日本近海の外国船は見つけ次第砲撃、追い返す「異国船打払令」が発令されました。
スペック
| 名前 | グレンカダム アメリカンオーク リザーブ |
| タイプ | シングルモルト |
| 地域 | ハイランド |
| 製造元 | グレンカダム蒸留所 |
| アルコール度数 | 40度 |
| 容量 | 700ml |
| 購入時価格 | 4,180円（税込） |
オンザロック、水割り、ハイボールなど冷やして飲むと美味！
グレンカダム蒸留所は1825年にジョージ・クーパーによって設立された、スコットランドでも古い蒸留所です。
ハイランド地方のアンガス州ブレチンに位置する蒸留所で、今も伝統的な製法でウイスキーを製造しています。
生産能力は比較的小さいため細部にまで気を配り、品質にこだわれる環境のようです。
蒸留所は幾らかの所有者を経て1891年にグラスゴーのブレンダー、ギルモア・トンプソン社の所有に、1954年にはカナダの蒸留所ハイラム・ウォーカーに売却されたのち、2000年には操業を停止しました。
2003年、グレンカダム蒸留所はアンガス・ダンディー社が買収し操業を再開、2008年には独自のシングルモルトシリーズを発売するまでに復活しました。
「グレンカダム アメリカンオーク リザーブ」は、マスター ディスティラーのロバート フレミングが、ケンタッキー州から取り寄せた厳選されたアメリカンオーク樽を使用して熟成。
ウイスキーを詰めた樽はレガシーと謳われるグレンカダム蒸留所所有のダンネージ倉庫で熟成しています。
これまで目立つ存在ではなかったグレンカダムでしたが、昨今ではシングルモルトとして頭角を現しつつあり、 最近は冷却濾過もキャラメル着色もされていません。
マスターディスティラー2022年インターナショナル・ワイン＆スピリッツ・コンペティションでは、100点満点中98点というスコアを獲得。
他にもISC2022ゴールド、ザ・スコッチ・マスターズ ゴールド2022、SFゴールド2022、IWSC 95 2023などを受賞しています。
飲んでみた感想
香り
ザブンとプールに入った時のような匂いがしますね。
塩素っぽい感じなのかな、そんな匂いです。
そして、ザブンと海に入った時のような香りも同時にするんですね。
これは塩の香りでしょうか。
変な言い方ですけどプールと海が同時に感じられるような匂い。
あとメープルシロップのような甘い香りもしています。
ストレート
ちょっと薄めの塩水を飲んだようなしっかりとした塩味があります。
そして辛味、アルコール刺激にちょっぴりの苦味といったところですかね。
後味にほんのりと甘味があります。
あっさりとした味わいで飲みやすいといえば飲みやすいんですけど、ちょっぴり物足りなさもあるかな。
加水
まずは水をちょっとだけ足して飲んでみます。
塩味の後、酸味がありますね。
そして苦味、辛味といった感じです。
後味にわずかな甘味がありますけど、ストレートの時よりはかなり控えめな甘さです。
アルコール刺激も逆にちょっと強くなったように思われます。
もう少し水を加えて一対一のトワイスアップにして飲んでみます。
辛味と酸味、そしてうっすらと甘味ですかね。
割とぼやけた味わいになってしまったようです。
ストレート、水ちょい足し、そしてトワイスアップと3通りの常温で飲んでみて、僕は個人的にはストレートが一番美味しく飲めました。
オンザロック
まずはウッディな味わいですね。
苦味から甘味、そして辛味といった味わいですが、とてもコクがあって美味しい。
絶妙なビタースイート感ですね。
僕は個人的にこのウイスキーオンザロックにはドンピシャはまったと思います。
水割り
甘口でちょっぴり塩味と酸味のきいた飲みやすい水割りです。
後味には程よい苦味があって、これがまたいいアクセントになってますね。
オンザロックも美味しかったんで、このウイスキーは冷やした方が美味しいのかもしれないです。
この水割りも大変美味しくいただけました。
ハイボール
水割りではこのウイスキーは冷やした方が美味しいのかもしれないと気づいて、ハイボールへの期待がとても高まっていました。
実際、その期待を裏切らない結果でしたよ！！
甘味、塩味、酸味がバランスよく味わえるフルーティーな美味しいハイボールです。
後味にほんのりスモーキーさを感じますね。
アルコールの感じがあまりしなくて、ソフトドリンクに近い味わいだと思います。
一番近いソフトドリンクはジンジャーエールですかね。
ウイスキーミスト
ハイボールと比べると苦味が強くなった感じがします。
辛味は弱くなったんですけど、そうですね塩味はちょっと強くなって、甘さは控えめというところでしょうか。
とてもフルーティーで飲みやすい炭酸割りです。
甘さ控えめがお好きな方は、この細かい粒の氷で作ったソーダ割り＝ウイスキーミストの方がいいかもしれません。
総評
ストレートもそこそこ美味しく飲めたんですけど、オンザロック、水割り、ハイボールなど冷やして飲んだ方が美味しくいただけたかなという印象です。
常温のまま、水を少し足したり、トワイスアップにするのは正直あまり美味しくなかったんですよ。
だけどオンザロックはかなり美味しくいただけましたし、水割りもグッドでした。
ハイボールやウイスキーミストも美味しかったので、このウイスキーは常温よりも冷やした方が美味しさが増してくるというか、進化を発揮できるんじゃないでしょうか。
ですが、税込みで4000円を超えるか超えないかぐらいのお値段なのでコスパ的にな問題にはなりますね。
けれど、この価格帯で水割りやハイボールを美味しく飲みたいと考えたら最適なんじゃないでしょうかね。
また個人的な話ですけど、ボトルデザインはとても気に入ってます。
甘味
酸味
苦味
辛味
燻味
塩味
刺激
コク
お気に入り度
