スペック
名前 | アバフェルディ 12年 |
タイプ | シングルモルト |
地域 | ハイランド |
製造元 | アバフェルディ蒸溜所 |
アルコール度数 | 40度 |
容量 | 700ml |
購入時価格 | 3,938円(税込) |
デュワーズのために生まれた
南ハイランド地方のテイ川沿いにある町「アバフェルディ」が名称の由来で、ゲール語で「水神のプール」という意味だそうです。
テイ川の支流、ピティリー川のきれいな水が水源となっています。
1960年まではデュワーズ社が建設した鉄道が、アバフェルディ蒸溜所からテイ川に沿ってデュワーズブレンド工場があったパースまで通っていました。
その名残がキャップに描かれている汽車のアイコンです。
そもそもアバフェルディ蒸溜所は「デュワーズ」の原酒を造るために建てられたものです。
創業者のジョン・アレクサンダー・デュワーは、デュワーズ生みの親のジョン・デュワーの息子にあたります。
1900年代に、原料不足のため蒸留所の閉鎖の負い目にあいましたが、復活した現在も伝統的な製法を守りながら造り続けています。
「デュワーズ」以外にも「ブラック&ホワイト」などのキーモルトとしても用いられていて、元々はブレンデッドウイスキーの原酒という位置づけでしたが、現在はシングルモルトウイスキー「アバフェルディ」としてもかなりの数出荷されています。
今回はテイスティングの時点では銘柄も分からず飲んでいますが、思わぬ美味しさに興奮気味のレビューになっています。
飲んでみた感想
今回も銘柄を内緒でテイスティングしてもらっている人からの頂き物。
銘柄は秘密にブラインドテイスティングしてみました。
香り
樽由来のウッディな感じがします。
少し蜂蜜のような甘さがあり、アルコール刺激もそこそこあるかな。
辛い感じも少し後からついてきます。
ストレート
飲み始めまず辛口!・・・と感じるのですが、次の瞬間かなりの甘さがやってきます。
フルーティーというよりも上質な水飴のような甘さで、 ストレートでずっと飲んでいたい感じですね。
加水
甘さと辛さが際立ってくるんだけど、とてもすっきりとした飲み心地でどんどん飲めちゃいますね!
まろやかなフルーティーさが少し来ます。
なんだろう?・・・酸味がそれほど強くないからライチ?
バナナ?・・・ほどもったり感はないな。
そうだなぁ・・・杏仁豆腐?クセが強くないけどそんな感じもしますね。
加水を味わうのにこれほど考えまくって時間をかけたことは無かった気がするんですけど、ちょっと水を加えただけでもとってもおいしく飲めますよ!
オンザロック
ストレートと加水の美味しさからオンザロックもとても期待が持てるのですがどうでしょう⁈
美味しい渋みがあります。
そして甘くてちょっぴり辛いけど刺激はあまり強くないですね。
とってもコクがあって飲みやすいウイスキーです。
これはロックでも美味しい!
水割りにするのもったいないかなーという気もするんですけど、水割りいってみましょう。
水割り
甘口のウイスキーで、これなら何杯でも飲めちゃう美味しさですね。
とてもコクがあって水割りにしてもこんなにはっきりとした主張があるウイスキーってなかなか無いですよ!
ハイボール
ブレないですねぇ。
どの飲み方でもほぼ同じ味わいが楽しめます。
味がはっきりしていてハイボールだと少し酸味が出てくるけどすごく強いわけでもなく、甘くてコクがあってジューシー。
すごく上品な味がします。
総評
どの飲み方でもとってもおいしいですよ!!!
酔いが回ってくるから「お酒なんだなっ!」ってわかるけど、ジュース感覚で飲めてしまう。
美味しい以外に言葉が出てこないほどやられてしまいました!
いくらぐらいで買えるものかちょっと分からないんだけど(この段階ではまだ銘柄は分かっていません)点数つけちゃいましょうか。
90点!!
スモーキーなウイスキーじゃなきゃ嫌っていう人でなければこれは十分美味しいと思います!
今の時点ではウイスキーに甘さを求めるんだったらもうこれが最高じゃないかって感じました。
甘味
酸味
苦味
辛味
燻味
塩味
刺激
コク
お気に入り度
他の人の感想
アバフェルディ 12年とは知らせずに飲んでもらった感想です!
樽の香りと甘みが広がり、アルコール感強く感じる。加水すると甘みが更に強くなり美味しい。軽い口当たりだが余韻があり美味しい。80点