ボウモア 12年

シングルモルト
「ボウモア」はゲール語で「大きな岩礁」のことを言うんだって。
嵐となれば荒波が容赦なく外壁を打ちつけるぞ。
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スペック

名前ボウモア 12年
分類スコッチウイスキー
タイプシングルモルト
地域アイラ
製造元ボウモア蒸留所
アルコール度数40度
容量700ml
購入時価格4,708円(税込)
¥2,501 (2023/01/23 20:44時点 | Amazon調べ)

レビュー

まさに海のシングルモルト

アイラ島は、スコットランドの西岸沖に北から南に島々が点在するインナーへブリディーズ諸島の最南端にある島です。
手つかずの美しい自然と野生動物の宝庫で、“へブリディーズの女王”と呼ばれています。
島には8つものモルトウイスキー蒸留所とひとつの製麦工場があり、世界でも極めて稀なウイスキー島で、“ウイスキーの聖地”とさえ言われています。

ボウモア蒸留所はその島の中心部にあり、しかも第1貯蔵庫はダイレクトに海に面し、海抜0メートルに位置しています。
島で最古の1779年創業とされていますが、1816年にライセンスを取得するまでウイスキーが製造された形跡はなかったようです。
スコットランドにある多くのモルト蒸留所では、製麦会社に麦芽製造を委託しているのに対して、ボウモア蒸留所は今もキルンと呼ばれる麦芽乾燥塔から煙がたなびく稀少なモルト蒸留所です。
つまり、いまだにフロアモルティングをおこない、麦芽乾燥にピートを焚いています。
独自のピートボグ(採掘場)を持っており、潮の香もたっぷり含んで堆積したピートを焚くことによって、麦芽に独自の燻香が浸み込むことになるのです。

仕込水は、アイラ島中央部に位置するインダール湖のほとりにあり、アイラ湾を見下ろす島の東海岸の丘に流れるラガン川を水源としています。
清水ながらピートの影響を受けた色をした良質の軟水です。

1963年にブローカーのスタンレー・P・モリソンに買い取られてから、ボウモア蒸留所は大幅に近代化されます。
樽の品質管理は格段に向上し、革新的な熱回収システムによって燃料費が削減されただけでなく、公共のプールの温水に蒸留工程の廃熱を利用しています。
また、ビジターセンター内の暖房にも役立っているそうです。

代替わりや小規模なリストラがあった後、1989年サントリーがこの蒸留所の株式を取得し、ブラック・ボウモアが発売された翌年の1994年には完全な支配下に入りました。

ボウモア12年はフラッグシップであり、アイラモルトのエントリーレベルとして、十分な評価を得ています。
ピート香の強いウイスキーを好む人たちによく話題に上る銘柄です。

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テイスティング

香り

炭っぽさを感じますね。
まずはコールタールのような匂いです。
その後からバラの花のような、蜂蜜のような、とっても濃いめな甘い香りが漂ってきますよ。
そしてやっぱりピートなんでしょうけど、炭を燃やしているような臭いがします。
ハッカのようなスーッとした感じもして、アルコール刺激は比較的弱めです。
しばらく嗅ぎ続けていると、よもぎのような匂いも感じられますね。
きっと飲んだら、スモーキーだけど甘味もしっかりあるんじゃないかと期待が持てます。

ストレート

スモーキーで辛くてしょっぱくて甘いそして適度に苦い。
この5つの味の要素がとてもバランスよく感じられますよ。
どれかが飛び抜けてるというのではなく良いところで調和している感じ。
辛味は比較的弱めで、スモーキーさと一緒に程よい渋みが感じられます。
そして濃厚なキウイフルーツのようなフルーティーさがちょっぴりありますね。
後味にちょっぴり太田胃散のような苦味を感じます。
渋めですけど好感の持てるスモーキーテストかな。

加水

まず少しだけ水を加えていきます。
ストレートと比べると甘味が少し引っ込んで、潜んでいた辛味がちょっぴり出てきました。
そしてオイリーな感じになっているように思います。
なめらかな飲み心地ですね。
後味の余韻が若干少なめな気がします。

もう少し水を加えてトワイスアップにしてみます。
水を加えれば加えるほど、甘味が引っ込んで辛味が増してくるように思えます。
そして酸味が出てきたかな。
炭っぽい感じだけ残ってあとはちょっと物足りない味わいになってしまいました。
後味も苦くてスモーキーです。

オンザロック

Bittersweet&スモーキーといったところでしょうか。
辛味やアルコール刺激は比較的弱く、苦味甘味燻味プラスちょっぴり酸味といったところですかね。
と言っても甘さは割と控えめです。
純粋なスモーキーオンザロックが飲みたいなっていう時にはちょうどいいんじゃないでしょうか。

水割り

まずはスモーキー、そして甘味塩味酸味といったところでしょうか。
後味は程よく苦いです。
ローストアーモンドのような香ばしさも感じられて、深い味わいですよ。
ピーティな ウイスキーを飲み慣れてる方だったら、ほぼ抵抗なく飲める水割りだと思います。

ハイボール

スモーキーで苦味が効いていて、程よい酸味があるといったところでしょうか。
甘くないフルーティーさはそこそこな、スモーキーハイボールですね。
ハイボールでここまで甘さ控えめだとちょっと物足りないなという印象ではありますね。

ウイスキーミスト

ロックアイスで作ったハイボールよりも甘味が感じられます。
酸味は少し強めになりましたが、しっかりスモーキーではあるのでこっちの方が美味しいかなと思います。
僕の好みとしては炭酸で割るならハイボールよりもウイスキーミストですね。

総評

スモーキーで甘さ控えめと言った印象が残ります。
アードベッグやラフロイグのような強烈なピーティさはないものの、はっきりとしたスモーキーさを持っていると思います。
僕の好みから言うともうちょっと甘味などのプラス要素が欲しいかなって思います。
僕が美味しいと思った飲み方はストレートとオンザロックでした。
ウイスキーミストもそこそこいけるので、ウイスキーミストをチェイサーにしてストレートやオンザロックをいただくというのもいいかもしれませんね。

チャートと点数

総合点

78点 / 100点

コスパ
2.5
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