フィンラガン カスクストレングス

シングルモルト
僕的には最高点!
この甘味とピーティーさ、コスパ最高!

スペック

名前フィンラガン カスクストレングス
タイプシングルモルト
地域アイラ
製造元非公開
ボトラーザ・ヴィンテージ・モルト・ウイスキー・カンパニー
アルコール度数58度
容量700ml
購入時価格3,600円(税込)

樽出しそのままドン!! パンチ力絶大

フィンラガンはアイラモルトウイスキーです。
ウイスキーの産地の主な6地域の中で、アイラ島で作られて・・・
・・・などフィンラガンの詳しい内容は「フィンラガン オリジナル ピーティー」の記事をどうぞ。

フィンラガンは独自の蒸溜所を持っておらず、他所で作られたものを購入してボトル詰めする、いわゆるボトラーズになります。
製造している1ヶ所の蒸留所は明確にしていませんが、多くの意見でカリラではないかと言われています。
アイラモルトは人気が高く、価格も高騰気味なので、カリラをこの価格で飲めるならコスパが良いですね。

カスクストレングスはアルコール度数を40度に薄める加水処理をしないので、樽から出したままの58度はアルコールを飲まない人には結構キツい数値。
なので、お手頃な価格とは言え、どんどん飲んでしまうと危険です。
高いアルコール度数のいいところは通常よりも風味が長持ちするということでしょう。

2019年にはCONCOURS MONDIAL BRUXELLES(コンクール・モンディアル・ド・ブリュッセル)にて2019スピリッツセレクションで「グランドゴールドメダル」を受賞。
さらに消費者の需要を満たす革新的な製品に与えられる「スピリッツ・セレクション・リベレーション・アワード」も受賞しています。
これからも注目銘柄の1つでしょう。

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飲んでみた感想

今回も知人から銘柄内緒でテイスティングしてみました。

香り

まずピートがドン!
そしてなんだろう・・・優しいアルコール感で、ビターチョコレートみたいな風味の奥行きがある。
プアール茶の葉ような香りもします。

ストレート

醬油のような塩辛さが来るんですよね。
その後に苦味と刺激がドンと来て、その奥から甘味がやってくる感じですかね。
アルコールの刺激はそこそこ強いんだけど、しっかり飲み切ってしまうと最後に甘味が残るので後味がピリピリするような感じは一切しません。
いろんなものがどんどんやって来たので、最初に感じた醤油っぽさは本当に一瞬で、それはピート感だったかもしれない。

加水

まろやかになって膨らみが感じられますね。
とてもコクがあって美味しいです。
スモーキーさというのがとてもよく出ていて甘味もかなりあります。

さらに水を加えてトワイスアップにするとマイルドスモーキーになりました。
やっぱりまろやかで飲みやすい。

オンザロック

まず感じたのは甘味ですね。
全体の印象はストレートの時とあんまり変わらないんだけど、味覚がやってくる順番が違いました。
ストレートの時は塩辛さから苦味、刺激、最後に甘味だったんだけど、オンザロックだと甘味が先に来てその他の味は次にまとめてドンと来る感じで、後味はスモーキー。
ストレートの後味は甘味だったので明らかに逆ですね。

水割り

いやぁ~、ムチャムチャうまい!!
正露丸系というか ピーティーなウイスキーがダメっていう人はこれの水割りを飲んでみたらどうかなと思いますね。
甘さがかなり前に出てきました。
そしてまろやかなスモーキーさ。
とてもコクがあってホントに美味しいです。

ハイボール

甘くてスモーキー。
バランスが絶妙ですね。
シェリー樽系の甘いウイスキーと、ピーティーなウイスキーのいいところを掛け合わせたような美味しさがあります。
ピート感はかなり強いんですけど、それよりも甘さが半端ない。
このハイボールは最高です!

総評

これが何なんですかね早く知りたいです。(テイスティングした時点では銘柄はわかっていません)
アードベッグ好きな人はこれも美味しく飲めるんじゃないんでしょうか 。
ただアードベッグよりも甘みが強いです。
薬品的な感じがあまりなくて、とても自然な甘さとスモーキーさがある!
ストレートで飲んだ時にはラフロイグかな思ったんだけど、水を加えたらなんか違う。
甘味がすごくあって今まで飲んできたピーティーなウイスキーでここまで甘味が勝ってるものはなかった気がするんですよ。
僕にはこれ理想的なバランスの良い味わいです。

甘味

8.0

酸味

2.0

苦味

4.0

辛味

6.0

燻味

8.0

塩味

6.0

刺激

5.0

コク

6.0

お気に入り度

9.5
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