特にフランスでは第1位の人気だよ!!!
スペック
名前 | ラベル5 クラシックブラック |
タイプ | ブレンデッド |
製造元 | ファースト ブレンディング カンパニー |
キーモルト | グレンマレイ |
アルコール度数 | 40度 |
容量 | 700ml |
フランスのメーカーが造ったスコッチウイスキー
ラベル5クラシックブラックは、フランスのラ・マルティニケーズ社が所有するグレンターナー社傘下のファースト・ブレンディング・カンパニーが製造しています
1969年、ラ・マルティニケーズ社の設立者であるジャン・ケイヤードはスコッチウイスキーを手掛け始めました。
そのスコッチウイスキーがラベル5でした。
古くからの伝統を守りながら、ラベル5は最高級のグレーンウイスキーとモルトウイスキーを組み合わせたものです。
2008年、グレンモーレンジ社の傘下だったグレンマレイ蒸留所をラ・マルティニケーズ社が買収。
ラベル5のキーモルトはグレンマレイとなり、その12ヵ月後に、ラベル5の売上が100万ケースを突破することになりました。
ラ・マルティニケイズ社はここ数年ラベル5が売り上げを伸ばしたため、グレンマレイ蒸留所の拡張をしています。
2010年にラ・マルティニケーズ社はラベル5に使用するグレーンウイスキーの供給源として、スペイサイドにスターロウ蒸留所を創設しました。
スコットランドでは40年ぶりとなるグレーン蒸留所の建設でした。
スコットランドには現在も稼働するグレーン蒸留所はわずか7つしかなく、スターロウ蒸留所は持続可能な最先端の蒸留所です。
また、ラベル5とラ・マルティニケーズ社の他のブランド、サー・エドワーズとグレンターナーのボトリングとしても使用されています。
それまではスピリッツをまるごとフランスに送ってからブレンディングとボトリングをしていたそうです。
ラベル5は3,100万本が販売され、世界で9番目に売れているスコッチブランドです。
ホワイトキュラソーとレモンジュースをラベル5に加えた洗練された爽やかなカクテル「5thストリート」などがあるらしいですね。
飲んでみた感想
香り
ホームセンターの材木売り場にいるような匂いですね。
ベニヤ板という感じが特に強いかな。
それに加えて木工用ボンドの匂いもします。
後は木炭のような感じでもあり、ちょっぴりミントのような香りもします。
アルコール刺激もそこそこあるんですけど、ものすごく強いというほどではありません。
ストレート
飲んでみるとアルコール刺激はかなり強いと思いました。
香りの時にはあまり感じられなかった甘味と苦味が強いですかね。
後味は辛味、そして少し燻味を感じます。
全体的に巨峰のような渋いフルーティさもあると思いますよ。
加水
少しだけ水を加えてみました。
甘味辛味、そして酸味が少し前に出てきたんじゃないかな。
後味は苦味です。
アルコール刺激が引っ込んで、まろやかになったんじゃないでしょうか。
トワイスアップにしてみます 。
アルコール刺激も相当弱くなって、飲みやすくなりましたね。
ただし、甘味も少し弱くなって、全体的に辛口のウイスキーという印象です。
オンザロック
口に持っていく時に鼻に香ってきた匂いが家具売り場の感じでした。
これもやはりウッディという言い方でいいんじゃないですかね。
そして飲んでみると甘辛いという印象です。
酸味と苦味も程よくあって、バランスはいいですよ。
何口か飲んだんですけど、口に運ぶ度にグラスから家具の匂いがしてきます。
香りと味が同時に楽しめますね。
そして後味もウッディです。
水割り
思いのほか、軽やかな飲み口になっています。
辛味甘味苦味酸味フルーティーさが感じられるんですけど、それぞれがあまり強くなく、バランスの良い味わいです。
ハイボール
ジューシーと言っていいんじゃないでしょうか。
味としては酸味、苦味、甘味という順番で感じられてきたように思います 。
後味はちょっぴりスモーキー。
柑橘系のフルーティーさを十分に感じるハイボールですね。
余韻には甘さが残ります。
総評
香りの段階ではかなり癖が強いんじゃないかと思ったんですけど、飲んでみるとバランスの良いウイスキーでした。
テイスティングしていると色々考えながら飲んでいるので、感想が複雑に感じられるかもしれませんが、気軽に飲むと普通に飲みやすいウイスキーだと思いますよ。
特に水割りやハイボールなど薄めていく飲み方だと、とてもスッキリと飲めます。
オンザロックのところでウッディな香りを感じながらまた別の味わいを楽しめると言うこと言ったんですけど、これも癖になるとどハマりするかもしれませんよ。
いずれにしても1000円前後で買えるこの味は、とてもコスパのいいウイスキーですね。
甘味
酸味
苦味
辛味
燻味
塩味
刺激
コク
お気に入り度