるんですよね。
苦味はかなり引っ込みました。
繰り返しますけどすっきりとしてます飲みやすいです。

ハイボール

酸味がいい具合に出てきたんですけど、案外甘さは控えめですね。
もう少し甘味があるんじゃないかと期待をしてたからそう感じたのかもしれないけど、酸味と苦味のセッションになっているように思います。
ジューシーな感じはします。
他にもいろんな味を感じるんだけど、清涼飲料水で言うところのドクターペッパーみたいな感じですかね。
何杯か飲んで行くとなんか懐かしい甘味を感じるんだけど、これで何なんだろう?
・・・昭和の時代にあった粉末ジュースの素のオレンジかな?
それをジュースにしないで、粉を少し口に含んだ時に感じられるような甘味ですかね。
夕張メロンのような味わいもします。

ハイボールの飲み始めは甘さ控えめに感じたものが、飲み進めていくうちに華やかな甘味を感じるようになってきました。
うっすらと酸味も強くなってくから、ドクターペッパーからだんだんキリンレモン寄りになって、さらにはラムネの味わいもあるんですよ。
まあその辺も懐かしいっていうとこなんでしょうかね。
ハイボールは飲めば飲むほど多彩な味わいを感じます。

総評

とても懐の深い味わいだなと思いました。
甘くて苦くて刺激もそこそこ強く、コクがあるけれども飲み方によってはフルーティーだったりジューシーだったりもする。
いろんな顔を見せてくれるウイスキーだと思います。
辛味はあまり感じなかったけど、苦味の一部だったり、濃厚な甘みの一部だったりがそれなのかもしれません。

「モンキーショルダー」は女性に人気があるとよく聞きますが、それはとても頷ける話だと思います。三匹の猿が可愛いってのもあるんですけど、それ以上に味でしょう。
ウイスキーがキツイとかまずいとか思っていた人がこれを飲んだらきっとウイスキーに対しての概念が変わると思うんですよ。
味わい深いお酒ですし、飲みやすさもあります。
そこはキーモルトの一つであるグレンフィディック に 通じてくるのは十分あります。
グレンフィディックが好きな人にはこのモンキーショルダーもぜひ飲んでいただきたいと思いますし、モンキーショルダーが美味しいと思った人には是非グレンフィディックも飲んでいただきたいですね。

そして、モンキーショルダーを構成している三つのキーモルトはおそらくグランツにも含まれているものなので、こういうのが美味しいなと思ったかたはグランツも是非飲んでみてはいかがでしょうか。
モンキーショルダーの構成原酒以外のモルトウイスキーやグレーンウイスキーなどを加えたブレンデッドウイスキーなので、すごく似ているというわけではないかもしれないけど、構成原酒の中核の部分が一緒だって思って飲んでみると、「なるほど!」っていうことになるかもしれませんよ。

チャートと点数

総合点

79点 / 100点

コスパ
3.5
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他の人の感想

モンキーショルダーとは知らせずに飲んでもらった感想です!

口の中に甘みが広がりほんのりアルコール感、余韻があってとても美味しい、バランスのいい味。90点!

フルーティーな甘み、最後にアルコール感がピリリと出る。余韻は少し少なく感じる。グレンフィディック12年みたいな味わい。80点!

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