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スペック
名前 | グレンドーワン |
タイプ | ブレンデッド |
製造元 | J&Gグラント |
アルコール度数 | 40度 |
容量 | 700ml |
購入時価格 | 2,508円(税込) |
色も、お味も・・・まるで赤ワインのよう!?
1870年にジョンとジョージ・グラントの親子がJ&Gグラント社を設立。
現在に至るまで家族経営を続け、創業当初からグレンファークラス蒸留所を所有・運営しています。
ブランドとしてシングルモルトの「グレンファークラス」、子会社にシングルモルト/ブレンデッドスコッチの「リズモア」を有するウィリアム・ランディ社を所有しています。
そして、ブレンデッドスコッチには「グレンドーワン」があります。
1980年代にドイツマーケット向けに初めてリリースされ、断続的に数カ国にも展開されていました。
再リリースとなった現在販売されている「グレンドーワン」は、5代目オーナーであるジョン・グラントの広い人脈を生かしてスコットランドの各地から調達しています。
その原酒を伝統を受け継いだレシピで熟練したマスターブレンダーが作りあげています。
詳細は非公表ですが、20種類前後のモルトとグレーンウイスキーがブレンドされているそうです。
ラベルデザインを一新して日本市場から販売を開始しました。
伝統あるJ&Gグラント社の技術とレシピを用いた「グレンドーワン」が日本で販売されることにジョン・グラントも誇りに感じているそうです。
「グレンドーワン」はJ&Gグラント社の名に恥じない高品質であるつつも、歴史と技術が光るブレンデッドスコッチウイスキーですね。
飲んでみた感想
香り
赤ワインのコルクを抜いた時の匂い、コルクに赤ワインが染み込んだの匂いがします
しかもこのウイスキー、色も赤ワインのような赤みがかった感じなんですね。
赤ぶどうというか巨峰のような甘い香りもしてきます。
なんだか高級感を感じます。
ストレート
渋みのある甘味ですね。
味でもやはり赤ワイン的なものを感じます。
ブランデーとはちょっと違っていて、やっぱり赤ワインです。
酸味もほどよく感じられて、そのあたりもやはりワインのような味わいかな。
後味や余韻までしっかり甘味が残ります。
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加水
まずは水を少しだけ足してみましょう。
ストレートよりまろやかになって甘味もさらに強くなりました。
それにしても本当に赤ワインと言うか、ワインをちょっとアルコール濃いめにしたような味わいなんですね。
フルーティーで美味しいです。
ではもう少し水を加えて1対1のトワイスアップ飲んでみます。
水を少しだけ加えて飲んだ時に比べて、味はそのまま、さらに薄まったという感じですね。
トワイスアップまで薄めてしまうとちょっと物足りなさを感じます。
ただストレートを先に飲んでなければ、これでも十分美味しいのかな。
とにかく甘くてフルーティー。
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オンザロック
甘口で程よく酸味がきいていてフルーティー。
後からちょっぴり辛味が来るんですけど甘味が勝ってますね。
後味にちょっぴり苦味があります。
だけど、オンザロックもまた甘味の勝利といったところでしょうか。
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水割り
口当たりが良すぎてスーッと飲めてしまいます。
これだと赤ワインというよりも、赤ぶどうジュースといった感じです。
ストレートやオンザロックなどを先に飲んでいたせいかもしれませんけど、アルコールをあまり感じないです。
とてもフルーティーでジューシーな飲み応えでいいですね。
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ハイボール
フルーティーです!
ジューシーです!
もちろんフルーティーさはブドウの感じです。
赤ワインをソフトドリンクの炭酸飲料にしたような味わいです。
巨峰サワーでもいいんですけど、アルコールっぽさが本当に薄くて、あえてソフトドリンクと言ってみました。
むしろ赤ぶどうソーダといった感じでお酒じゃないんですよね。
だけどもこれはアルコールですし、度数もそこそこありますので本当に飲み過ぎに注意です。
ちなみに甘口でとても美味しくいただけます。
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ウイスキーミスト
フルーティーなんですけどハイボールよりもちょっと苦味があって、これだったらアルコール感もありますね。
このクラッシュアイスでソーダ割りにしたウイスキーミストだと赤ブドウサワーという感じの味わいです。
だけどやはり甘味が前に出てきていて、そしてフルーティー。
とても美味しくいただけました。
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総評
ボトルをデスクに置いて写真を撮ろうとした段階で、かなり赤みがかった色合いだなと思ったんです。
グラスに注いでみたら尚更赤ワインのような色だなって思いました。
香りからテイスティングを始めたときから赤ワインを感じました。
飲みすすめていくうちに、もう「赤ワインみ」から離れられなくなっちゃいましたね。
もちろん味わいはウイスキーなんですよ。
だけど一通り飲み終わった今、ウイスキーを飲んだというよりも赤ワインを十分堪能させていただいたような感覚になっています。
実はこのグレンドーワンというウイスキーの成り立ちをまだ調べていなくて、どういう過程で出来上がったのかよくわかってないんです。
ボトルに貼ってあるシールには「甘味の強いリッチな飲み応えのブレンデッドスコッチウイスキー」と書いてあります。
全くその通りだと思います。
お値段は2000円台の真ん中ぐらいなんですけど、実際はもっともっと上のクラスの味わいに感じました。
今のところイオンリカーややまやさんでしか見かけていませんが、輸入業者がコルトンヴェールではなくミリオン商事株式会社なので他の酒屋さんでも売られている可能性はありますね。
いずれにしても美味しい赤ワインを飲んでる感覚にさせてくれるウイスキーでした。
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