まさに「名は体を表す」だね!
スペック
名前 | バランタイン バレルスムース |
タイプ | ブレンデッド |
製造元 | ジョージ・バランタイン&サン社 |
キーモルト | スキャパ、オールドプルトニー、バルブレア、グレンカダム、グレンバーギ、ミルトンダフ、アードベッグ |
アルコール度数 | 40度 |
容量 | 700ml |
購入時価格 | 1,738円(税込) |
ノンエイジながら、とてもなめらかでまろやかな味わい。
1827年に農家の息子であるジョージ・バランタインがエディンバラに店を構えたことから始まりました。
やがて店はワインやスピリッツにまで品揃えを広げ、1865年にはウィスキーのブレンディングビジネスを始めました。
1891年、ジョージ・バランタインが他界した後、息子に家業は引き継がれ、5年後、グラスゴーを訪問したビクトリア女王から王室御用達の証書を授与されました。
現在はペルノ・リカール社の傘下、ジョージ・バランタイン&サン社で製造されています。
160カ国以上に輸出されていて、ヨーロッパとアジアで高い人気を誇っている世界最大のスコッチ・ブランドの一つで、特にヨーロッパで最も売れているスコッチウイスキーです。
他のスコッチウイスキーが見当たらない国でも、バランタインはたいてい置いてあるんだとか。
バランタインは、スコッチウイスキーの4地域、スペイサイド、アイラ、ハイランド、ローランドのモルトウイスキーとグレーンウイスキーをブレンド。
伝統的に樽は、ウイスキーの風味を引き出すために1度焦がしますが、今回のバランタイン・バレルスムースは、二重に焦がした樽で熟成、樽を2度焦がすことで独特の丸みのある風味が生まれました。
ソフトなウイスキーで、スパイスの味わいとバニラの香りがより強くなります。
飲んでみた感想
香り
バニラのような、蜂蜜のような甘い香りです。
そして、バタークッキーのような香ばしさも感じられますね。
アルコール刺激はあまり感じません。
奥のほうにちょっとピートの効いたスモーキーな臭いがします。
ストレート
甘いですね。
その後から辛味とアルコール刺激が追いかけてくる感じです。
そして、フルーティーな味わいです。
このフルーティーさは酸っぱい柑橘系から甘いバナナまで、ありとあらゆるフルーツをカバーしているようなフルーティさです。
程よくウッディでオイリーな感じも、とてもなめらかに口の中に広がります。
後味にちょっとだけ苦味がありますね。
ストレートでも、飲みやすいウイスキーだと思います。
加水
まずちょっとだけ水を加えてみました。
ストレートの時とあまり変わらないんだけど、少し渋みが出てきました。
こっちの方がコクがありますね。
さっぱりと飲みたい方はストレート、少しコクのある渋みの効いた感じが好みという方は水をちょい足しでいいんじゃないでしょうか。
トワイスアップで飲んでみます。
水ちょい足しの時よりも柑橘系のフルーティーさが強くなったように思います。
渋みはほどよくありますね。
このウィスキーはストレートから常温で水を加えていく(濃さを変えながら)・・
そんな飲み方でかなり楽しく味わえるんじゃないでしょうか。
オンザロック
甘味と苦味の調和が絶妙です。
濃い蜂蜜のような味わいと、生クリームにバターを溶かしたようなちょっと濃いめなクリーミーさがあるんですね。
そしてフルーティーさとウッディさ、適度なアルコール刺激と絶妙なスモーキーさが感じられるんです。
このロックは癖になるかもですね。
水割り
オンザロックをそのまま水で薄めたような味わいです。
これはオンザロックと同じようなテイストで、少し薄まった感じ。
強いて言えば アルコール刺激がほとんどありません。
そして濃厚さはかなり薄くなって、軽やかな飲み口になっていますね。
ハイボール
甘口でもあり辛口でもあると言ったハイボールです。
酸味の効いた柑橘系のフルーティーさもありますよ。
飲みやすいハイボールではあるんですが、割とありきたりなハイボールといった感じではあります。
これは決してまずいと言うことではなく限りなくスタンダードなウイスキーのハイボールかなという意味です。
ハイボールにするんだったら特にこのお酒を選ぶ必要はないかもしれないですね。
ただ手元にあるから、それをハイボールで飲むって言うんだったら全く問題ないと思います。
ウイスキーのハイボールとしては美味しい方だと思いますよ。
総評
かなり前に飲んだことがあるんですが、その時と違う感想を今回持ったんです。
甘味や適度な辛味というのは変わってないんですけど、それ以外のところは全体的にまろやかな感じになったんじゃないかなって思いました。
2000円以下で飲めるウイスキーとしてはかなりおすすめの部類ですね。
なにしろ、ストレートやトワイスアップ、オンザロックあたりで美味しく飲めるというのは魅力だと思います。
その辺のコスパは いいんじゃないですか!
甘味
酸味
苦味
辛味
燻味
塩味
刺激
コク
お気に入り度