スペック
名前 | フィンラガン オリジナル ピーティー |
タイプ | シングルモルト |
地域 | アイラ |
製造元 | 非公開 |
ボトラー | ザ・ヴィンテージ・モルト・ウイスキー・カンパニー |
アルコール度数 | 40度 |
容量 | 700ml |
購入時価格 | 2,250円(税込) |
謎のアイラモルトウイスキーは家飲みにぴったり
フィンラガンはアイラモルトウイスキーです。
ウイスキーの産地の主な6地域の中で、アイラ島で作られているものがアイラモルトです。
日本で最近とても人気なアートベックやラフロイグなどからも感じる正露丸臭とか、海藻のような磯の風味が特徴です。
フィンラガンは独自の蒸溜所を持っておらず、他所で作られたものを購入してボトル詰めする、いわゆるボトラーズになります。
こういったボトラーズのウイスキーは蒸留所が公開されていることが多いのに、フィンラガンは蒸留所が非公開で、謎のアイラモルトウイスキーなんて言われています。
ネット上ではカリラではないかという話があるので、カリラ蒸留所で作られたものでほぼ決定ではないでしょうか。
アイラモルトウイスキーは平均的に値段がかなり高めで、「アードベックやラフロイグ気に入ったんだけどちょっと高くて日常的には飲めないよ!」という方には値段的にもおすすめです。
前にも書きましたが、最近日本でもピート系ウイスキーはかなり人気になっているので、フィンラガンも品薄状態でちょっと手に入りにくくなっているかも。
そんな状態なので値段もちょっと上がってきてて2000円台後半くらいで売られていることも多くなってきましたが 、ちょっと家飲みでピート系ウイスキーを飲んでみたいなっていう時にはいいんじゃないですかね。
飲んでみた感想
香り
まずピートが来て、そしてスモーキーないい香りがします 。
アルコール刺激は後からちょっとついてくる感じ。
今手近にラフロイグ(並行品)があるのでちょっと比べてみます。
なるほど・・・フィンラガンの方がガツンと来るかもしれません。
正露丸っぽさも、もしかしたらアードベッグに近いのかな?!
そしてちょっと柑橘系な何か・・・オレンジみたいな香りもしてきますね。
ストレート
これはスモーキーなウイスキーが好きな人は納得できると思います。
そして案外甘いんですよ。
アードベッグにちょっとハチミツを混ぜたような。
(アードベッグを飲んだことある人にこういう言い方で分かるといいな)
ずっとストレートで飲み続けたいと思うほど美味しいです。
加水
ストレートより辛口になったように思います。
甘味やピート感よりも「辛い」「しょっぱい」が強いかな。
オンザロック
甘辛い感じです。
ちょっと刺激が強くなって、苦味も感じます。
僕としてはこれ、ロックであんまり飲みたいと思わないですねぇ。
もしかするとストレート飲まないで、いきなりこのロックの状態で飲まされたら美味しいって言うかもしれないけど・・・ストレートで味わった後だと悲しいです。
水割り
甘さががドンドン前に出てきます !
辛さや苦味があんまり無く、甘くてスモーキーってそんな味わいですかね。
これはこれで美味しいです。
ハイボール
実は前にハイボールだけ先に飲んだことがあるんです。
その時はスモーキーというかビートが効いてる印象がありました。
今回はストレートから順番に飲んだら、ハイボールが結構甘いなって思います。
甘くてかつスモーキーという感じです。
甘く感じた最後に墨のような味がついてくる、そんな印象です。
総評
正露丸的な ピート系のウイスキーの中ではコスパ最強なんじゃないかなと思います。
しかも甘くてフルーティーな感じも兼ね備えてるという僕にはとてもありがたいと言うか 美味しいお酒です。
ハイボール飲んだ後で今手元にあるピート系のウイスキー、アードベック、ラフロイグ、タリスカーストーム、グレンマレイクラシックピーテッドをちょっとずつ飲んでみてもう一度このフィンラガン飲んでみました。
残念ながら僕の大好きなタリスカー10年が無かったので分からないんですけど、少なくともこの飲み比べた銘柄の中では一番高い点数つけられます!
人によって評価は分かれると思いますが、これはあくまでも僕の個人的な感想です。
甘味
酸味
苦味
辛味
燻味
塩味
刺激
コク
お気に入り度
他の人の感想
フィンラガン オリジナル ピーティーとは知らせずに飲んでもらった感想です!
アードベッグに近いような、ピート感とスモーキー感、でも加水すると少し薄まってしまったような。83点