ヘビリーピーテッド好きな人には物足りないかもね
スペック
名前 | グレンマレイクラシック ピーテッド |
タイプ | シングルモルト |
地域 | スペイサイド |
製造元 | グレンマレイ蒸留所 |
アルコール度数 | 40度 |
容量 | 700ml |
購入時価格 | 2,550円(税込) |
初めてのピーテッドウイスキーにどうぞ
エルギンにある蒸留所は1897年から操業していて、近くのロッシー川から水を引いています。
長い歴史の中で蒸溜所長はこれまで5人しかおらず、2005年からはグラハム・クール氏が蒸溜所長とマスターディスティラーを兼任。
彼は以前ウィリアム・グラントのもとで働いた後の着任で、最近発売されたグレンマレイ・マスタリーを含む新シリーズの開発の最前線に立っています。
グレンマレイ蒸留所がピーテッドスピリッツの蒸留を始めたのは2010年のこと。
ピートの煙でいぶされた最高級の大麦麦芽を使用し、バーボン樽で熟成しています。
決して複雑な味ではないですが、香りと味わいのバランスが良く、飲みやすいと評判です。
それでいて、しっかりとピートの存在感を感じられます。
「繊細なスモーク」と表現され、グレンマレイの新たな一面を表現しています。
ピーテッドモルトがあまり得意でない方でもスモークの香りを楽しめて、ピーテッドウイスキーの入門編として最適でしょう。
やわらかなピート感の親しみやすいモルトです。
飲んでみた感想
香り
ベーシックなグレンマレイ クラシックのようにウッディさがしっかり感じられますが、 ピーテッドの方はシンナーのような刺激臭はないですね。
その代わりにピートがしっかり香っていて、ビターなチョコレートのような香りも少しします。
ストレート
苦味と甘味がまず感じられて、その後から辛味、燻味というところでしょうか。
そして、ちょっぴり酸味もありますね。
何口か飲んでいると渋めの赤ワインと言った味わいも感じられてきます。
加水
ちょっぴり水を加えた状態で、ストレートの時よりもピートがしっかり感じられるようになりました。
そして、そのスモーキーさに後押しされるように酸味が前に出てくる感じです。
程よい苦みが感じられ甘味と辛味はちょっと引っ込んだかな。
もう少しもう少し水を加えていきます 。
トワイスアップぐらいにしてみたんですけど、甘味とスモーキーさがしっかりあってちょっぴり酸味。
苦味や辛味はだいぶ薄まったように思います。
軽やかな口当たりで飲みやすいピーテッドウイスキーですね。
オンザロック
甘くてウッディでスモーキー。
後味に程よい苦味があって飲みやすいです。
辛みや塩味もそこそこありますし、適度なアルコール刺激もあって好感の持てる味わいです。
水割り
渋めな水割りになりました。
意外だったんですけど、甘味がかなり薄まって苦味と燻味がしっかり出てきました。
ビターでスモーキーですね。
辛味がしっかりあるので、辛口の水割りがお好きな方にはオススメできますね。
ハイボール
フルーティーでスモーキー!
「微・スモーキーなハイボール」を飲んでみたい方にぜひオススメです。
ストレートやオンザロックの時にしっかり感じられた甘味はちょっと薄まって、その分、フルーティーだったり、まろやかさがあったりで飲みやすいですよ。
僕は飲んだことないのですが、巨峰サワーってこんな味かなと思いました。
総評
香りの段階ではベーシックなグレンマレイ クラシックに近いものを感じたんですが、飲んでいくとかなり違う印象になりました。
ストレートやオンザロックのように、あまり薄めない状態では甘味がそこそこ強く感じられました。
だけど、加水したり水割りやハイボールにすると案外、甘味が引っ込んじゃうんですね。
この甘味をしっかり感じたい方は濃いめのストレートやオンザロックがいいと思います。
そして、ハイボールに関してはかなりお薦めできる味わいなんですよ!
ライトピーテッドなウイスキーだと思います。
甘味
酸味
苦味
辛味
燻味
塩味
刺激
コク
お気に入り度