スペック
名前 | クランデニー アイラ シングルモルト |
タイプ | シングルモルト |
地域 | アイラ |
製造元 | ダグラス・マッギボン&カンパニー |
アルコール度数 | 40度 |
容量 | 700ml |
購入時価格 | 3,080円(税込) |
かなりリーズナブルなアイラシングルモルト
ダグラス・マクギボンは、1890 年代後半にウイスキー製造の拠点であるアイラ島からグラスゴーにやって来ました。
その後、彼の孫娘の夫である元英国王立空軍の兵士だったフレッド・ダグラス・レインが1947年にダグラス・マッギボン&カンパニー社を創業しました。
クランデニーは、父から息子、そして孫へ・・・三代に渡って築き上げられ、スコットランド各地の蒸留所との深い信頼関係によって、良質な樽だけを選び抜いたシリーズです。
今回の「クランデニー アイラシングルモルト」の姉妹品に「クランデニー スペイサイドシングルモルト」があります。
その他にスコットランドの蒸留所のシングルモルトウイスキーやシングルグレーンウイスキーのシングルカスクボトリングのコレクションも豊富に取り揃えています。
また、同じクランデニーにはブレンデットの用意もあり、アイラはアードベッグ、ボウモア、ブルイックラディ、ブナハーブンと名前を明かせない2つの蒸留所の原酒が使われています。
このことからシングルモルトのシリーズに使われているモルトもいずれかの蒸留所のウイスキーかと考えられます。
飲んでみた感想
香り
しっかりとピートが香っています。
そこそこアルコール刺激が強く辛い感じがしますし、、しょっぱい感じも充分ありますね。
バラの花のような甘い香りもしています。
この段階でスモーキーかつ、やや辛口なウイスキーなのかなという予感がしてきます。
ストレート
予想通りですね。
辛口で塩味がしっかり効いていて、程よくアルコール刺激もあり、追い打ちをかけるように渋めのスモーキーさといったところでしょうか。
余韻に若干甘みが感じられます。
口に含んだ時にかなりアルコール刺激があるなと思ったんですが、喉の奥でピリピリするような感じではないですね。
加水
水を少しだけ加えて飲んでみると、アルコール刺激がさらに増して甘味も強くなりました。
ストレートよりも華やかな味わいです。
スモーキーさもより強く感じられますね。
トワイスアップにしてみます
甘くてスモーキー、そして渋味が感じられます。
これだとアルコール刺激はかなり弱まって、じっくり落ち着いて飲める感じかな。
口当たりもかなりまろやかになりました。
オンザロック
渋めなスモーキーテイスト。
ここでは苦味が強くて塩味がちょっぴりある感じですね。
アルコール刺激はさほど気にならなくなりました。
とてもコクがあってじっくり味わいたいと思います。
水割り
苦くてスモーキーと言ったところなんですが、すぐに甘みが追いかけてきて口当たりはとてもいいです。
辛味や塩味はあまり感じないですね。
スモーキーフレーバーが苦手という方でも飲みやすい水割りなんじゃないでしょうか。
ハイボール
意外性でまず甘味ですね。
そしてスモーキーでフルーティです。
いい具合に酸味も効いていて飲みやすいハイボールですね。
無味のソーダで割ったんですけど、まるでコーラで割ったいわゆるコークハイのような感じもするんですよ。
うっすらとですけどね。
フルーティかつジューシーな美味しいハイボールです。
ウイスキーミスト
苦味があって渋めだけど、とってもジューシーという味わいですね。
ロックアイスで作ったハイボールの時にはなかった塩味や辛味もちょっぴりあって、こちらの方が華やかな味わいなんじゃないでしょうか。
万人受けするのはハイボールかもしれないけれど、ちょっとウイスキー飲み慣れた人だったらこちらのウイスキーミストの方がお気に召すかもしれません。
総評
アイラモルト、しかもシングルモルトということなので、どこの蒸留所かとても気になりますね。
僕が今まで飲んだアイラウイスキーの中で予想するなら、一番近いのはボウモアかな。
他ならカリラ、もしくはラガヴーリン辺りでしょうか。
税込みで3080円でしたから、とってもお買い得なアイラシングルモルトウイスキーだと思います。
ちなみに輸入者がコルトンヴェールなので、やまや、イオンリカーでしか買えないと思いますが、店舗は全国にあるので比較的入手しやすいのではないでしょうか。
フィンラガンオリジナルピーティーとほぼ並ぶぐらいのお値段なので、コスパはとってもいいと思います。
しかも味わいとしてもとても美味しくて、また買ってみたいなと思えるウイスキーでした。
甘味
酸味
苦味
辛味
燻味
塩味
刺激
コク
お気に入り度