この姿に多くの人の感銘を受け、今でも彼女は人気があります。
スペック
名前 | ハイランドクイーン 8年 |
タイプ | ブレンデッド |
製造元 | ハイランドクイーン |
キーモルト | タリバーディン |
アルコール度数 | 40度 |
容量 | 700ml |
購入時価格 | 3,432円(税込) |
一番美味しい飲み方はストレート!
1893年、リース港のそばにマクドナルド&ミュアー社が設立されました。
女王メアリーが1561年にフランスからスコットランドに帰国したのがリース港、という共通点からブランド名の由来となりました。
メアリーは1567年にはイングランドのエリザベス1世に対して反乱を起こし裁判にかけられて、1587年処刑された、今も語られる女王です。
跳ね馬に乗った女王のデザインは発売以来、所有者が変わった後も、一貫してラベルのデザインモチーフとなっています。
ハイランド クイーンは最初は地元で販売していましたが、ロデリック マクドナルドが海外に広めると、すぐに世界中の市場で有名になりました。
禁酒法の時代には密輸入業者を介して、アメリカ、カナダとオーストラリアでも人気を得ることになります。
また、第二次世界大戦後、ブレンデッドスコッチの競争が激化している英国市場の他にフィンランドやベネズエラなど業界大手が見落としがちな市場も開拓しました。
1970年代後半ハイランドクイーンは世界でも有名なブレンドのひとつとなりましたが、同社がシングルモルトに注力したため、ブランドの売上は減少してしまいました。
2004年にマクドナルド&ミュア社からモエ・ヘネシーに譲渡。
2008年にはボルドーを拠点とするピカール ヴァン エ スピリテューのファミリー企業に買収されることになり、ハイランド地方のタリバーディンにハイランドクイーン スコッチウイスキー カンパニーが設立されました。
スコットランドのハイランド地方の美しい風景を描いたデザインの新しいパッケージ、プレゼンテーション、ラベルデザインで発売されました。
スコッチウイスキーの中でも特に知られたブランドのハイランドクイーンの中でも特に8年熟成のハイランドクイーンは、まろやかでバランスの取れた味わいが特徴です。
飲んでみた感想
香り
スキムミルクのような香り、そして塩昆布みたいな匂い。
香り自体はあまり強くはないです。
アルコール刺激も少なめです。
ストレート
これはズバリ甘口です。
ほどよく塩味や辛味がきいていて、まろやかな味わい。
いちごミルクを感じるちょっぴりフルーティーな甘味と、七味唐辛子をかけた牛煮込みが合わさってるような感じ。
こんな言い方をするとあまり美味しいイメージが湧いてこないかもしれないけど・・・とっても美味しいです。
華やかな味わいですね。
加水
まず少しだけ水を加えて飲んでみます。
ほんのちょっと水を足しただけなのに甘味が引っ込んで、塩味と辛味がかなり前に出てきました。
ストレートで飲むよりもシャキッとした感じというかはっきりした味わいになりました。
もう少し水を加えてトワイスアップで飲んでみます。
さらに甘味が引っ込んで、辛味、塩味、苦味が前に出てきました。
これは辛口ですね。
水を加えただけでこんなにも味わいが変わるのかってちょっと驚きました。
オンザロック
ロイヤルミルクティーみたいな甘味を一瞬感じるんですが、そのすぐ後から辛味、酸味、塩味がやってきます。
その中では苦味が一番強く感じるのかな。
とても奥行きの深い味わいです。
時間をかけてゆっくりと味わいたい感じですね。
水割り
ちょっと味がぼやけてしまった感じはありますが、甘口です。
後味にちょっぴり苦味はあるんですけど。辛味や塩味はあまり感じないです。
軽やかに飲める水割りです。
良くも悪くもあまり特徴のない味わいではありますけどね。
ハイボール
これも水割りと同じで味がぼんやりとしてますね。
甘口といえば甘口です。
そして酸味がそこそこきいていて、ややフルーティーではあるんですけど、「こういう味わい」という決定的な何かがかけてる気がします。
水割りでは「良くも悪くもあまり特徴のない味わい」と言ったんですが、ハイボールには違う言い方をさせていただくと「良くも悪くも無難な味わい」だと思います。
あまり美味しくないものを想像してしまう方もいらっしゃるかもしれませんけど、結局のところ美味しいんですよ。
ただ特徴のない味わいなんです。
ウイスキーミスト
酸味が強めでリンゴ酢のソーダ割りを飲んでいるような感覚ですね。
甘さは控えめながらフルーティーな味わいです。
二口三口飲んで行くと梅酒ソーダのような感じがしてきます。
総評
ストレートでは甘口で飲みやすく美味しいウイスキーだと思いました。
水を加えたり冷やしたりソーダ貼りにしたりしていくと、なんだかぼんやりとした味わいになってきて、もったいないなぁという感想です。
詳しくは読み返していただきたいんですが、一番美味しくいただけたのはストレートでしたね。
甘味
酸味
苦味
辛味
燻味
塩味
刺激
コク
お気に入り度