デュワーズ カリビアンスムース 8年

スペック

名前	デュワーズ カリビアンスムース 8年
タイプ	ブレンデッド
製造元	ジョン・デュワー＆サンズ社
熟成樽	ラム樽
アルコール度数	40度
容量	700ml
購入時価格	2,178円（税込）

意外とゆったりした、ウィスキーらしいウイスキー

ジョン・デュワー＆サンズ社は、ジョン・デュワーがスコットランドのパースで創業し、息子の頭脳派アレクサンダーと外向的なトミーの手によって世界的に成功しました。

トミーは、精力的に世界中を飛び回り、2年間で26カ国を訪問。
その独創的で革新的なマーケティング手法は伝説となり、1892年にはヴィクトリア女王からロイヤルワラント（王室御用達）を授与されるようになります。
エドワード7世が即位すると、トミーはナイトの称号を与えられました。

当時、ブレンデッド・スコッチ・ウイスキーが大ブーム。
勢いに乗ったデュワー兄弟は1898年にアバフェルディ蒸溜所を建設し、ブレンデッド用のモルトを供給しました。

今回のカリビアンスムースはデュワーズ８年熟成シリーズの1つで、デュワーズを国際的なブランドに広げたトミーの世界感を「吹き抜ける、世界の香り」というキーメッセージのもとに、多彩な商品展開をするそうです。

最大40種類のシングルモルトとグレーンウイスキーをブレンドし、8年以上熟成させた後、ダブルエイジ製法を採用、カリブ産ラム酒のエクスカスクで最大6ヶ月間仕上げることで、カリブの滑らかな仕上がりを実現しています。
ブラウンシュガーのような深く甘い香りとトロピカルフルーツのようなフルーティな味わいを表現したそうですがどうでしょうか。

飲んでみた感想

香り

適度なアルコールの刺激があって、奥行きを感じられます。
まず甘い香りがして、そのずっと奥にピートが潜んでいて、ちょっぴり塩っぽい。
長く匂いを嗅いでいると、ドライアイスが溶けた時のような匂いもするし、プラモデルを作ってる時の匂い（接着剤やシンナー、塗料が合わさった香り）もします。
最後に蜂蜜を感じます。

ストレート

しょっぱい！かなり塩気があります。
そしてその奥から甘味がきますね。
アルコール刺激も適度についてくる感じです。
最後の方に辛さが来るんだけど、「しょっぱい」から「辛い」の間に甘味を感じるっていうとこですかね。
ちょっぴりスモーキーな感じもします。

加水

少し水を加えてみます。
結構辛口な飲み応え！
でも辛いだけじゃなくて、後味に甘味もあります。
もう少し水を足してトワイスアップぐらいにしてみます。
こうすると結構甘口な感じになります。
飲みやすいですよ。
後味にちょっとスモーキーさを感じます。
僕の好みで言うと水はチョイ足しより、しっかり トワイスアップにしたほうが美味しいと思いました。

オンザロック

結構甘いです！
そしてビターな感じもあるんですけど・・・何かに似てる。
オールドパーに近いものを感じますが・・・。
手元にオールドパーが無いので、キーモルトのクラガンモアをちょっと飲んでみました。
う～ん、近い線いっているとは思ったけど、チョット違いますね。

水割り

ビターでほんのり甘さがある感じ。
とてもスッキリと飲めます！
この飲み方が一番いいかもしれないですね。
とても全体のバランスがよくまとまった味です。
そしてやはりオールドパーの系列に限りなく近い気がします。

ハイボール

総評

これはデュワーズなので当然キーモルトはアバフェルディなんですけど、オールドパーのキーモルトに使われているクラガンモアがとても近いかなと思いました。
オールドパー12年とオールドパーシルバーの中間みたいな味わいという言い方も出来ます。
オールドパーが好きな人にはオススメできますよ！

ただデュワーズ大好きな人からするとちょっと渋いのかなっていうふうにも思います。
ラムカスクフィニッシュっていうところがポイントかもしれないですね。
デュワーズのラインナップではちょっと異色な感じです。チャートと点数

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