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スペック
名前 | サーエドワーズ |
タイプ | ブレンデッド |
製造元 | バルディネ社 |
アルコール度数 | 40度 |
容量 | 700ml |
オンザロックでこそ美味しくいただけるウイスキー
サーエドワードの最初のボトルは、1891年にスコットランドの小さな蒸留所で製造されました。
ラベルにも1891年と記載されています。
現在、サーエドワーズは1857年に設立されたバルディネ社の商標です。
150年以上にわたるノウハウと、世界を制覇したブランドを生み出す情熱を持っています。
バルディネ社は他に、ラムのネグリタ、ブラバルディネ社のンディのバルディネ、スコッチウイスキーのグレンマレイなどの主要ブランドを世界中で販売しています。
バルディネ社の親会社はグレンマレイ蒸留所を所有しているラ・マルティニケイズ社です。
かつて蒸留はリース蒸留所で行われオーク樽で熟成後、ウイスキー樽はフランスに輸送されバルディネ社によってブレンドとボトリングが行われていたようでが、現在はスターロウ蒸留所でブレンドとボトリングをしています。
長い間、愛好家の間では知る人ぞ知る存在でしたが、現在では世界的に高い評価を得ており、2011年、インターナショナル・ウイスキー・マスターズ・アワードで2位を獲得しました。
今回は日本で販売されているボトルを購入しました。
裏面ラベルには「100年以上の歴史を持ち、世界80カ国で愛されているスコッチ。芳醇なモルト感とほのかなバニラの風味。スパイシーかつフルーティーな味わいは絶妙なバランスです。」と紹介文が書かれています。
ただ、気になるのは、表面のラベルには英語で「SIR EDWARD’S FINEST BLENDED SCOTCH WHISKY」とありますが、裏面ラベルには日本語で「サーエドワーズレアブレンド」とあります。
表面ラベルやボトルには「rare blend」の表記は無いので、なぜ日本語ラベルには「レアブレンド」とあるのか調べても不明でした。
飲んでみた感想
香り
カラメルとバナナのような匂いがします。
そして、畳のような臭いも少ししますね。
後はちょっぴり墨汁のような炭っぽい匂いもしてます。
菊の花のような香りもしているかな。
ストレート
スパイシーなんですけど、そのベースにあるのは草餅のような感じなんですね。
甘さ控えめの草餅と言うか、砂糖よりも塩を加えたような餡子の入った草餅。
スパイシーでもあるんですよね。
と言っても草餅ですからね、甘さはそこそこあるんですよ。
口当たりはウッディでオイリーな感じです。
何口か飲んだんですけど飲みやすいですね。
味のバランスがとても良くて程よい酸味も感じるんですが、これはピートから来てるもんなんでしょうかね。
今のところストレートを美味しく飲めています。
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加水
少しだけ水を加えて飲んでみます。
甘味、酸味、塩味、その後に辛味と苦味がくるという感じですね。
水を少し加えただけでかなりまろやかな味わいになりました。
飲みやすいです。
もう少し水を加えてトワイスアップにしてみます。
酸味がかなり強くなってきましたね。
フルーティーさも出てきて、 さらにはちょっぴりスモーキーです。
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オンザロック
甘味が引き立ってきました。
とってもコクのある甘味ですね。
そして適度な辛味と苦味。
程よい塩味もありますし、ちょっとスパイシーでスモーキーです。
このオンザロックだとかなりじっくり味わっていけるかなと思います。
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水割り
とても口当たりがよくすっきりと飲みやすい水割りです。
オンザロックでもそうだったんですが、このウイスキーは、冷やした方が美味しくなるのかなぁと思いますね 。
後味に少し苦味があり、スモーキーさも程よくあります。
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ハイボール
オンザロックで飲んだときと全く別物な感じがします。
ハイボールはどちらかと言うと、辛口で程よく酸味があってちょっぴりスモーキーという感じでしょうか。
これはこれで美味しいんですけど、オンザロックや水割りを飲みながらきっとハイボールはこんな味になるんじゃないかと期待したものとは全然違いました。
ただこれも何口か飲んでいると美味しいんですよ。
甘さ控えめで、ドライな味わいのハイボールを飲みたいなら、これがいいんじゃないですかね。
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ウイスキーミスト
スパイシーでフルーティな味わいです。
ハイボールよりもちょっと甘口かな。
程よく酸味があってキウイフルーツのようなフルーティーさですかね。
ハイボールと同じでドライなテイストです。
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総評
僕の個人的な感想はオンザロックが美味しかったということでしょうか。
このウイスキーはストレートやオンザロックで飲むのがいいんじゃないかなと思いました。
ハイボールなどにはあまり向かないのかなって言う気がしますね。
決してまずいわけじゃないんですけど、ハイボールで飲むんだったら何もこのサーエドワーズじゃなくてもいいのかなっていう感じです。
オンザロックでこそ真価を発揮するウイスキーと言ってもいいんじゃないでしょうか。
世界80ヶ国で愛されているスコッチと書かれてるんですが、日本では今一つ知名度がないですよね。
以前他のウイスキー(・・・おそらくウィリアム ローソンかなんか)で言ったと思うんですけど、日本で人気が出るウイスキーというのはハイボールで美味しいというのが条件な気がするんですよ。
おそらくこのサーエドワーズがものすごく売れている国があるとすれば、そこではストレートやオンザロックという飲み方が主流になっているんじゃないかという想像もできます。
オンザロックはものすごく美味しかったです。
甘味
酸味
苦味
辛味
燻味
塩味
刺激
コク
お気に入り度