口当たり良すぎて飲み過ぎ注意!
スペック
名前 | ブルックラディ ザ・クラシックラディ |
タイプ | シングルモルト |
地域 | アイラ |
製造元 | ブルックラディ蒸溜所 |
アルコール度数 | 50度 |
容量 | 700ml |
購入時価格 | 4,981円(税込) |
アイラなのにノンピート!
ブルックラディはアイラ島で作られるシングルモルトウイスキーです。
アイラ島のシングルモルトといえばピートの効いた正露丸系のスモーキーさを連想されると思いますが、ブルックラディはノンピートで、他とは一線を画すものになります。
ブルックラディ蒸溜所は、1881年の当時としては最新鋭の蒸溜所として稼働し始めたそうです。
その後、世界大戦による経営悪化のために1929年から約8年間の生産停止を経て、オーナーが何度か変わり1994年には一旦閉鎖されてしまいます。
2000年代になると現在のマスターディスティラーであるジム・マッキュワンによって蒸溜所復活の事業計画が遂行され、急ピッチで再建されます。
アイラ島では約100年間、大麦が作られていなかったようなのですが、マッキュワン氏が農家に掛け合って生産を依頼し、現在では契約農家も20軒程に増え50%以上、地産のものになっているとか。
水も農場の湧き水を使用しています。
2012年にレミーコアントロー社に買収されますが、今でも昔ながらのこだわりを貫いた製法でウイスキー造りをしているそうです。
ブルックラディ蒸溜所ではブルックラディ以外に、ピートがかなり効いたポートシャーロットとオクトモアというブランドも生産してます。
このブログでは5000円を上限としてスコッチウイスキーを味わい紹介しているため、こちらはこのブログの守備範囲外ですが、ブルックラディ ザ・クラシックラディは上限ギリギリのものになります。
このこだわりぬいたウイスキーをしっかり味わってみたいと思います。
飲んでみた感想
香り
花の香りがします。
明るいお花畑を連想させる香りです。
ポピーとかですかねぇ…イメージ的に。
あとバナナのような甘い香りもします。
アルコールの刺激は弱めですが、奥の方からなんとなくナフタリン(衣料用防虫剤)のような香りもしますね。
ストレート
香りでアルコール感があまり強くなかったので安心していってみたら、結構ガツンと来ました。
ピリピリとかビリビリとかそういうキツイ感じではなく、すんなりと受け入れられるアルコール感です。
それなりに辛さもありますが、ピートっていう感じではなく、爽やかな辛さです。
そして甘味はかなり強めです。
加水
初めに少しだけ水を加えると一気に甘味が前に出てきました。
ストレートの時より味が華やかになった感じ。
もう少し水を加えてトワイスアップぐらいにしてみると、ますます甘くなっていく感じで飲みやすい。
これぐらい水を加えると少し辛味はあるものの、甘さが勝っています。
水を足しても決して薄まった感じではないですね。
オンザロック
甘さは控えめになりました。
そして辛味が出てきて少し苦味が強くなるかな。
嫌な感じが一切なく、とても口当たりは滑らかで、深いコクのある味わいです。
水割り
加水した時と同じく、水を足しても薄まった感じはしないですね。
オンザロックの時よりも、甘味もコクもさらに深くなったという印象です。
口当たりが良すぎて、これはいくらでも飲めちゃうんじゃないですか。
おそらくウイスキー苦手と思っているような方でも「美味しい!」って、ゴクゴクいけますので飲み過ぎ注意です!
ハイボールにしたら、もっと飲めちゃうんじゃないかと思いますがどうでしょう?
ハイボール
予測的中!
酸味は少し出てくるものの、それほど強くありません。
アルコールを飲んでるという感覚では無くなってしまうと思うので、気をつけて飲まないと酔いを感じた時には既にかなり酔いが回っていて大変な状態になりかねません。
気をつけてしっかり「これはアルコールを飲んでるんだ!」という認識を持っていただかないとまずいですね。
やはり飲み過ぎ注意です!!
総評
とにかく口当たりの良いウイスキーでした。
特に水を加えたり、ハイボールのように炭酸を加えていくとさらに口当たりがよくなります。
何度も言ってますけどその飲み過ぎ注意なお酒です。
ウイスキーの語源が「命の水」っていうことらしいんですけど、まさにそういう感じの飲み物ですね。
5000円前後ということで僕が紹介しているウイスキーの中では最も高いランクになるんですけど、それだけの価値は十分にあると思います。
甘味
酸味
苦味
辛味
燻味
塩味
刺激
コク
お気に入り度
他の人の感想
ブルックラディ ザ・クラシックラディとは知らせずに飲んでもらった感想です!
強い刺激、喉が熱くなるほどのアルコール感。辛口かな、ハイボールにすると余韻も味も薄まったけど飲みやすい。70点