スペック
名前 | ジョニーウォーカー ブラックラベル12年 スペイサイドオリジン |
タイプ | ブレンデッドモルト |
地域 | スペイサイド |
製造元 | ジョン・ウォーカー&サンズ社 |
キーモルト | カーデュ、グレンダラン |
アルコール度数 | 42度 |
容量 | 700ml |
購入時価格 | 3,278円(税込) |
好みは人それぞれなんだなと実感
2019年6月から「ジョンニーウォーカー ブラックラベル オリジンシリーズ」が、限定発売されました。
スコッチウイスキーの4つの産地ハイランド、ローランド、アイラ、スペイサイドを巡る “旅 “をウイスキーファンに向けたシリーズです。
このシリーズは、それぞれの産地で有名な蒸留所の原酒モルト原酒を含む12年熟成のブレンデッド・スコッチ・ウィスキーです。
ハイランド、アイラ、スペイサイドの3つのウイスキーは、モルトウイスキーのみを使用して作られたブレンデッドモルト。
ローランドはグレンキンチーのモルトウイスキーとキャメロンブリッジのグレインウイスキーを組み合わせたブレンデッドスコッチウイスキーです。
ジョニーウォーカーのマスターブレンダーであるジョージ・ハーパー氏は次のように語っています。
「このシリーズは、スモーク(アイラ島)、フレッシュフルーツ(スペイサイド)、リッチフルーツ(ハイランド)、クリーミーさ(ローランド)に焦点を当てている。
カクテルに使用する際には、(黒ラベルに比べて)わずかに高いアルコール度数が役立つ」と。
さらにハーパー氏によると、このシリーズは、ジョニーウォーカー ブラックラベルに貢献している地域をアピールすることを目的としているとのことです。
スペイサイドをテーマにした「スペイサイドオリジン」は、「青りんごや果樹園のフルーツを思わせる、軽やかでフルーティーなウイスキー」と表現されています。
カーデュ、グレンダランといった高品質なスペイサイド地方のシングルモルトから作られています。
飲んでみた感想
香り
栓を開けた瞬間にポートワインやシェリーのような香りがしてきます。
鼻を近づけるとぶどうの香りですね。
パイナップルを焦がしたような匂いもします。
ほんのりカスタードクリームのようなな匂いと、ちょっぴりピートを感じます。
アルコール刺激はあまり感じませんが、少し木工用ボンドのような臭いがあるかな。
ストレート
味はウッディです。
新しい材木といった感じですね。
その後から蜂蜜のようなあまさと、ちょっぴり酸味のあるレーズンのような味わい。
オリーブオイルのようなオイリーさとピートの効いたスモーキーさっていうのも感じられますね。
後味に苦味が少しありますけど辛味はあまり強くないです。
加水
少しだけ水を加えてみます。
ちょっと水を変えただけなのにガラッと変わりました。
まず辛味です。
後味には甘味が残ります。
そしてアルコール刺激もそこそこあります。
スモーキーさも増した感じ。
ストレートで飲んだ時よりもコクのある味わいです。
もう少し水を加えてトワイスアップにしてみます。
ウッディさがまた感じられるようになってきましたね。
そしてオイリー&スモーキー。
水を加える量によって味わいが大きく変化する感じです。
オンザロック
甘くてしょっぱいです。
カスクストレングスのような強烈さがありますね。
後味は スモーキー&ビターです。
水割り
甘口でもあるんですど、辛口と言う部分も持ち合わせている奥行きの深い味わいですかね。
その他苦味や塩味、スモーキーさなどもバランスよく感じられて口当たりはまろやかです。
ハイボール
甘くて辛くて、程よい酸味があります。
若干甘さ控えめなクレープサワーと言った味わいかな。
ソフトドリンクで言うと案外ジンジャーエールに近い。
いずれにしてもこれはグイグイ飲めてしまうので、飲み過ぎ注意のハイボールと言うことになります。
総評
実は今回のテイスティングを3回もやっています。
というのも、このウイスキーをおいしいと評価している方が多いので、もうちょっと高い評価ができるんじゃないか・・・自分の体調がいまいちでこの程度の評価しかできてないんじゃないかと。
3回のテイスティングで感じたものをその総合評価ってことでまとめてみました。
飲み方によっていろんな面が出てくるウイスキーだと思います。
新樽のようなウッディさがかなりあるので、そう言った味わいが嫌でなければ美味しく飲めるのではないでしょうか。
甘味、辛味、苦味、塩味など味のバランスはいいと思います。
ただこれが甘口なのか辛口なのかっていう風に考えるとなんとも言えない部分っていうのあるんですね。
それぐらい複雑な味わいなウイスキーです。
正直僕の好みではないです。
だけどこれにドハマリする方はいるんだろうなと思いますし、決してまずいお酒でもないと思うんですよ。
甘味
酸味
苦味
辛味
燻味
塩味
刺激
コク
お気に入り度