![](https://cask.blue/wp-content/uploads/2020/05/balloon--150x150.png)
シーバスリーガルしか出てこないかも(^^;
スペック
名前 | シーバスリーガル エクストラ 13年 ラムカスク |
タイプ | ブレンデッド |
製造元 | シーバス・ブラザーズ社 |
キーモルト | ストラスアイラ、グレンリベット、ロングモーン、ベンリアック |
熟成樽 | ラム樽 |
アルコール度数 | 40度 |
容量 | 700ml |
購入時価格 | 3,980円(税込) |
コクがあり、フルーティな味わいの逸品!
スコットランド東部に位置するアバディーンシャーのエロン教区にある人里離れたストラティサン農場にシーバス夫婦と14人の子供達が住んでいました。
その兄弟の中のジェームスとジョンは26歳、22歳の年に貧しい田舎暮らしから離れるため、20マイル(約32キロ)離れたアバディーンへ向かいました。
アバディーンではウィリアム・エドワードが営む高級食料品店でジェームズは1838年から勤め始めます。
1841年にエドワードが死去すると事業はチャールズ・スチュワートが引き継ぎ、ジェームスと共にスチュワート・アンド・シーバス社を設立しました。
1843年には英国王室御用達になり、富裕層に認知されるようになりました。
1823年、スコットランドでウイスキーの蒸留が合法化され、スチュワートとジェームズは富裕層向けのブレンデッドモルトスコッチウイスキーであるロイヤルグレンディーを1854年に発売しました。
その後スチュワートとパートナーシップを解消したジェームズはジョンとシーバス・ブラザーズ社を設立。
1909年に「シーバスリーガル 25年」を、1938年には「シーバスリーガル 12年」を発売しました。
世界的に見ると2015年の販売量に多少の減少があったものの、2016年以降は世界で4番目に売れているスコッチウイスキーになっています。
シーバスリーガルのシリーズには「シーバスリーガル12年」よりも1年長い、「シーバスリーガル13年エクストラ シリーズ」があります。
これはアバディーンの「キングストリート13番地」で世界中のさまざまなスピリッツ、エキゾチックなスパイス、高級食品の販売をしていたシーバス兄弟にインスパイアされたもので、これまでに「オロロソシェリー」「ライ」、日本未発売の「テキーラ」「バーボン」と今回の「ラム」が発売されています。(2023/8現在)
13年熟成の原酒の一部をラム樽で熟成することにより、ラム酒樽の甘い魅惑的な味わいが加わりました。
カラフルなラベル、箱のパッケージデザインはグレッグ・ゴセルによるもので、ラム酒の原料であるサトウキビをモチーフに、トロピカルな色調で美しい島々へのオマージュを表現しています。
飲んでみた感想
香り
グラスに注いでストレート用の写真を撮っている時からもうすでに甘くていい香りがしてきてるんですよ。
期待十分ですね。
ではグラスを鼻に近づけていきます。
りんごの箱を開けた瞬間みたいな甘い香りがしますね。
わずかにアルコール刺激と万年筆のインクのような臭いもします。
ストレート
りんごのような甘酸っぱさがあります。
そして、そこそこアルコール刺激があり、辛味や苦味も適度に感じられますね。
後味の余韻にビタースイートな感じが残ります。
アルコールの刺激が後までを引いてる感じですね。
でも、これは決して嫌な感じではないですよ。
![](https://cask.blue/wp-content/uploads/2023/09/s-500-2.jpg)
加水
まずはほんのちょっとだけ水を足してみましょう。
ストレートに比べると辛味がかなり引っ込んで、甘味、酸味、アルコール刺激といったところですかね。
後味に苦味、そしてちょっぴりピートを感じます。
とても美味しくいただけます。
もう少し水を加えてトワイスアップにしてみます。
これだとアルコール刺激もだいぶ弱くなったんですが、甘味も少し弱まりましたかね。
その分酸味と苦味が前に出てきました。
後味はほんのちょっぴりスモーキーといったところでしょうか。
ストレートやほんのちょっと水を加えた時に比べるとなんとなく雑味を感じます。
![](https://cask.blue/wp-content/uploads/2023/09/t-500-2.jpg)
オンザロック
スイートビターソルティといった味わいです。
程よく酸味もあり、ちょっぴりフルーティーな印象ですね。
かなりコクがあって、じっくり飲んでいきたいオンザロックです。
一気に飲んでしまうと美味しさが半減する感じなんですね。
本当にちびちび飲むと美味しいなというやつです。
![](https://cask.blue/wp-content/uploads/2023/09/o-500-1.jpg)
水割り
トワイスアップと似たような印象です。
酸味と苦味が強く、甘みが後から追いかけてくるような感じで、やはりどことなく雑味を感じます。
割っている水のせいもあるのかもしれないけれど、このウイスキーは水で薄めていくとあまり美味しい感じではなくなっちゃうんですね。
![](https://cask.blue/wp-content/uploads/2023/09/m-500-2.jpg)
ハイボール
青りんごのようなフルーティーさを感じるハイボールです。
青りんごサワーではなく、あくまでもしっかりとウイスキーのハイボールです。
甘みと酸味がいいバランスで、程よく苦味がそれを後押ししてるという感じですかね。
ハイボールにするのはちょっともったいないかなと思うんですけど、これだけ美味しいので、ハイボールも十分味わいたいですよね。
![](https://cask.blue/wp-content/uploads/2023/09/h-500-2.jpg)
ウイスキーミスト
先ほどのハイボールよりも苦味は強くなりました。
そして甘味もこっちの方がしっかり出てますかねぇ。
フルーティーはフルーティー なんですけど、青リンゴ というよりイチゴのような感じです。
苦味も加わっているので いちごを閉じ込めたビターチョコレート といったところでしょうか。
後味にはフルーティな酸味があります。
余韻にチョコレートのような甘苦さが残りますね。
これはこれで美味しくいただけました。
![](https://cask.blue/wp-content/uploads/2023/09/w-500-2.jpg)
総評
甘味、苦味そして、辛味などのバランスがとてもよく、酸味がそれを後押ししているといったところでしょうか。
どの飲み方でも、そこそこ フルーティーな味わいなんですね。
とても 口当たりが良く飲みやすいし、万人受けするウイスキーだと思います。
ボトルや箱のデザインもとても おしゃれ だし、 贈り物にも最適なんじゃないですか。
見た目でも喜ばれ さらに 味でも 喜ばれることは間違いなしです。
甘味
酸味
苦味
辛味
燻味
塩味
刺激
コク
お気に入り度