脳内ではさらに高く70%以上なんだってー!
水を飲みましょう!アルコールだけじゃダメですよ!
スペック
名前 | ウォータープルーフ |
タイプ | ブレンデッドモルト |
製造元 | マクダフ・インターナショナル |
アルコール度数 | 45.8度 |
容量 | 700ml |
購入時価格 | 3,278円(税込) |
見た目が奇抜だけど、飲みやすいブレンデッドモルト
スコットランドの降雨量は各地で異なりますが、最も多いのはハイランド西部で、年間降水量は 3,000mmを超えています。
ちなみに日本は年平均1718mmです。
「ウォータープルーフ」はその外観からアウトドア、雨、水しぶきを意識していることがわかります。
黄色いラベルには立体的に浮き出た精巧な雨粒、ラバー製のネックタグが特徴的。
これはスコットランドの発明家チャールズ・マッキントッシュによる「防水加工」の発明と、マッキントッシュ・ジャケット(=レインコート、別名「マック」)へのオマージュを込めたものです。
ウイスキーづくりに欠かせない水→雨への感謝と共存と依存を感じさせます。
中身は、ハイランド地区にある7つの蒸留所のモルト原酒がブレンドされたブレンデッドモルト(ピュアモルト)スコッチウイスキーです。
ただ、その蒸溜所の名前を出すと今後の供給が危ぶまれる可能性があり得るようで、公にはできないとのこと。
モルト原酒の最も若いものと最も古いものの間には大きな差があり(8年以上の差)、最も古いモルトは標準的なシングルモルトよりかなり古いものもあるそうです。
アルコール度数45.8% 、 91.6プルーフ、この数値はボトルネックにあるゴム製のタグにも記載されています。
プルーフとは古くからある酒の強さを測る尺度で、飲料中のエチルアルコールの体積濃度です。
1500年代半ばまで火薬を用いて、酒の強さを証明していました。
強いウィスキーに浸した火薬は発火しますが、火力が弱い場合は発泡するか、まったく発火しません。
1816年、比重計と温度計を使用した安全な計測を行うようになり、ブリティッシュ・プルーフ・スピリットは1980年以降 Alcohol Percentage (アルコール度数) に変更されました。
アルコール度数が40%と表示されている場合は、残りが水であることを意味します。 (約 0.1% は天然香料です)
シェリー樽熟成の影響を受けていますが、典型的な “シェリー爆弾 “ではなく、フルーティーな香りと甘味を伴った複雑で深みのある味わいが特徴になっています。
2020年2月、マクダフ・インターナショナルから発売されました。
2020年2月21日にTwitterで「100% malt, batch bottled at 45.8%, sherry-influenced. A whisky for a rainy day? It always rains somewhere. Love it when it is pouring!(モルト100%、45.8%でバッチボトル、シェリーの香り。雨の日に飲むウイスキー?いつもどこかで雨が降っている。降っているときが大好き!)」とツイートされていました。
飲んでみた感想
香り
百合の花のような香りと材木のような臭いがするんですけど、とても鼻どおりの良い感じです。
弱いながらもしっかりと甘い香りが漂っていますね。
少しピートも香っているように思います。
ストレート
フルーティな甘味とアルコール刺激が同時に襲ってきました。
香りではあまり刺激が強くなかったので油断してたら、そこそこ強いですね。
だけど嫌な感じではないです。
甘味に続いてくるのは辛味なんですけど、それほど強くないです。
そしてウッディです。
余韻にも甘味が残っていますね。
加水
まず、ほんの少し水を加えて飲んでみます。
甘味の後に続いてくるのが辛味というよりも塩味かな。
上品なめんつゆっていう感じ。
そしてマスカットのようなフルーティーさが感じられますね。
後味〜余韻に残る甘味は黒糖のようなコクのある甘味です。
もう少し水を加えてトワイスアップにしてみます。
甘味の後にくるのがほんのり苦味になってきました。
後味にちょっぴりスモーキーさもありますね。
これぐらい水を加えると刺激はかなり弱めになっています。
オンザロック
ウッディですね。
そしてジューシーで、甘くて、程よい苦味があり、ほんのり塩味が効いていて、コクのある飲み応えです。
後味はほんのりスモーキー。
時間をかけてじっくり味わいたいオンザロックです。
水割り
とても上質な美味しい砂糖水といった味わいです。
ちょっとだけ苦味を感じますけど、それ以外はほぼ甘味のある美味しい水という感じです。
むちゃむちゃ飲みやすい水割りですね。
これをうっかりガブガブ飲むと大変なことになると思いますよ。
アルコールだということを忘れてしまうような味わいですからね。
飲み過ぎ注意です。
ハイボール
甘くてジューシーでフルーティー。
このフルーティーさは少し酸味の効いたオレンジのような柑橘系のフルーティテイストですね。
ちょっぴり青リンゴのような味わいもありますかね。
味にほんのりと程よい苦味があります。
これも水割りと同じでいくらでも飲めちゃうやつですね。
酔っ払って潰れるまで飲んじゃうと思うので、ほどほどにしないとやばい飲み物だと思います。
ウイスキーミスト
ロックアイスのハイボールよりも甘さ控えめです。
それでもジューシーだしフルーティーなんですよ。
オレンジジュースの味じゃなく、生のオレンジを絞ったフレッシュな味わいですね。
後味にちょっぴりオレンジの皮のような渋み、そしてスモーキーさがあります。
僕の好みで言うと、このクラッシュアイスのウイスキーミストよりもロックアイスのハイボールの方がおいしいかなと思いますが、結局はどちらも美味しいんです !!
総評
スペイサイドの美味しさがふんだんに溢れているウイスキーだと思います。
甘くてフルーティーでジューシー。
グレンモーレンジィなどが好きな方にはお勧めしたいですね。
僕は個人的にグレンモーレンジィより美味しいと思いました。
しかも値段はこっちのほうが安いですよ。
この味でこのお値段というのはコスパがむっちゃくちゃいいと思いますね。
僕は今年飲んだ5000円以下のウイスキーの中でコスパナンバーワンだと思います。
本当に3000円位で買えるんですから、そういう意味でのコスパはいいですね。
そして何しろ、とても美味しいです。
ボトルデザインが斬新でちょっとスコッチウイスキーな感じではないんですけど、 中身はしっかり美味しいブレンデッドモルトスコッチウイスキーです。
絶対損はしないと思うので一度は飲んでみていただきたいと思います。
甘味
酸味
苦味
辛味
燻味
塩味
刺激
コク
お気に入り度